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コラム「世界に羽ばたく日本人と、日本でがんばる外国人を応援するコラム」第5回

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第5回:海外に活路を見いだす若者たち 〜カンボジアに就職した、吉川舞さん その3

和田秀子さん

多文化情報誌「イミグランツ」ライター
ルポライター/在日外国人研究家

和田 秀子

出版社、コンテンツ制作会社勤務を経て、2004年に独立。著名人や起業家インタビューなど幅広く手がけるほか、ライフワークとして日本に住む外国人や、世界で活躍する日本人らの取材・執筆を手がけている。原稿・原稿作成代行サービス Cool Dog Press 代表。

ブログ「hideinu日記」: http://ameblo.jp/hideinu-nikki
移民情報機構 「イミグランツ」: http://www.imin.co.jp/index.html
取材・原稿作成代行サービス「Cool Dog Press」: http://cooldogpress.main.jp/

他国で「学ぼう」「働こう」とする人の底知れぬ“エネルギー”に魅力を感じています。
このコラムでは、日本でがんばっている外国人や、世界に羽ばたこうとする日本人たちをご紹介していきたいと思います。


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海外に活路を見いだす若者たち 〜カンボジアに就職した、吉川舞さん その3〜


■その3■ カンボジアで働きたい!

吉川さんは、カンボジアのスタディーツアーから帰国後すぐに、友人ふたりとサンボー・プレイ・クック遺跡周辺の村に住む高校生たちと共に、村を知り、地域と遺跡について学ぶための団体を起ち上げた。

「村に滞在中に、地元の高校生から相談を受けたんです。『村の歴史や遺跡について深く学びたいけれど、どうすればいいだろうか? 』と」

地元の高校生たちはとても勉強熱心で、英語を話せる生徒も少なくない。そのため、休日には遺跡に行き、英語の練習を兼ねてガイドをすることもあるのだが、村の歴史や遺跡に関する資料がなかなか見つからないため、十分な知識を得ることができずに困っていた。

吉川さんらは、団体発足後一年間で3回カンボジアに足を運び、地元の高校生たちと一緒に地域について勉強するワークショップを開いた。

そんな活動を続けているうちに、吉川さんは大学3年生になっていた。共に活動していた大学の友人は、就職活動が忙しく、日本では吉川さんひとりで活動する時期もあった。

「でも、カンボジアには支えてくれる人たちがたくさんいたので、活動はなんとか継続できました」吉川さんが真剣にカンボジアで働くことを考え始めたのは、この頃からだ。

「地域の発展の仕方は、その土地によって異なります。そこに住む人々の長年の営みが、その土地ならではの発展を創っていくのです。だからこそ、傍観者としてではなく、自分もその場にいたかった」と吉川さんは動機を語る。

しかし、生きていくためには“生活費”が必要だ。カンボジアでどうやって生計を立てるのか――。当時の吉川さんは、その方法も見つからないまま「カンボジアで働きたい! カンボジアで働きたい! と、周囲の人に言い回っていた」と、笑う。

「カンボジアで働く」という決意に揺らぎはなかったが、いったん日本で就職し、経験を積んでからカンボジアに渡ることも考えた。
幸いなことに、たった一社だけエントリーした企業から内定を得たため、吉川さんの心は揺れた。
「地域活性化に取り組んでいる会社だったので、とても興味がありました。父母はカンボジアに行くことに反対していましたし、3年ほど日本企業で経験を積んでからでも遅くはないのかな……、と」

しかしそんなとき、吉川さんの今後を決定する出来事があった。

最終回に続く…



JSTは、カンボジアの文化遺産と、農村地域のこれからを応援するNGOです。
http://www.jst-cambodia.net/index.php



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