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コラム「読み切り![イスタンブール]〜毎日留学ナビ編〜」第2回

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読み切り![イスタンブール]
〜毎日留学ナビ編〜

> > 松井 和花さん

第2回:トルコ人の中へ(1)

松井和花

フリーライター、通訳者、コーディネーター

松井 和花

天理大学外国語学部英米学科卒業後、更に通信教育を経て小学校教員免許を取得、奈良県内の小学校で教鞭をとる。たまたま休暇で訪れたトルコに深く魅せられ、唐突に移住を決意。 ゼロからスタートしたトルコ語学習に始まったサバイバル生活も、今年で17年目突入。現在、イスタンブールにて『執筆で、トルコと日本を繋ぐ』をテーマに、フリーライターとして活動。トルコ人の夫と小学生の息子とのドタバタ3人暮らしの毎日。
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イスタンブール大学正門
▲懐かしのイスタンブール大学正門。自分のあまりのアホさ加減に落ち込みがちだった頃。

ほとんど勢いで飛び出してきた故郷、日本。それまで平凡だった28歳女子が突然、波乱万丈『飛んでイスタンブール』生活に突入したのでした。
最初は、私の人生を劇的に変えたカッパドキアに移住、というアイデアもあったのですが、結果的には大都会イスタンブールに落ち着くことになりました。
とにかく何か仕事がしたくて、旅行代理店でのアルバイトをいくつか経験しましたが、周りのトルコ人スタッフとの会話は拙い英語のみ。
和気あいあいと皆で盛り上がる話についていけるはずもなく、いつもひとりポツンと蚊帳の外。これでは全然面白くない!もっと彼らの中に深く入り込みたい。
現地で就職さえしてしまえば、言葉は後からついてくると高を括っていましたが、人生そう甘くない。トルコ語の“ト”も知らない私ではどうにもならないと思い直し、まずはトルコ語習得を最優先させることにしたのです。

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トルコに来て2ヶ月後、授業料が一番安かった国立イスタンブール大学付属外国語学部トルコ語コースに入学、久しぶりに学生身分を満喫、となるはずだったのですが、ここのクラスメート達の面子がまた凄すぎまして。
日本で普通に生活していたら一生出会う事はないであろう、ありとあらゆる国々の若者が集結!これは大きなカルチャーショックでした。
シリア、ヨルダン、イラン、コソボ、マケドニア、セルビア、アゼルバイジャン、キルギス、バングラデシュ、パキスタン、タンザニア、スーダン、ナイジェリア、ウクライナ。
逆にマイノリティーだったのが西欧と極東アジア。私も珍しがられて、放課後アフリカ人の男子クラスメートに呼び出されて、愛を告白されるのかと思いきや、
「…一緒に写真を撮ってくれないか」
なんて申し込まれたこともありました。

しかし、授業では毎回凹みました。彼らのトルコ語があまりに流暢で。
「ちょっと、ここ初級クラスじゃないのっ?!」
実際そうだったんですが、トルコ語は、アラビア語やペルシア語を多用する為、中東組には馴染みのある言語なんですね。ここですでに負け。
一方、中央アジアで話されている言語の多くはトルコ系らしく、アゼルバイジャン女子なんて授業中うるさいほど発言していました。ここでもまた負け。
「…やっぱり初級クラスなんて嘘だ…」
もともと人前で挙手して発言することに慣れていない日本代表(私)は、マシンガンの如く好き勝手に、ぐちゃくちゃなトルコ語を大声で喋りまくるクラスメート達にただただ圧倒され、焦るばかりでした。

クラスメート
▲ザ・クラスメート。君ら濃すぎる…

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意外ですが、トルコ語と日本語(日本語は仮説らしいですが)は“アルタイ諸語”と呼ばれる同じ言語グループに属しているらしく、語順や文法がよく似ています。
後になって、日本人にとって習得しやすい言語だったと実感するに至るのですが、当時クラスの落ちこぼれだった私は、
「絶対来る国間違えた…」
と随分永い間トルコ語と格闘することになります。

=続く=

ブルーモスク
▲雪化粧したブルーモスク。実はイスタンブールの冬は寒い。



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