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コラム「留学体験のimpact」第6回

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第六回:留学中の学業とアルバイト/ボランティア等の両立のすすめ

毎日エデュケーション 高橋あつ子

株式会社 毎日エデュケーション
広報・マーケティング担当 

高橋あつ子

アメリカ留学中に目の当たりにした市民運動やボランティア活動に共鳴。帰国後、外資系企業の広報等に携わる一方で、人種差別反対運動や人権擁護、環境保護運動などに関わり、ついには国際協力NGO(一般財団法人 民際センター)に転職。
<注> コラム寄稿時は、同団体勤務でしたが、2009年2月からは(株)毎日エデュケーションに転職。

私の周りにいた留学生の多くは何らかのアルバイトをしていた。私も英語を母国語としない留学生として、人一倍(いや二倍以上)学業に時間を費やす必要があったが、時間をやりくりして複数のアルバイトをかけもちした。というよりバイトせざるを得なかった。生活費(衣食住)を捻出するためだ。

ただし学生ビザで渡米した留学生には、学業が本業ということでバイト時間数や職種などに関していろいろ制限があった。私がまず行なったのは大学内にある図書館でのバイトだった。大学にはアジアの国ぐにの言語や文学等に関するクラスもあったためアジア専門の図書館があった。図書館勤務のスタッフもアジア系米国人で、バイト学生もアジアからの留学生だった。平日はほとんど毎日、授業の合間や放課後、図書館で働いた。

また、米国人に日本語を個人教授したり、一般家庭での掃除のバイトもした。日本語は1時間で20ドル、掃除は1時間10ドル、家庭によっては15ドルもらえる場合もあった。あとはベビーシッターの需要も高かった。スピーチのクラスを履修した際、担当教授から気に入られ(信用され?)、そのクラス課程を終了後、その先生の自宅で彼女の小学生の息子を定期的にベビーシッターすることになった。夫婦が夕食や映画やパーティなどで外出する際、私にお呼びがかかった。1時間おそらく5ドル〜7ドルだったと思うが、ベビーシッターをしながら勉強もできたし、テレビ映画を観ることもできた。他には、留学4年目の夏休みに、日本料理店でウェイトレスをやり、生活費だけでなく一学期分の授業料を稼ぐことができたのは感激だった。店支給の振袖着物を着なければならなかったが、やや高級なレストランだったので、お客さんが払う金額も高めだった。だから時給は低いがチップが高めで、1回のチップが100ドルという時もあった!

何故、私は留学生にバイトをすすめるのか? 学校を卒業したら就職し経済的に自活しなければならないが、時間のやりくりをすれば学生でも実行可能なその“自活”経験を早めに体験すること、すなわち、限られた時間の中で学業とバイト等を両立し効率の良いTime Managementを実体験することは、当人のためになるからだ。まず、留学生に限らず、米国人学生の多くが、複数のバイトを掛け持ちして、生活費と授業料を自ら払っていたことを知り感心した。米国では(私が当時見聞きした限り)裕福な親たちの中には「子どもを物質的に甘やかしては将来のためにならない」と考える人も少なからずいて、そのため自分でバイトしながら自活して学費も払っている大学生も多かったと記憶している。また米国では「大学に入るのはそれほど難しくないが卒業するのは難しい」と言われており、授業と授業の合間の空き時間に、図書館やキャンパス内で一生懸命勉強する学生をよく見かけた。実際、働きながら勉強する学生の方が成績も良く親切で思いやりがある人が多かった。また親からの“過分”な仕送りで新車を購入し遊びほうけていた日本の留学生が結局、卒業できず帰国していったケースもある。

私が留学時代にやらずに後悔しているのは、ボランティア経験だ。日本語を教え(日本語教師でもないのに)1時間20ドルも(留学生としては高時給)得ていたことを思えば、終戦記念日とかに(日本がアジアの人びとを苦しめ傷つけたことも考えて)、日本語を教えて得たお金の一部で、アジアの子どもの基礎教育支援をするべきだったと強く思う。実は私が勤務する日本民際交流センターでは、日本で留学(働き)しながら得意の語学力を使い、「チャリティー・タイ語/ラオス語/英会話」をやり、授業料をダルニー奨学金に寄付してくれるタイ・ラオス・米国人がいる。
※ 詳細は、人となりを含め以下をクリック↓
 タイ語 http://www.minsai.org/070905.html
 ラオス語 http://www.minsai.org/050523.html
 英会話 http://www.minsai.org/070601.html

カンボジアの少女小中高の教育を当たり前のように受けることができる時代の日本に生まれ育ち、海外留学さえできる境遇にいる私たち(強い意志と努力さえあれば、働いてお金を貯めてからも留学できる)は、同時代に生きながらも基礎教育さえ受けることができない子どもたちの教育のために行動を起こす(支援する)責任があるのではないだろうか? 例えば当センターのダルニー奨学金は、1年間1万円で、タイかラオスかカンボジアの子ども1人が1年間、学校で勉強できるのだ。週1回のコーヒー代を1年間倹約したと思えば、捻出できる額だ。2008年の奨学金の締切が近づいてきた。タイは3月20日、ラオスとカンボジアは7月20日だ。
※ 詳細は、当センターホームページまで →  http://www.minsai.org/

さて、今回で、このコラムは最終回となる。6回のコラムで書かせて頂いた自分の留学体験がこれから留学に行く皆さんの役に立つことを、そして、皆さんが有意義な留学を体験できることを願いつつ、いつかまたどこかで!



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