スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「韓国雑記−異文化の海を泳ぐ」第11回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

韓国雑記−異文化の海を泳ぐ

> > 韓国雑記−異文化の海を泳ぐ

第11回:韓国の結婚式-出席編

1998年ナレーター時代、韓国のスタジオで収録の為初渡韓し韓国に一目惚れ。以来仕事で日本と韓国を頻繁に行き来する事となる。1999年初頭から独学で韓国語を学び始め、同年8月休業して高麗大語学堂に短期留学。2004年KLPT(世界韓国語認証試験)日本開始の際設立された検定協会に入社。以後運営に奔走し2008年KLPTを引取りNPO法人日韓コミュニケーション協会設立。
HP : KLAT(韓国語能力評価試験)  JAPAN事務局

先日、韓国の親しい友人の結婚式に出席をしてきた。
新郎新婦共にKLPT関係者で、「姉ちゃん」と呼ばれて久しい間柄である。韓国では年が違うと友達とは呼ばず、兄弟姉妹として呼び合い付き合うので、日本式だと「親しい友人の結婚式」という説明になるが、韓国式だと「親しい弟と妹の結婚式」という事になる。国の事情がわからないとややこしい話しなので、これについては改めて触れようかと思う。

さて、結婚式のお知らせと詳細はまずフェイスブックに届けられ、そこで出欠まで取られていたのは、さすが、フェイスブック・ツイッター・スマホのどれを欠いても「何故?」と聞かれる韓国である。只それですべてかと思いきや、日本と同様のスタイルの紙製の素敵な招待状も頂いたので、完全オンライン化はせず、新旧うまく織り交ぜている模様。また、招待状のタイトルは、最近では「Wedding」とするのが一般的だが、敢えて漢字を使用したとの事で、「結婚」と記してあった。思えば日本では完全に英語表記が定番で、漢字のタイトルの招待状を見た事がない。

お式でのいでたちは、新郎新婦は今時のスタイルである洋装で登場。一緒に出席したKLPT委員会の部長の話しでは、韓国の伝統的な結婚式は2時間以上もかかるので、最近はやる人がいないとの事だった。また、民族衣装である韓服をお召しの両家の母上に対して、父上たちは燕尾服と、これも最近の日本の結婚式と同様である。日本でも、新郎新婦が洋装であろうと教会式であろうと、母上達は黒留袖、父上達はやはり燕尾服というスタイルが定番となっている。民族衣装と洋との融合が日韓一緒というのは興味深い現象である。

そして、出席者の服装はというと、話しに聞いていた通り非常にカジュアルで、Tシャツあり、Gパンあり、更に短パン姿まで見られた。また男性陣は漏れなくノーネクタイだったのも韓国らしい。前回のコラムで記した通り、韓国では呼ばれていなくても結婚式に出席出来る。これまで散々面白ネタとして扱ってきたので、今後もその姿勢を崩すつもりはないと前置きしつつも、2人を心から祝いたい人達が気取らず自由に集まっているその光景は、とても素敵に思えた。

更に、私の心に残ったのは、これはどの式でもそうなのかどうかは定かではないが、「新郎新婦の入場に先立ち、まず両家のお母様が入場されます」というアナウンスと共に、2人のオモニが手を繋いで颯爽と登場した事だ。母が先ってところがいい。あまりに印象的で、その後父上たちの登場がいつだったか記憶にはない。

またお式自体は、2人が永遠の愛を誓った後、親しいチング1人が歌とお祝いの言葉を送って終了。後は自由に食事し、韓服にお色直しした新郎新婦が再び登場し、自由に雑談、そして勝手に解散という運びであった。しかも、その登壇したチングはプロではないと言いながら、その歌唱力はプロ並みで、更にお祝いの言葉は、韓国の有名人達のモノマネで行われ、あまりの上手さに場内は爆笑の渦となった。何人も出てこないところがいい。ハズレのない芸もいい。

食事中、KLPT本部の部長に「この後は何かあるんですか?」と聞いてみたが、「ないですよ〜。」と言っていたので、これが定番という事である。シンプルですっきりしていていい。やっぱり韓国って大好きだ。



Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る