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コラム「国際支援と留学」第5回

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第5回:インテリア会社からの転職

池田 景子さん

特定非営利活動法人ジェン(JEN)

池田 景子 (いけだ けいこ)

2009年11月よりジェンの国内事業担当・広報として勤務。前職はインテリア会社の広報担当。

社会人11年目にして、初めて国際協力の世界に入った私。

国際協力の世界との出会いは、今から3年前。
当時勤めていた会社が協賛した、あるNGO(ジェンではない)主催のチャリティイベントでのこと。
会場には、そのイベントに協賛している企業の人、マスコミ、関係者が大勢いて、
世界中の子どもたちが描いたカラフルで夢のある絵を囲んで
楽しくおしゃべりをしていました。

そんな絵に紛れて、モノクロの絵が1枚ありました。
私は、その絵から目を離すことができませんでした。

黒い絵の具で描かれた横たわる人びと。
その人びとには、赤い絵の具で点々と付けられた血の跡。

「戦地」というタイトルを付けられたその絵は、
クロアチアの14歳の少女が描いたものでした。

この絵を見たとき、2つの衝撃を受けました。
1つは、14歳の少女がこのような悲惨な日常を送っているという驚き。
そしてもう1つは、なぜこの絵を、飾ったのだろう?という疑問。

もし企業だったら、この絵は絶対に展示をしないはず。
たった1枚のこの絵が、華やかなイベントの雰囲気や会社のイメージを変えてしまうかもしれない。
当時はそう思っていました。
それと共に、NGOって正直な仕事なんだ、と深く実感したのを覚えています。

さて、国際協力NGO「ジェン」に所属をして半年。
私も正直な仕事ができるようになったのか、自分ではわかりません。
ただ、ジェンが目指しているのは、
世界中の一人ひとりが幸せに暮らせるようになることで、
以前は、個人の幸せや企業の利益を気にしていたけれど、
ジェンに入ってからは、本質的な議論が繰り返される毎日の中で、
社会の幸せを考えられるようになりました。

仕事としての効率も成果も大事。
だけど、人間として大切なことを大切だと言えること。
NGOで働く魅力は、とてもシンプルだけれど、ここにあると思います。



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