スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「ニッポン人のさとり方」第63回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

ニッポン人のさとり方

> > 松岡 祐紀さん

第63回 あらゆる人の幸せを祈って:マニラより

松岡 祐紀さん

株式会社ワンズワード
代表取締役、写真家

松岡 祐紀

19歳でスコットランドのエディンバラに留学。NYにてスタジオアシスタントを経験した後、ロンドンに在住。帰国後はフリーランス・フォトグラファーとして活躍。2009年にノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏の「ソーシャルビジネス」という理念に感銘を受け、株式会社ワンズワードを起業。レッスンの質の高さを売りにしたオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を立ち上げる。

2011年よりブエノスアイレスへ移住、さらに第三の故郷としてメキシコシティに居住。2014年3月に中南米・南米の英語学習者のためにスペイン語版ポルトガル語版英語版のオンライン英会話スクールを開設。現在は、ブエノスアイレス、メキシコシティ、日本を行き来して、ソーシャルビジネスの理念の普及と事業拡大を目指している。 >>詳しいプロフィールを読む

【新規お申込みキャンペーンを実施中!】 いまご入会の方に、無料レッスン2回分をプレゼントいたします。 詳細とお申込はこちらから!!

人を信じれば、裏切られることもある。
それは確かな真実だろう。

でも、そのあとどうするかが非常に重要だ。

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を始めた時に、「フィリピン人は甘やかすと、すぐに甘えてもっと要求してくる」と言われたが、それを言った本人が人の信用を裏切り、色々とやらかしているのはなんだか滑稽だとは思う。

そして、今回もフィリピン人スタッフに同じことを言われた。

彼女たちが5年後、6年後、今と同じような気持ちを抱いてくれていることを祈るばかりだ。
人の人生は外的要因に左右されるものだし、環境というものはとても重要だとこのフィリピンという国に来ると、そう強く思う。

manila_sky

人の信用というものは、この国では高価なものだ。
誰もが誰かを騙さないとある意味、成り立たない。彼らの高すぎる自尊心はそうでもしないと保てないのだろう。だが、もちろん中にはたくさん素晴らしい人たちもいる。

staff_onesword

(左からKim, Susan、それにMerlejoyさんです。日頃の業務は彼女たちがいるから成立しております・・・・感謝!)

すでに1年も彼女たちと一緒に仕事をしているが、会うのは今回が初めてだった。
それだけでも今回、フィリピンに来た甲斐があったと思う。

起業した頃は、5年も6年も先のことなど想像も出来なかった。

2009年に起業して、2011年にブエノスアイレスに移り住みスペイン語とタンゴを学び2年住み、2013年に世界一周の旅に出かけ、メキシコシティにたどり着いて2年ほど住んだ。そして2014年には1ヶ月ほどヨーロッパに滞在して、シチリア島めぐりもした。

多くの人と知り合い、笑い合い、ひとときを共にした。
失った友人よりも得た友人のほうがはるかに多い6年だった。

起業した頃は経営者の自覚など1ミクロンもなかったが、すでにこれだけの年月が経つと、この先の5、6年は想像くらいはできる。今まで自分は行動することこそ善だと思っていたが、色々と思い巡らしてみると、それがどうやら間違いだったいうことを認めざる得ない。個人の人生としてはそれでもいいのかもしれないが、経営者としてどうかとは思う。

ただ試さないとわからないことも事実だ。

その経験を糧にこれからの数年を生きていこうと思っている。
多くの失敗もしたし、またそれから学びもした。そして、自分の責任の範疇の外にあることも、時には自分が責任を取らざる得ない。それが人生というものだろう。

だが、誰も人の人生には責任を負えない。

今でも強烈に覚えているが、自分が14歳の頃、うちの母親が「親といっても他人だから、あなたの人生に私は責任を負えない。でもあなたが例え全世界を敵に回しても、私はあなたの味方だから」と言われたことがある。

言った本人はとうの昔に忘れていると思うが、含蓄のある言葉だとは思う。
あれ以来、一人の独立した人間と生きてきており、あらゆることに対してすべて自分の責任で行ってきた。人に言われてやったことなどひとつもない。高校を出て、すぐに留学すると決めた時も、それからニューヨークに行って、さらにロンドンに行ったことも最終的には自分で決めた。

人は能動的に自分の人生を選択した数だけ、成長ができる。
失敗しようが、なにしようが、それが糧となることは確かだ。

すべての人の幸せを祈るが、彼らが幸せでなくても、それは自分の責任ではない。
でも、彼らと再び道が交わることがあれば笑って過去の話を語り合えればと思う。



Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

▼バックナンバーを読む

  1. ステップ1: さとり方の心構え
  2. ステップ2: さとるということ
  3. ステップ3: さとりへの自覚
  4. ステップ4: さとった人たちとは
  5. 楽をすることと、楽しむことの違い
  6. 生きるということ
  7. ネイティブスピーカー並に英語が話せるようになるか?
  8. 語学学習に役立つ自己否定について
  9. 行動する勇気を奪われるということ:グーグルの功罪
  10. グローバル時代を生き抜くために必要なこと
  11. 楽をすることの定義:持てる力を最大限に活用するために
  12. イエローカードを持つということ:怒らない技術
  13. 我々は音を立てずに復興する
  14. 旅立ちの日に
  15. 秘密の英語学習方法!これであなたもペラペラに!
  16. 正解のない人生を生きるということ:これからの日本と世界
  17. ある英語学習の思い出:優秀な先生が人気のある先生になるために
  18. コンフォートゾーンから抜けだして、この人生で何かを掴むこと
  19. 文句があるやつは出ていけばいい:これからのノマドのあり方。
  20. 日本人が忘れがちなもてなす心:豆腐屋さんのコロッケ
  21. 英語によるコミュケーション術:咄嗟に英語が出てこない人たちのために
  22. 語学習得のための残酷な事実について
  23. 仮想敵を想定して戦う日夜:ついでにFACEBOOKキャンペーンについて
  24. 経営者の仕事について:嫌いなマニラに行くこと
  25. 後悔がない人生のために:スペイン語を話すということ。
  26. ブエノスアイレスに帰ります:日本滞在の最終日
  27. 正しい目標設定のために:TOEIC®TESTをdisってみる
  28. 絶対的に正しい英語なんて存在しない:世界に飛び出して、経験してみる
  29. 世界一周のすすめ:ブエノスアイレスなう
  30. 夢を語ることと、日々に感謝することと、起業と経営について
  31. TOEIC®TESTのための勉強をしないで、TOEIC®TESTで高得点を取る方法
  32. 僕の人生最大のモテ期について:コミュケーションを取るということ
  33. アルゼンチンの落日:政治と経済と外国人であるということ
  34. ブエノスアイレス事件簿:ゴルゴ13を目指して
  35. 良い子は真似しないように:サッカー日本代表の内田選手による外国人コミュニケーション術
  36. ある週末の出来事について:ブエノスアイレスにて
  37. アルゼンチンで出家する:楽しい人生の送り方
  38. グローバル戦略の本当のことと、今ドキの高校生のこと
  39. それでも世界は回る:グラナダにて
  40. そこには絶対に負けられない戦いがあった:フィリピン人の日本の短期滞在ビザ取得
  41. 世界就職という選択肢について
  42. 日本のオンライン英会話業界について:明るい未来はあるのか?
  43. とある女友達のための未完成の戯曲:メキシコシティにて
  44. 英語を話せることよりも重要なこと:コミュニケーションとはなにか
  45. 有限なパーマネント・トラベラー:メキシコシティにて
  46. 21世紀の英会話、世紀を経ても変わることがない語学上達の秘訣
  47. 終わりなき旅:とある日曜日のメキシコシティにて
  48. ワンズワードオンラインの世界展開について
  49. 空港にて:明日の自分のためにできること
  50. これからのことと、ワンズワードの未来について
  51. その先にあるのはなんだろう?
  52. そのとき自分が思ったことについて
  53. マリアの結婚式:ウェールズにて
  54. イタリア的な幸福のあり方について:ファヴィニャーナ島より
  55. そうしていつの日かまた
  56. 向上心と反比例する幸福度とラテンの人々について
  57. 経営は娯楽:人生を賭けたエンターテイメントについて
  58. ある贅沢な悩みと旅と起業について
  59. 自虐的な日本人についてふと思ったこと
  60. フィリピン人先生とネイティブスピーカーの先生はどっちが優秀なのか?
  61. グローバリゼーションと「雨が降れば、予定はキャンセル」の相関関係について
  62. ある日本人女性の死について
  63. あらゆる人の幸せを祈って:マニラより
  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る