スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「世界に羽ばたく日本人と、日本でがんばる外国人を応援するコラム」第1回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

世界に羽ばたく日本人と、日本でがんばる外国人を応援するコラム

> > 世界に羽ばたく日本人と、日本でがんばる外国人を応援するコラム

第1回:海外に活路を見いだす若者たち〜ベトナム・フエで仕事を創る、川村泰裕さん

和田秀子さん

多文化情報誌「イミグランツ」ライター
ルポライター/在日外国人研究家

和田 秀子

出版社、コンテンツ制作会社勤務を経て、2004年に独立。著名人や起業家インタビューなど幅広く手がけるほか、ライフワークとして日本に住む外国人や、世界で活躍する日本人らの取材・執筆を手がけている。原稿・原稿作成代行サービス Cool Dog Press 代表。

ブログ「hideinu日記」: http://ameblo.jp/hideinu-nikki
移民情報機構 「イミグランツ」: http://www.imin.co.jp/index.html
取材・原稿作成代行サービス「Cool Dog Press」: http://cooldogpress.main.jp/

他国で「学ぼう」「働こう」とする人の底知れぬ“エネルギー”に魅力を感じています。
このコラムでは、日本でがんばっている外国人や、世界に羽ばたこうとする日本人たちをご紹介していきたいと思います。


***********

海外に活路を見いだす若者たち 〜ベトナム・フエで仕事を創る、川村泰裕さん〜


川村さん「会社に雇われている、というのは、ある意味ラクなんですよね。会社を辞めて、はじめて気づきました」

そう話してくれたのは、去る3月30日にベトナムに旅立った川村泰裕さん(25歳)だ。

 

川村さんは、早稲田大学教養学部を卒業後、「“ものづくり”を通して地域を活性化させたい」と、中規模の産業器機メーカーに就職。

しかし、入社後間もなく会社の業績が傾き、わずか1年半で退社を余儀なくされた。

「まさか自分がこんな目に会うなんて思ってもみませんでした。やっと仕事にも慣れてきたところだったのに……」

川村さんは、どんどんリストラされていく社員や、保身に懸命になっている上層部の姿を見て、「会社組織自体に魅力を感じられなくなってしまった」という。

「転職を繰り返しても、自分が求めているものは見つからないんじゃないか――」

川村さんの心の中では、日に日にそんな疑問が膨らんでいった。

そして、再就職活動をやめた。

学生時代から“地域再生”について研究し続けていたため、「何もないところに仕事を創り出せないか――」と模索した。

ベトナムで仕事を創っている、という起業家と出会ったのは、そんなときのこと。

聞けば、現地で日本語の通訳ガイドを養成する仕事があるという。
学生時代から世界中を旅し、異文化を体験することの重要性を感じていた川村さんの心が、揺れた。

「何もないところに仕事を創り出すなら、途上国で経験を積んでもいいんじゃないか……」

川村さんは、すぐにベトナムに飛び、自分の目で現地を確かめた。
ベトナムには、今の日本にはない強烈なパワーがあふれていた。

「ここで自分を試してみたい」

決まっているのは到着後2ヶ月間の住居と、ベトナム中部のフエという観光地で、半年間ツアーガイドを養成するということだけだ。

「何もないところに仕事を創り出す」ということが川村さんの目標であるため、ツアーガイドの育成を任されている半年間のうちに次の仕事を創出しなければ、収入は途絶えてしまう。

「そんなことをして日本に帰ってきたとき就職先は見つかるのか?」

当然、あちこちから反対の声が飛んだ。
日本企業では、海外での経験が評価されにくいからだ。

「正直、僕だって不安だらけです。でも、カネなし・コネなし・彼女なしの今だからこそ思い切ったチャレンジができる。(笑)何もない僕でも、やればできるってことを証明したい。そしていつか、ベトナムで得たノウハウで、日本の過疎地を活性させたいんです」
川村さんの表情は明るい。
無から有を生み出せるチャレンジ精神旺盛な人材こそ、今の日本に必要なのではないだろうか。

※川村泰裕さんのブログ 「ベトナムフエで仕事を創る」
http://kawamurayasuhiro.blog36.fc2.com/



Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る