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コラム「国際派アスリートたち」第7回

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第7回:海外での活躍がキャリアを支えている平中克幸選手

竹内博信氏

スポーツコラムニスト/マーケティングジャーナリスト

竹内 博信

大学卒業後、外資系メーカー、市場調査会社などに勤務。主にマーケティング業務に従事する。その傍らでオブザーバーとして数々のスポーツを取材、アスリートとの親交を深める。彼らの半生を描いたノンフィクション小説を上梓予定。趣味は旅行、観劇、映画鑑賞他多数。

今回はKCMGという本社が香港にある会社のレースチームを
率いていらっしゃる土居隆二監督とドライバーの平中克幸選手に
お話を聞くことが出来ました。

平中克幸選手

まずはヨーロッパ・マカオでのレース参戦経験を持つ、
平中選手にお話しを伺いました。

「まず、2002年に全日本F3にトムスチームのドライバーとして
参戦していた時に欧州で開催されたマールボロ・マスターズ
(オランダ)へ土居隆二監督と参戦したのが海外初めてのレースでした。

翌年の2003年はヨーロッパF3に参戦しました。現地に行くまで
英語を勉強していたんですが、最初は全く会話が出来ませんでした。
それでも少しずつ会話が出来るようになり、ドライビングスキルだけでなく、
異国の文化に触れることが出来た貴重な機会になりました。」

平中克幸選手

2003年は欧州でシリーズ22位と苦戦した平中選手でしたが、
秋に行われたマカオGPでは見事に決勝で3位を獲得しました。

今年はフォーミュラ・ニッポンとSUPER GT という国内最高峰の
カテゴリに参戦中の平中選手ですが、海外レースへの憧れは強く、
「今もチャンスさえあれば海外のレースに参戦したいです。

特にアメリカのIRLに出場してみたいですね。
以前、フォーミュラ・トヨタに参戦していた時も栃木県:
ツインリンクもてぎのオーバルコースで走った時の印象が強烈でした。
そして実際にアメリカに関谷監督、片岡選手と視察に行った時には
インディレーサーのロジャー安川選手にお世話になりました。
今でもIRL(アメリカを中心に開催されているインディカー)
への憧れがあります。」
と語ってくれました。

平中選手は11月13日に静岡県:富士スピードウェイで行われた
JAF GRAND PRIX FUJI SPRINT CUP SUPER GT 300クラスに
おいて見事に優勝、サーキットの観客から大きな声援を受けました。

はにかみながらスタンドの観客からの声援に応える平中選手。
こういったシーンを海外サーキットでもみたいと思うのは
私だけではないでしょう。

平中克幸選手

平中克幸選手

平中選手に続いて、チームを率いる土居隆二監督にお話しを
伺うことが出来ました。

「1987年にトムスチームのスタッフとしてレース活動を開始しました。
元々、私は英語が話せなかったのですが、リカルド・ライデルという
ドライバーの通訳を何とかこなしながら、語学やクルマに関する知識を
自然に学んでいきました。レースに携わるまでは海外に行ったことも
無かったんですよ。」
と語る土居隆二監督は毎年、秋に開催されるマカオGPにも足を運びます。
今年で24回目になるとのことで、現地にも若いドライバーを連れていきます。

「マカオGPにはタイやフィリピンのドライバーが多数出場します。
世界の、アジアの舞台というものを日本人のドライバーに直接、見て
感じて欲しいと思っています。」

若手の育成にも余念が無い土居隆二監督。将来の目標を聞かせてくれました。

「日本のモータースポーツを広める、ではなくて"アジアの中に
モータースポーツ文化を創る"、これがしたいのです。
具体的にはヨーロッパが作ったものではなくて、アジアのシンガポール、
中国、韓国、マレーシア、そして日本が歩み寄って一つのカテゴリーを
開催していければいいですね。」

シンガポール政府からシンガポール:チャンギ空港近くに建設される
サーキットの運営役員として日本人で唯一任命された土居隆二監督。

海外生活も語学留学の経験も無く始めたレースチームにおいて
外国人ドライバーとの仕事からキャリアをスタート、様々な経験を通じ、
「レースがいろいろなものを僕に与えてくれた」と感謝しています。

土居隆二監督がサポートした最初のレーサー:ライデルは
日本のF3で活躍しただけでなく、マカオGPでも優勝しました。
土居隆二監督が育てたドライバーは世界各地で活躍しています。

「アジアにモータースポーツ文化を植えつけたい」と語る土居隆二監督。
実現出来る数少ない日本人としてアジアを飛び回り、ご活躍されています。
将来の夢を語るその瞳は日本国内の枠には収まらない、
土居隆二監督の瞳はそれくらい輝いていました。

平中克幸選手

次回はマカオGPに出場するF3ドライバー:関口雄飛選手を
紹介します。


<写真提供: Takuya Hiranaka, ex-sports.jp




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