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コラム「ジャーナリズムの現場から」第1回

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第1回:就職先に選んだのは「海外駐在のチャンスが多い」から

半澤 隆実氏

共同通信社外信部デスク

半澤 隆実(はんざわ たかみ)

1962年福島県会津若松市生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、1988年共同通信社に入社。大阪支社、浦和支局、本社社会部などを経て、外信部へ配属。カイロ支局特派員、ロサンゼルス支局長としてパレスチナ紛争、アフガン、イラク戦争、ハリケーン「カトリーナ」被害などを取材。2007年から外信部デスク。著書『銃に恋して 武装するアメリカ市民』(集英社新書)

2008年に開催された「自分らしく生きるための就活応援セミナー」(主催:早稲田総研インターナショナル・キャリア教育研究所/「グローバルリーダー養成プロジェクト」関連で、講師の一人として登場した共同通信社外信部デスク・半澤隆実さんの講演(2008年6月28日開催)内容から抜粋し、3回に分けてご紹介します。


― まずは、記者の仕事についてお話をお聞きする前に、半澤さんが記者になろうと考えた学生時代についてお聞きします。大学時代は、いつ頃から就職について意識し始めましたか?

半澤 就職を意識し始めたのは、まわりの学生と同じ頃です。当時は今みたいに就活開始時期が早くなかったので、「みんな始めたし、自分もそろそろやるか」っていう感じでしたね。

― 就職先として通信社(マスコミ)を選んだ理由は何ですか?

半澤 ちょっと青臭くて恥ずかしいんですが、世界で起きている戦争や紛争を自分の目で見て、極限状態に置かれた人間がどのような行動をし、何を考えるのかを取材してみたいというのが一番の理由でした。また、戦争や紛争という極限状態の中で、自分がどうなるのかを見てみたいという気持ちもありましたね。

― マスコミは昔も今も学生に人気の業界ですが、特に「マスコミ受験対策」 のようなことをしましたか?

半澤 特にマスコミ志望の学生が所属するサークルに入ったり、マスコミ系のゼミに所属するということはしませんでした。最近は資格取得予備校などのマスコミ対策セミナーのようなものが結構盛んですが、あまりに巷の受験対策を鵜呑みにし過ぎるのはどうかと思いますよ。私も入社試験の採点をすることがあるのですが、受験対策をし過ぎた学生さんの作文は、マニュアルっぽいニオイがすることがあるので、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。

― 就職先を共同通信社に決めた理由は何ですか?

半澤 海外駐在のチャンスが多いというのが主な理由です。共同通信社の場合、海外特派員は50名くらい居て、他の新聞社に比べても多いのです。

― 学生時代にやっておけば良かったと、社会に出てから後悔したことはありますか?

半澤 勉強ですね。お恥ずかしながら、大学時代は学問というものは本当にしていなかったので。社会勉強はたくさんしましたが…。

― 今になって思う「学生時代に勉強しておいたほうがよい学問」がありましたら教えてください。

半澤 語学と法律ですね。語学は、英語はもちろん、中国語か仏語も出来たほうが、海外特派員としては有利ですね。基礎的な法律知識は、警察や様々な事件を取材する上で不可欠ですので、将来、記者を目指すならば、大学で法律の授業は取っておいたほうがいいですよ。

― それでは、記者という仕事についてお聞きします。まずは、通信社と一般的な新聞社との違いを簡単に教えてください。

半澤 通信社も現場取材のやり方などは新聞社と同じです。一番大きな違いは、通信社は新聞社のように自前の紙媒体を持っていないという点。地方紙などは、地元のニュース以外は通信社から買っていることが多いです。紙媒体への記事配信以外に、ラジオの放送原稿や映像コンテンツの配信も行っています。

― 入社当時、大学時代に思い描いていた仕事のイメージと実際に働いて感じたこととのギャップはありましたか?

半澤 特にびっくりするようなイメージギャップというものはありませんでしたが、先に述べたような青臭い理念を抱いてこの業界に入ってきた身としては、とにかく地道な現場取材を日々繰り返す記者の仕事には「現実はこうなんだ…」という感慨のようなものはありましたね。ただ、「今起きている事件の最前線に身を置いている」という高揚感はありましたので、1日中事件現場に突っ立って取材していても、苦に感じたことはなかったですね。



【耳寄り情報】

2009年5月21日(木)19:00、半澤さんを講師にお迎えして、グローバルキャリアセミナー(会場:毎日エデュケーション)を開催いたします!
タイトルは「米国社会の実情。This is America!」
半澤さんに熱く語っていただきます。詳細は以下をクリック。
http://www.myedu.co.jp/csr/hiroba090521.html



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