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コラム「Mainichi Daily News編集長の目」第27回

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Mainichi Daily News編集長の目

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第26回 2011.7.1 電子書籍はどこへ?

ナバ 高田容冶氏

英文毎日編集部長、毎日デイリーニューズ
編集長

福井 聡 (ふくい さとし)

1954年名古屋市生まれ。80年毎日新聞入社。甲府支局、東京社会部、外信部、90-93年アフリカ特派員ハラレ支局長、93-95年同ヨハネスブルク支局長、99-03年ウィーン支局長、03-05年外信部副部長、05-09年パリ支局長、09年4月から現職。著作 『アフリカの底流を読む』(ちくま新書)、『南アフリカ 白人帝国の終焉』(第三書館)。
パリ支局長時代の経験をもとにフランス社会の抱える問題について書かれたコラム「ボボたちのパリ」も同時連載中です。>>連載コラム「ボボたちのパリ」

米国で電子書籍で自費出版している推理小説作家が「累計100万部を販売した」というニュースが流れた。毎日デイリーニューズも配信している電子書籍「キンドル」に、自作の小説を次々と登録し、販売した集計結果だ。驚きの数字だ。日本の状況と非常に違う。

日本で「電子書籍元年」といわれたのは去年だったろうか。昨年末か今年には「キンドル」や「iPad」に直接日本語で登録・販売できる日本語版が登場し、日本でも電子書籍を通じて自主出版できる態勢が整うはずだった。いや、日本でもネットを通じて電子書籍を自主出版できるルートはいっぱいある。問題は、数がありすぎて、英語圏の「キンドル」や「iPad」のような大きなルートが生まれず、自主出版で登録しても一向に売れない点だ。出版大手はそれぞれが自社ルートで販売し、全体で統一する動きが生まれない。「キンドル」日本語版の進出も阻んでいるようだ。

15年前に出したアフリカの本が絶版となっているので、ネット用に書き直し、登録・販売の準備を進めている。「キンドル」日本語版がなかなか出ないので、とりあえず数多ある電子書籍販売サイトの1つに載せようと思う。100万部も売れるような本ではないが、ネット用に写真や見出しを編集する作業は楽しい。いろんな人がいろんな形で本を出す形態が日本にも広がればいいと思うが…。



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福井さんの新刊発売のお知らせ

「パリに吹くBoboの風 「豊かな左派」のフランス政治」
(第三書館 2010年6月)

毎日新聞社パリ支局長として約4年間をパリで過ごした福井さんが、その時の経験をもとに書き下ろした新作。移民や格差社会の問題、新たな政治的・文化的スタイルをもつ人々の登場など、フランス社会の変容とその背景に迫ります。
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