中国人民大学・留学生活レポート (2) 宿舎編
■宿舎
人民大学の留学生用の宿舎は、
・「国際文化交流中心」(通称:「高麗」)
・「留学生1、2、3楼」
以上の4種類の寮があります。
■学国際文化交流中心
私が住んでいる寮は、「国際文化交流中心」(通称:「高麗」)です。なので、高麗について特に詳しく説明したいと思います。高麗は全部で353部屋あり、とても大きな建物です。エレベーターが完備されています。この寮は、数年前に建てられたばかりで、日本のビジネスホテル並みに建物の外観、内装がキレイです。また、一部の部屋が来賓客向けの宿泊部屋になっています。建物の入口には、警備員が24時間います。
一階部分にはフロントと、留学生事務室などがあります。地下フロアには小さな売店や、トレーニングジムルーム、そしてカフェがあります。フロントには24時間スタッフがいます。
2階以上の階から居住フロアになっています。
部屋のつくりのタイプは次の3タイプがあります。
1) 一人部屋
2) AB部屋
(二人で生活するタイプの部屋ですが、各自個室がある造りです)
3) 二人部屋
ほとんどの部屋は一人部屋です。各部屋が広めで、天井が高めなので、とても開放的なつくりになっています。
【一人部屋の例】
どの部屋も家具の配置はこのようになっています。自分のアイデア次第で、ベッドの位置を窓側に移動させたり、より快適な配置にすることも可能です。
【部屋の中の設備】
- 電話
- 有線LANがあるので、手続きをすれば部屋でのインターネットはすぐに使えるようになります。
- ユニットタイプの洗面室(キレイな造りの洗面台、シャワー、洋式トイレ、乾燥機能付き、シャワーと洗面台の水は24時間お湯もでます。)
- 勉強机とその椅子
- スタンドライト
- 棚
- 服などを収納できる大型の衣装箪笥(鍵つきのひきだしあり)
- ベッド(ベッドの下が収納スペースになっている)
- テレビ
- 瞬間湯沸し機(ティファールみたいなもの)
- ベッドのそばにある小さな棚
- エアコン
【共同スペース】
全てのフロアにあるわけではないですが、以下が共同スペースになります。
そして、寮の南側に自転車置き場があります。
- 洗濯機ルーム
- キッチン(電子レンジと調理台と流し台だけある。加熱調理するときは、自分で購入したクッキングヒーターや、鍋などの調理器具を持参する必要があります。また、冷蔵庫はありません。)
- 来客用の部屋
【サービス】
- 基本的に週に一回、洗面室の掃除スタッフが部屋を訪ねてきます。
- 2週間に1度、週末にベッドのシーツ、枕カバー、布団カバーを取り換えてくれます。ただし、自分で寮内のスタッフがいるところへ持っていかなければなりません。
■その他の寮 〜留学生一楼〜
高麗以外の寮には、基本的に一人部屋はなく、二人部屋タイプの寮になっています。ほとんどの日本人留学生が住んでいる寮は、主に先ほど紹介した「高麗」と、そして「留学生1楼」です。割合的には、この「留学生1楼」に住んでいる人がほとんどです。この寮は高麗とは違って、フロアごとが男女それぞれのフロアとして分けられています。全体の部屋の数は217部屋あり、留学生寮の中では2番目に大きな寮になっています。
「留学生1楼」は、基本的に「高麗」と同じような感じですが、少し古い寮です。しかし、慣れてしまえば、とても快適に過ごせるようです。もちろんエレベーターも完備されています。そして「高麗」と同じように、入り口には24時間警備員がいます。フロントにも24時間スタッフがいます。
※なお、どの寮も基本的に、午前0時を過ぎて帰宅した場合は、寮の入り口のところで警備員に、帰宅時間と名前を記帳するようにいわれます。また、寮の人の出入りが安全面から、厳しくチェックされているので、基本的には居住フロアへは、その寮の居住者以外行けないようになっています。
【中国人民大学・留学生活レポート】 全4回
(1) 生活編
(2) 宿舎編
(3) 学習編 〜授業について
(4) 学習編 〜授業以外での学習環境について
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