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留学エージェントの功罪

生徒たち

こんにちは、毎日エデュケーションにて留学コンサルタントをしております関根と申します。巷で話題のグローバリゼーションや仕事柄、訪問することの多い海外の情報、そして日々の留学業務を通して感じたことなどをコラム形式で皆さまにお届けしたいと思っております。

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今回のコラムを執筆した当初は春の陽気が気持ち良いですねという文章から始めるつもりだったのがあっという間に真夏日の連続で暑い!まだまだ湿気がないだけマシですが、こんなことを言っている間にも西からどんどんと梅雨の気配が迫ってきている今日この頃です。

さて、少し時間は遡りますが、今年の春休みも多くの学生たちの海外留学のお手伝いをさせていただきました、その中で気付いたことを皆さんと共有したいという思いから今回の少し過激なタイトル「留学エージェントの功罪」というタイトルを。

留学エージェントというと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

留学相談にのってくれるところ。
留学の手続きをしてくれるところ。
留学中に困ったことがあったら助けてくれるところ。
自分に合った留学先を斡旋してくれるところ。
留学成果を最大化するための手伝いをしてくれるところ。

おおよそ、こんなところでしょうか。
そして我々の仕事はそのイメージ通りの仕事と言ってよいでしょう。
色々な留学エージェントがあるので全てに当てはまるわけではないかもしれませんが我々の仕事は言ってみれば皆さんにとっての「留学請負人」という事になります。

留学請負人と言ってしまうと、留学生一人一人の潜在的な問題をすべて先回りをして解決をしてスムーズな留学を送れるようにサポートしてくれる人というイメージを持たれてしまうかもしれませんが、実のところは少し違います。少なくとも私個人としては違うと思っています。

留学におけるサポートというとどうしても対処療法的な対応をイメージされる方が多いと思います。例えば、学校の授業についていけないからクラスを変えて欲しい→クラスの変更をエージェントに依頼する。ホームステイファミリーでの生活に不満がある→ホームステイ先に留学生の要望をエージェントを経由して伝える、もしくはホームステイ先を変更するなどの対応をエージェントが皆さんに代わって対応するケースが例として挙げられます。

一見、留学生にとってみると様々な問題がエージェントを通してみるみる解決されていくので心強く感じる事でしょう。しかしながら、このようなエージェントが行う「先回り」をして問題を解決してしまうことを私は功罪の「罪」にあたる部分だと考えています。 (もちろん例外的なケースもあります。)

クラスを変えたいのであれば自ら学校に申し出る。ホームステイ先の生活に不満があるのであれば直接ホームステイ先と話をしてみる。まずは留学生自らが自分で動いてみる事が留学においてはとても大切です。

「自分たちが楽したいからじゃないの?」とツッコミ入りそうですが、興味深い事実として対処療法的なサポートに頼るために、常にエージェントと連絡と取り続ける生徒と、時が経つと共にエージェントとの連絡が疎遠になり自らの力で頑張っている留学生を比較すると留学成果という観点で言えば後者が圧倒的良い結果を残していると言えます。

私の考える留学サポートというのは「自らが対処療法が出来るようになる必要性」を事前に留学生に伝えること-困ったことがあったら自ら対応し解決する意識を植え付ける、対応するためのスキルや心構えを伝授することであるという認識をしています。そしてこれこそがエージェントを通して留学をするメリットである功罪の「功」になるべきサービスであると考えています。

ちょっと冷たくない?と思われることもあるかもしれませんが、留学においては困ったことがあった場合こそが英語力や問題解決能力を伸ばす最大のチャンスになります。これを「サポート」という名のサービスでエージェントが率先して摘み取ってしまうのはこれこそ本末転倒です。

ビジネスにおける「顧客満足度」を上げるという意味では留学生本人やご家族のエージェントに対する期待感から、先述のようなサポートをしがちですが、留学は単なるサービスではなく「教育」としてとらえる必要があります。

だからこそ、留学前にしっかりと留学・教育哲学的なレベルから留学生、そのご家族、そしてエージェントの3者がしっかりと「留学サポートとは?」について共有をすることが重要だと考えています。そして、それが本当の意味での留学サポートを提供するために必要なプロセスになります。

一言で留学といっても近年では様々な留学形態が出てきました。この春だけでも私が関わってきた留学プログラムを通して、「留学のあるべき姿」「留学サポートのあるべき姿」について考える機会が多くなってきました。私もまだまだ発展途上ですが、新年度を迎えるにあたり(執筆当時)、留学の本質を問い続ける姿勢を忘れずに精進したいという気持ちを新たにするのでした。



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