グローバルキャリア塾 連載コラム

行けばわかるさ  (第27回)

第27回:海外生活で人生が変わる!①

扶桑法務事務所

丹 勇貴(たん ゆたか)

大学卒業後、特殊法人職員、翻訳・通訳業などをしながら、週4日はサッカークラブの夜間練習に参加するという“夢追い人生活”を経験。夢追い終了後、商社勤務、レストラン経営等を経て現職。著書「就職は自分の“売り”で勝負しろ」

私は親の仕事の関係で、8歳から13歳くらいまでの多感な時期を英国で過ごしました。
日本に居た頃は、どちらかというと、スポーツよりも虫をいじくっているほうが好きな暗い子供でしたが、英語もろくにできない状態で英国の現地校に放り込まれたのを契機に、少しずつ人格が変わっていきました。

当時の英国ではまだ珍しい存在だった日本人ということも幸いして、引っ込み思案で暗い私にも、比較的簡単に友人が出来ました。そして、遊びといえば、サッカーが主流だったので、スポーツがそれほど得意ではなかった私も、休み時間に言葉の通じない英国人達とボールを追っかけるようになりました。

今思えば、親の仕事の都合による「英国への強制移住」が、結果的に私の人生における第一次転換期となったような気がします。

英国といえば「サッカーの母国」と言われ、私が在住した1970年代もプロサッカーは最も国民人気の高いスポーツでした。しかし、私は子供ながらに意外なことを発見したのです。なんと、英国人の小学生の多くは、あまり器用ではなく、サッカーが国民的スポーツである割には、サッカーがヘタクソだという驚きの事実!

日本では、虫いじりに熱中し、スポーツなどほとんどしていなかった私でも、遊びや体育の時間にサッカーをするようになったら、日本人特有の器用さゆえ、瞬く間に通っていた小学校では「サッカーが上手い部類」に入れられてしまったのです。

これが、その後の私の人生を左右する「大いなる勘違い」の始まりであるとは、当時は知る由も有りませんでしたが…。これがどのような勘違いであったかは、次回以降のコラムでお話します。

サッカー大会にて

​(2010年2月15日掲載)

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