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コラム「ぽっかぽか大連だより」第2回

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ぽっかぽか大連だより

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第二回:「お客さんを乗せたのはこれで3回目だよ」

篠崎氏

ハオ中国語アカデミー

篠崎将彦(しのざきまさひこ)


1975年5月4日生まれ。埼玉県出身。株式会社ハオ中国語アカデミー中国語講師を経て、大連校マネージャーとなる。中国や東南アジアを放浪する癖がある。一方で、演歌と落語をこよなく愛す。

ある晩、タクシーをひろった時のこと。運転手さんに行き先を告げようとすると、運転手さんが先に、「お客さん、和平広場でしょ? お客さんを乗せたのはこれで3回目だよ」。驚いたと同時に、申し訳ない気持ちでいっぱい。この運転手さんのこと、全然覚えてない。そもそも、日本でも大連でも、タクシーに乗る時に運転手さんの顔を見たことなんてない。だが、私のことを覚えていてくれたのは、異国の地で友だちができたかのように嬉しい。

中国のタクシーと言えば、運転手さんの愛想が悪かったり、道を遠回りするとか、日本人の間では悪評が絶えない。確かに、そういう運転手もいるから要注意。でも、私は大連に来てから、タクシーでいやな思いをしたことは一度もない。ここの運転手さんは、愛想がいいを通り越して、お節介なくらいだ。
「日本のどこから来たの?」から始まって、「独身?」、「給料はいくら貰ってんの?」などなど。しまいには、「嫁の世話するよ」となる。もうこうなると笑って、一緒に会話を楽しむしかない。

もう一つ、大連のタクシーですごいと思うのは、運転手さんがとにかく道に明るいということだ。行き先がどんなに小さい路地でも、運転手さんは知っていて、必ず連れて行ってくれる。中国語でタクシーの運転手さんを呼びかけるのに、“師傅”(shifu)ということばがある。本来は、職人さんを呼びかけることばだったらしい。大連のタクシーの運転手さんはまさに、このことばにふさわしい「職人」さんなんだと思う。


大連のタクシー



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