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コラム「起業家のアメリカ留学回想録」第6回

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起業家のアメリカ留学回想録

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第6回:放浪の旅。そして日本へ帰国。その後の進路。

関根健次

ユナイテッドピープル株式会社
代表取締役

関根 健次


高校卒業後、アメリカの大学へ進学。卒業後は日本に帰国。2002年に26歳の時に起業。現在、ユナイテッドピープル株式会社代表取締役。世界の問題解決を目指すソーシャルビジネスを展開。イーココロ!を運営している。

イーココロ!の活動半年間の休学があったので、卒業は1998年の12月でした。日本での就職は4月から。3ヶ月間自由にできる時間がありました。すぐ帰国してバイトするという選択もありましたが、一度就職してしまったら、なかなか旅行に出られない。であれば3ヶ月世界中を旅行してやろうと、基本的には陸路で旅をしながら日本に帰ることを計画しました。

スタート地点はトルコのイスタンブール。ちょうどヨーロッパ大陸とアジア大陸が出会うところです。かつては東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルであり、ちょっと前まではオスマントルコ帝国の首都でした。そんなイスタンブールに魅力を感じ、出発点として選びました。
旅は人との出会いの連続です。当初は、すべて陸路での旅を計画していましたが、旅の初日にユースホステルでいい出会いがあり、次の目的地がイスラエルとなりました(早速飛行機を使うなんて、なんて適当な…)。ということでイスラエルに行ったのですが、予想以上に面白く、一ヶ月近くイスラエルに滞在しました。ここで人生の方向性を決めたといっていい体験をしました。

あまり深く考えずに観光名所巡りを続けていたある日、とある日本人に声をかけられました。「日本人ですか」と。「そうです」と答えると、久しぶりに日本人に会えて嬉しかったらしく、すぐ自宅に来ないかと誘ってくれました。場所を聞くとパレスチナ自治区のガザ地区とのこと。ガザ地区といえば紛争地。怖いからとお断りしたのですが、「安全で日本人のことみんな大好き」だからと誘われ、行くことになりました。

行ってみるとそのとおり安全で、みんな歓迎してくれました。街を歩けば、お茶をくれたり、話しかけてくれたりと、当時は安全でした。滞在中、何気なくサッカーを子どもたちと楽しんだ後、「君たちの夢は何なの?将来何になりたいの?」なんて聞いていたところ、ある子どもがびっくりすることを言いました。「将来は爆弾の開発者になって、出来るだけ多くの敵を殺したいんだ」と。金づちで頭を殴られたような衝撃を受けました。これまで全く見えなかった世界を目の当たりにした瞬間でした。
※詳しくは、イーココロ!を始めた経緯(http://www.ekokoro.jp/about/background.html)をご覧下さい。

帰国後、内定の決まっていた会社に就職。しかし、やりたいことができず、ITベンチャーに転職。合計3社に勤め、やがて自分の会社を2002年に創業しました。会社を作り、自分の好きなことができる立場になり、やろうと決めたのが世界の問題解決のための事業です。パレスチナで出会った子どもが、子どもらしい夢を抱ける平和な世界を作ることに貢献したい。視野を広げるとパレスチナ以外にも世界には解決を待つたくさんの問題が存在する。環境、人権、地雷、難民、HIVなど。そういった問題の解決のために活躍するNGOを応援できるサイトを今、私は運営しています。それがNGOに無料で募金ができるサイト、イーココロ!(http://www.ekokoro.jp/)です。問題解決への挑戦は始まったばかり。日々、スタッフとともに試行錯誤しながら、進んでいます。

さて、こんな私にとってのアメリカ留学がどんなものだったか。かけがえのない経験だったと断言できます。少なくとも私の子どもには世界のどこであれ、留学し、見聞を広めることをすすめるつもりです。最後になりますが、もし留学を選択されるのであれば、実りのある留学となることをお祈り申し上げます。Follow Your Heart.



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