スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「勝ち組の法則〜中国で稼げ!ガラパゴスJapanからの脱却〜」第4回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

勝ち組の法則〜中国で稼げ!ガラパゴスJapanからの脱却〜

> > 内山 雄輝さん

第4回:嫉妬心

内山 雄輝さん

株式会社WEIC
代表取締役社長

内山 雄輝

静岡県出身。早稲田大学卒業後、早稲田大学発ベンチャー企業(株)WEICを設立。中国語eラーニングシステムを開発提供。2008年に上海現地法人を設立し、中国人向け日本語eラーニングの提供及び中国進出コンサルティング事業を展開。MIJS(http://www.mijs.jp/)海外展開委員会副委員長、日本人初の中国成都市ソフトウェア協会顧問を務め、事業家と日中IT業界コネクターの両面で活躍中。

テレビや新聞のニュースを見ていると、ふと気付くことがある。我々が見聞きする中国の情報はネガティブな内容が多いということだ。「中国は素晴らしい」「中国人は素晴らしい」「みんな中国に行くべきだ」というような肯定的な報道やコメントを聞くことはほとんどない。

チェンミンまた、中国の有名な女優や俳優、歌手、歌、映画をどれだけ日本人は知っているのだろう?ジャッキー・チェンは知っているが、アンディ・ラウと聞くと顔が思い浮かばない日本人も多い。チャン・ツィイーやケリー・チャンは知っているが、ジョウ・シュン(周迅)やジャオ・ウェイ(趙薇)と言われてピンと来ることがない。

なぜだろう。なぜこうも日本人は中国に対して知識が乏しく、中国に対して肯定的なコメントを出さないのだろうか?どうしてこうも中国に興味がないのか?興味がないにしてはどうしてこうも批判ばかりするのか?

それは、多分日本人の妬みだと思う。日本人は心のどこかで今の中国に嫉妬しているのかもしれない。
「あの中国が・・、今や世界で注目される国。あの中国が・・成長目覚ましく金持ちが多い国。あの中国が・・なんであの中国がこんな風になったのか・・。きっと虚像にすぎない、日本人の方がもっと素晴らしいことをやってきたのだ。まだ日本は勝っているんだ。中国は盗作するし、マナーはなっていないし・・・・。」というような感情のプロセスで、中国の悪いところを粗探ししようとする風潮になってしまっているのかもしれない。

確かに、中国には問題もある。しかし、日本だって同じもんだ。高度経済成長期、日本もアメリカの製品を真似て物を作り、そこから独自の技術を突き詰めて今の「物づくり日本」の地位を確立した。成長過程の国に見られるごく当然のことが中国に起こっているにすぎない。逆に、言い過ぎかもしれないが、知的財産保護が確立された現代に成長せざるを得ない中国にとって、知財侵害でたたかれることは不運だと言えるかもしれない。

中国人はマナーが悪いと多くの日本人が言う。痰を吐いたり、唾を吐いたり、列に並ばないとか、声がでかいとか。
海外を知っている中国の中流以上の人は、このようなことをする同じ中国人を見ると「没有文化的人(文化を知らない人)」とよく言う。最近は頻繁にこの言葉が聞こえる。

我々日本だって、20年前は、痰を吐いている人はたくさんいた。路上たばこだって、たばこのポイ捨てだって、電車に並ばない人だって、シートベルトをしない人だって、電車の中で大声で携帯電話で話す人だっていた。クラクションならしたら銃で撃たれたなんて事件もあった。腰パンの人なんて今でもいる。山姥みたいな化粧をする乙女がこれはファッションだと言いきっている。これは中国人からしてみたら「没有文化的人(文化を知らない人)」に該当するかもしれない。

我々は、忘れてはいけない。今の中国は近い昔の日本そのもの。我々も歩んだ道なのだ。それを忘れ、自国の問題に目を向けず、事なかれ主義をつき通し、隣の勢いある国のだめな部分のみを取り上げ、「まだ俺たちの方が上だ」と胡坐をかく日本の風潮は、世界で戦う日本を作るどころか、かなりの末期症状かもしれない。

今のままでは、「Japan As No1」と言われることはもうないだろう。嫉妬を捨てて、時代の変化に対応しなければ、僕たちに明日はないかもしれない。
「近くて遠い国中国」
「行けば失敗する国中国」
遠く感じるのも、失敗するのも、相手の文化を理解しようとせず、日本文化を押しつけようとした僕らのエゴとプライドが招いた結果。
今の僕らは、何ができるのか?何をすべきなのか?多くの日本人が再度考えるべき時期だろう。もちろん僕も含め。





Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る