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コラム「Where there is a will, there is a way.〜意志あるところに道は開ける〜」第12回

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グローバルキャリア塾・連載コラム

Where there is a will, there is a way.
〜意志あるところに道は開ける〜

> > 文美月さん

第12回:「どうしたらお金持ちになれるの?」という子供からの質問

ヘアアクセサリー製造販売・リトルムーンを経営。
同志社大学経済学部卒業、日本生命の総合職を経て韓国留学、結婚・出産。2001年専業主婦で自宅のPC一台から起業。出産後の再就職が難しく「一生クビにならずに働くには、自分で自分を雇うしかない!」と感じたのがきっかけ。2004年〜最良最強のパートナーである夫が加わり、夫が社長に。ともにヘアアクセの商品オリジナル化を進め、特許取得、海外工場を作りSPA化。その後卸も開始。
●日本最大級の品揃えヘアアクセECサイト「リトルムーン」の運営責任者。2011年末時点のヘアアクセサリー販売総数は、375万点以上。
●2011 楽天Shop of the year ジャンル賞、2006年ジャンル大賞を受賞、ほかEC系受賞多数。
●約11万「いいね!」を世界から獲得(2011年末時点)するFacebookページの管理人。
●2010年〜大阪府のプロジェクト、大阪通販道場で師範を務め、大阪活性化に携わる。
●2010年〜ラオス訪問、日本でユーズドヘアアクセを回収して途上国へ送るCSR活動を継続中。
●起業、女性のキャリア形成、EC、facebookのビジネス活用等に関する講演も行う。

子供は毎日新しい事を親の私に教えてくれます。私の人生の価値観を一変させた経験、それが妊娠・出産・育児。子供は、こんな私を無条件で世界一頼ってくれる存在です。“共育”という言葉がある通り、私は子供と一緒に親として育っています。

 長男が小4の頃、学校の授業(か何か)でビルゲイツの存在を知ったようでした。帰宅した彼は「ビルゲイツって超・お金持ちなんだって。ところでさ、“お金持ち”ってどうやったらなれるの?」と非常に難しい質問をしてきました。「うーん、それを知っていたらお母さんも苦労しないんだけど(笑)。」一旦そう答えて、私は考えました。ビルゲイツのようなお金持ちがいいのかも成功の定義も、人それぞれ価値観が異なる世の中です。みなさんなら、この質問にどう答えるでしょうか。

 少し話がずれますが、私は普段から自分の仕事の内容をよく息子達に話しています。大人って楽しいよ、仕事って(いろいろあるけど)楽しいものだよ、とさりげなく息子達に感じ取って欲しいからです。大人がいきいきと働く姿、大人が夢を語る姿を若者や子供に見せることは、今の日本にとても大切な事だと感じています。あまりに忙しい時は「ああ、疲れた〜」とありのままに言っていますが、出来る限りこうつけ加えるようにしています。「でもね、お客さんがいるというのはありがたいよね」「お父さんとお母さんは、お客さんに夢を与える仕事をしてるよ。きっと今日も、どこかでお母さんの会社のヘアアクセサリーで笑顔になってる人がいるよ」と。こういう会話は、会社経営している私達にとっても、自分の事業でお客様をどれだけ笑顔に出来ているのかを振り返る、大変いい機会でもあります。

 会社の経営を数値で見るとき、KPIという業績を評価する指標が多々ありますが、売上数値を人の心に置き換えてみましょう。“売上=お客様からの共感が数値化された結果”でもあるのです。価格やサービスなど、顧客は「対価<提供価値」と感じて初めて何かを購入します。反感でモノを買う人はまずいません。つまり、売上が上がらない=何らかの理由で、お客さんの「いいね!」という共感を呼べていない、お客さんの役に立てていない、という事なのです。人のお役に立つ努力をせずして会社の業績アップは難しいでしょう。

 話を戻して、私は息子からの質問を自分なりに考えてこう答えてみました。「最初からお金目的じゃダメだと思う。お金が欲しいと直接思うんじゃなくて、たくさんの人が笑顔になる方法を考えてみよう。人が喜ぶ事をした結果、お金がもらえるんじゃないかな。ビルゲイツは、みんなが簡単にパソコンを使えるようにしてくれたよね。だから多くの人がこれはいいな、と思ってパソコンを買ったの。」少し難しいかと思いましたが、こうつけ加えました。「だから、みんなの笑顔が増える事を考えてごらん。月に安く安全に行ける方法を実現するとか、ガンが治る薬を開発するとか、地球の温暖化をとめるとか・・・・。それでたくさんの人が笑顔になったら社会も良くなる。それはとても嬉しい事だし、その結果として、お金もついてくるんじゃないかな。」息子は少し黙り込んで、こう答えました。「・・・じゃあ、お母さんがずーっと若くいられる薬をぼくが作ってあげるとか、そういう事?」「そうそう、そういう事(笑)。世界中の、たくさんの女性が喜ぶよ!」

 果たして、私の答えが正しかったのかどうかはよく分かりません。でも、自分の会社はお客様に頂く対価以上の価値を提供できているか、私は改めて自問自答する機会を得ました。信頼と信用は、人の喜ぶ顔の向こうに作られていくのです。そして、子供からの(時に突拍子もない)素直な質問に、親子で向き合えたことも、私の親としての貴重な経験です。こうして私は、今日も子供と一緒に育っているのです。



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