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コラム「日本人妻の異文化奮闘記」第2回

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日本人妻の異文化奮闘記

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第2回:韓国の「情」

鍛冶谷 このみ

K-Academy
コミュニケーションサポート部マネージャー

鍛冶谷 このみ

オンライン韓国語スクールK-Academy

高校卒業と同時にニュージーランドの私立カレッジへ留学したが、生活が合わず半年後オーストラリアへ渡り、国立ラトローブ大学へ入学、2008年卒業。その後東京で雑貨メーカーの社員として働く中、レストランで出会った韓国人男性と結婚し半年後渡韓。韓国では言語学習のかたわら、オンライン韓国語スクールK-Academyにて自身の長期にわたる多文化生活の経験から、コミュニケーションサポート部マネージャーとしてアイディア満載な語学レッスンと留学サポートを企画・提供している。
■ K-Academy HP: http://k-kaiwa.com/
■ K-Academy Facebook : http://www.facebook.com/kkaiwa

皆さんお久しぶりです。今回は韓国の独特な「情」についてをお話します。

韓国には一昔前にタイムスリップしたような、人々との暖かい触れ合いがまだまだたくさん残っており、街に出ると、思わぬところでその韓国人の「情」と触れ合うことができます。

私が街で出会った「情」のうち印象的だったのが、「ホコリ取りおじいさん」。
ある日私がエスカレータ−に乗っていると、突然誰かに背中を叩かれました。驚いて振り返ると、そこにはなんと私の背中を力強く叩くおじいさんの姿が!彼は「アイゴー(あらまぁ)、どうしてこんなにホコリがついているの!」と言いながら、私のコートの背の部分についているホコリをはらい落としてくれていたのでした。突然のことに驚きながらも、なんだかほんわかした気持ちに包まれました。

そして二人目は、「空席情報おばさま」。
彼女には少し混雑した地下鉄内で遭遇しました。私が地下鉄に立って乗っていると、前に座っていたおばさまが私の服の裾を引っ張り、嬉しそうにこうおっしゃいました。「後ろの席が空いたよ!!」。どちらも現代の日本の都会ではしたことのない、貴重な体験です。


もちろん街中だけではなく、お義母様も「情」にあふれているお方のひとりで、まだ私たち夫婦がお義母様と同居をしていた頃、よくこんな会話が。
母:「これおいしいでしょ?」
私:「はい、おいしいですね!」
あるいは、
母:「あら?これ買ったきたの?○○(食べ物の名前)好きなの?」
私:「はい、フルーツの中で一番好きです。」
そしてこの会話の次の日は、必ずと言っていいほどその食べ物が箱で大量に購入され、キッチンに置いてあるのです。また、漢方や○○のエキスといった、いかにも体に良さそうな物も、どこからか情報を得られたようで、ふと気がつくと何箱も用意され、私たち夫婦に毎日摂取するよう日々言ってこられるのでした。

夫曰く、昔から子供たちから好評だったものや体に良いとされるものはその後箱で購入されるらしく、夫たちはしばらくその食べ物を見たくなくなってしまうほど食べさせられ、結局は腐らせてしまい捨ててしまったんだとか。そんなお義母様の行動を、淡白な日本人の私は正直’’ありがた迷惑’’と思っていたのですが、ある「裏話」をお義母様から伺い、考え方が逆転しました。

その裏話とは、韓国は国自体が今のように裕福ではなく、夫家族同様、両親が遅くまで外で働いている家庭が多かったそうです。なので子供に十分な食事を毎日作ることができないことを心配したお義母様は、せめて子供たちには辛い思いをさせないよう、好きなものや栄養のあるものを一度に大量に購入し、食べさせていたのだそう。これもまた、少し不器用ではあるが母からの愛情のひとつではないでしょうか。この話を伺ってから、お義母様の大人買いの癖も、情に深い韓国の独特な習慣として捉えられるようになり、この次もしお義母様が買ってこられたときは、ぜひとも全部食べきってあげようと心に誓ったのでした。

次回は「韓国人男性との結婚におけるメリット・デメリット」をお話します。



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