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コラム「Mainichi Daily News編集長の目」第17回

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Mainichi Daily News編集長の目

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第17回 2010.10.1 隔離か公開か

ナバ 高田容冶氏

英文毎日編集部長、毎日デイリーニューズ
編集長

福井 聡 (ふくい さとし)

1954年名古屋市生まれ。80年毎日新聞入社。甲府支局、東京社会部、外信部、90-93年アフリカ特派員ハラレ支局長、93-95年同ヨハネスブルク支局長、99-03年ウィーン支局長、03-05年外信部副部長、05-09年パリ支局長、09年4月から現職。著作 『アフリカの底流を読む』(ちくま新書)、『南アフリカ 白人帝国の終焉』(第三書館)。
パリ支局長時代の経験をもとにフランス社会の抱える問題について書かれたコラム「ボボたちのパリ」も同時連載中です。>>連載コラム「ボボたちのパリ」

「それは外部から条件を付けていることにならないですか?」。小学生対象のある英語スピーチ・コンテストの審査員を務めた際、別の審査員が事務局の説明に、そう苦情を申し立てた。

事務局の説明は「A子さんは昨年も地区代表に進んでおり、連続選出は避けたいですね」、「B子さんとC君はいずれも海外在住歴はなく、B子さんは週一回英語教室に通っており、C君は通った経験はないそうです」ーーなどだった。苦情は「それらの情報を審査員に与え、審査を誘導することにならないいか」との問題提起だった。

確かに説明は余分な気もしたが、苦情を言った審査員がある社の前ロサンゼルス特派員だったので「ロスでO・J・シンプソン裁判の際、陪審員をホテルに泊めてメディアなどから隔離し、雑音なしで評決に臨ませた」米国の陪審員制度を思い出した。

しかし、フランスでは「メディアがどう報じようと、最後に決めるのは陪審員。裁判は本来、影響を与え合う情報戦の場で、規制は市民代表の判断を信頼しないことになる」として、規制はない。パリ特派員だったから肩を持つわけではないが、フランス式の方が正しい気がするが、どうだろうか?





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