グローバルキャリア塾 連載コラム

次世代教育 (第4回)

第4回:留学生への学資援助と奨学金

株式会社E-Concierge
代表取締役

斉藤 克明 (さいとう かつあき)

11981年より一貫して海外の初等・中等教育コンサルティングに携わる。1999年、中学・高校留学ガイドを出版。 2001年、日本人初のアメリカに本部を置くIECA(教育コンサルタント協会)のメンバーとなる。E-Concierge代表取締役、海外留学協議会副理事長。

株式会社E-Concierge

(2009年11月1日掲載)

10月は北米をはじめとしてボーディングスクールからたくさんの入試担当者が日本を訪れます。北半球では9月に新学期が始まり来年度の生徒募集が行われますが、その先駆けとなるのがアジアの国々です。

毎年、この時期に多くのボーディングスクールの入試担当者と会って意見交換をしますが、今年の話題で大きな時間を占めるのがいかにしてこの世界的経済不況の中で、在校生および新入生からの学資援助や奨学金の依頼に学校が答えられるかということです。

ボーディングスクールで学ぶ生徒で奨学金を受けている人の割合は、在校生の30%程度といわれていました。 今までは、ほとんどが自国の生徒からの申し出であり、留学生の親からの申し出はほとんどなかったと思います。

しかし、ここ2年間くらいはアジアからの留学生に対しても、学資援助や奨学金の申し出が急増しているとのことです。以前と違い、留学生の学資援助や奨学金の申請は現地生徒同様に、検討され、支給される可能性が高くなってきました。
支給額はフルスカラーシップとよばれる全額支給から、学費の20%相当額までが一般的です。

費用の援助を受けられる生徒の基準は基本的には成績が優秀であることですが、その他にもスポーツ、芸術の分野でも秀でた実績のある生徒が、援助を受ける対象となりうる可能性はあります。また、家族の経済状況の悪化などが証明できれば、10回の分割による学費支払いも認められます。

私は以前に2名の生徒の奨学金申請をしました。
両名ともそれぞれの学校より奨学金として年間5000ドルを認められました。この二人に共通していたのは、彼らが自分たちの学校が大変すきで、勉強面でも、生活面でも、積極的に参加しているとことでした。

成績はいわゆるストレートA(オール5)である必要はありません。スポーツ、芸術も必ずしも入賞の実績だけが奨学金の対象になるわけではありません。
のびのびと学校生活を送っていることは自然と行動に表れます。
奨学金が認めら、2人とも無事にそれぞれの学校を卒業し、それぞれが大学に進学しました。

日本、アメリカの経済状況が急激に好転するかどうかは、未知数だと思います。
そのなかでボーディングスクールは、生徒たちを守るために積極的に活動しています。
そこに彼らの教育理念に対する熱い情熱と意欲を感じます。

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