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コラム「次世代教育」第1回

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第1回:世界基準の教育

斉藤克明

株式会社E-Concierge
代表取締役

斉藤 克明 (さいとう かつあき)

1981年より一貫して海外の初等・中等教育コンサルティングに携わる。1999年、中学・高校留学ガイドを出版。 2001年、日本人初のアメリカに本部を置くIECA(教育コンサルタント協会)のメンバーとなる。E-Concierge代表取締役、海外留学協議会副理事長。

激動する世界で日本が生き残るために最も必要なのが次世代の人たちへの教育です。
その基本は、生き残りをかけてどのように自分たちを守るかではなく、
世界で日本が必要とされどのように貢献できるかを考えることなのだと思います。
「教育」によって、どうしたら次世代の人たちが世界観や偏りのない愛国心などという大きな意識の大切さを、認識できるのでしょう。

私は10代の留学を教育の選択肢として提案したいのです。

教育の本質は知識量や処理スピードなどの能力で計れるものではないと思います。
いくら能力があっても、それが間違って使われれば、人の社会は成り立ちません。
その能力が自分のためだけに使われれば、結局間違って使われる可能性があります。
能力開発教育と人道的教育が噛み合わないと、次世代教育はゆがんだものになりかねません。

問題は人道的教育なのだと思います。

能力開発はいわば情報処理能力であり、現代ではパソコンなどを駆使してゲーム感覚で楽しく学ぶなど、たくさんの方法が試みられ、成果を挙げていて、これからも発展してゆくと思います。 しかし、組織や社会の捉え方、自分が何をすべきかということやその理由など、自ら答えを生み出さなければならない分野の教育は、教室内で学びきれるものではないと思います。

人道的教育の本質は「自立とは」を追求することではないでしょうか。

先生や保護者の皆さんで子供たちが自分の力でたくましく生きてゆくことに反対する人はいないでしょう。中等教育時代の留学に苦労は必然となります。日本にいれば親の庇護もあり、言葉の問題は皆無です。それを受けとめることもまた苦労であり、さらにそれを克服するという精神的強さが求められます。

私は28年間、10代の生徒たちをお世話してきました。この仕事が好きでたまらないのは、彼らが持っている「生きる力」に対する驚き、感動がお世話した数だけあるからなのです。

彼らは身をもって人道的教育を異文化の中で吸収しています。
「人道的教育」というクラスがあるわけではありません。
彼らは本来彼らの中にある未知の世界への好奇心にしたがって行動し、発生する問題を処理しています。そのプロセスの中で人の力を借り、借りた分をどう返したらよいかを学びます。あるいは教えられます。

問題発生→何故?の追求→支援要請→問題処理といったことを繰り返し行なうことで、自主性、責任感などといった気持ちが芽生えます。
一方で自己主張の大切さや、そのための理由づけ、相手に対する指摘など、自分を生かすための技術も身につけます。
そして、彼らは気づくのです。人は一人では生きられないと、自分に苦労する環境を与えてくれた親はありがたいと。

教育は選択する時代になったと思います。

10代の私費留学は成人のそれと違って、親の意見が留学先に反映されます。そのかかわりの中で、親子が共に感謝し合う、私がこの仕事に喜びを感じる一瞬がそこに凝縮されます。




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