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コラム「違う言語を学ぶことによって違う自分が生まれる」第2回

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違う言語を学ぶことによって違う自分が生まれる

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第2回:自己紹介で自分のアイデンティティーをアピール

サマコワ イバラットさん

NPO法人ジャポン・キルギス・ビリムディギ
代表

サマコワ イバラット

2000年、キルギス民族大学東洋学部日本語学科に入学。第一言語として日本語、第二言語英語を選択。2005年、大阪外国語大学日本語日本文化教育センター入学。2006年千葉大学法経学部法学科入学。2010年同大学卒業。2010年春、中央アジア地域の観光・留学業務を行う旅行会社に勤務。2010年11月からは、(株)毎日エデュケーションに転職。2011年3月からはキルギスにて、NPO法人ジャポン・キルギス・ビリムディギ代表として活動。
「日本であまり知られていないシルクロードの中央アジア地域を積極的にアピールし、一人でも多くの日本人に中央アジアを知ってもらいたい。そして、キルギスと日本の架け橋になりたい」
【話せる言語】 キルギス語・ロシア語・日本語・英語
【将来の夢】 10ヶ国語を自由に話せる人間になりたい

2005年に来日し、まずは大阪外国語大学日本語日本文化教育センターで1年間の留学をしました。日本語の勉強と日本の文化、歴史、社会を学び、日本の大学に入学する準備が始まりました。

クラスには世界中から集まった留学生たち。私たちは毎日先生たちや、学生たちお互いに、また交流会などで様々な人に自己紹介をします。皆、勿論母国のアピールをして自分のアイデンティティーを強調します。

私の場合、「イバラットと申します、キルギス人です」と言います。すると、「イギリス人?」と聞き直す人がいます。いいえ、いいえ「キルギス人です」というと、「へえ、キリギリス人?どこの国ですか??」と聞かれます。そして、私は「中央アジアにあるキールーギースーです!旧ソ連の国です」と答えると、「ああ、分かった!ロシア人ですね!」と言います。

私はイギリス人でもないし、キリギリス人でもなし、ロシア人でもありません!キルギスです!これを毎回の自己紹介で強調し、日本の人々に「キルギス」という国を積極的にアピールしてきました。

キルギスは多民族の国家であり、500万人の人口の中には80以上の民族が住んでいます。

ロシア系の人もいれば、トルコ系の人もいる、またアジア系の日本人にそっくりの顔を持つ人も沢山います。私自身、顔が日本人に似ているのでよく日本人と間違えられることがあります。

勿論日本人と日本語で話していて同じ人間であると思われ、同じ気持ちで会話をできるのが何よりも嬉しいです!そんな時こそが私は自分が日本人であると思える瞬間であり、私は日本人と同じレベルで日本語を話せると自慢に思える瞬間でもあります!

しかし、私にはある面白い体験があります。私は日本に留学に来た最初のころ「日本語が上手ですね!発音がきれいですね!」といろいろ褒め言葉をもらって嬉しかったです!例えば、「こんにちは」だけを言っても褒める人がいます。何故「こんにちは」という一言で「上手」と言えるんだろうと不思議に思っていました。

だけど、だんだん日本語のレベルが高まって、ペラペラ日本語でしゃべって、日本人と変わらないぐらいの話し方ができるようになると、褒めてくれる日本人がいなく、普通に何も言わないで会話を続けます。

私はやっと、日本人の本音を分かって、今度は褒められないように完璧な日本語で話すように努力しました!
これは、つまり言語の抵抗がないと「同じ人間である」として受け入れられるということですね!素晴らしいです!

私の二人の人間としての経験はまだまだ続きます。



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