サポートセンター

社会起業に興味があるなら、「チェンジメーカー留学」

トピックス

説明会のご案内


 毎日留学ナビTop>>チェンジメーカー留学>>Social Innovation in Seattle>>企画者からのコメント

3. シアトルでの驚き

事業活動の質、資金力と人的資源の不足、マーケティング・デザインセンスの欠如。

  • 日本ではNPOの数自体は増えてきているが、事業パフォーマンスが高いと言える団体は限定的で、満足に経済的、社会的成果を上げることが出来ている団体も少ない。
  • 日本では、まだまだ職業以外での社会参加(ボランティア)や寄付が、北米に比べて一般的と言えず、社会的企業の成長を妨げている。
  • 日本のNPOは、海外の先進的NPOのような“格好良さ”を持ち合わせていると言えず、求心力に欠ける。

これらは、私が日本の国際NGOの地方事務局の運営委員会としての活動や、大学卒業後にカナダで行った社会起業家武者修行(1年間、カナダの様々な社会的企業やNPOでインターンをしていました)を通して感じていた問題点です。

シアトル滞在を通して、その課題を解決する為のアイデアをいくつか得る事が出来ましたので紹介します。


■ 事業の持続的成長の為の法人営業

今回のSIISを通して、事業型NPOや社会的企業の多くは、法人営業活動に力を入れて成功しており、それが事業の成功に大きく寄与していると感じました。その例として、Theo chocolateという会社を紹介したいと思います。Theo chocolate は、シアトルのみならずアメリカで有名なチョコレート製造・販売を手掛ける会社で、全てフェアトレード(カカオ原産国はドミニカ共和国、ペルー、エクアドル等)・無農薬・遺伝子組み換えなしで製品を作っています。


Theo chocolate

▲Theo chocolateでは、工場と販売店両方を見学する機会に恵まれました。この写真は、工場見学を前にカカオの製法等についてレクチャーを受けているところ。


驚くべきはその売上で、フェアトレード業界の売上ランキングTOP3に入るだけではなく、アメリカのチョコレート業界全体の中でもTOP10には入る為、Theo chocolateはかなりの実力派企業と捉えられると思います。その秘訣について尋ねたところ、BtoBセールス(法人営業)を積極的に行っており、自然食品スーパー等にチョコレートを積極的に販売しているとのこと。

通常のビジネスにおいても、長期的・一定量の取引が期待出来る対法人の営業は売上の源泉に成り得ますが、Theo chocolateの事例は、法人営業への注力が好ましい結果に繋がっている好例だと思います。対個人顧客向けだけの営業活動では、財政基盤を安定させることは容易ではない為、日本のNPOが持続的に成長する為にも、法人営業力の強化が鍵になるかも知れないと改めて気付く事が出来た時間でした。


■社会を変えるお金と人の力

「ヒト・モノ・カネ」は、ビジネスを構成する主な要素ですが、シアトルには「ヒト・チエ・カネ」が循環する仕組みが充実していると感じました。代表的な事例は、Microsoft社設立者のBill Gatesと、妻のMelinda Gatesが立ち上げたGates foundationです。

Gates foundationは、世界の貧困削減を標榜し、貧困・疫病・教育等様々な分野の社会事業に出資をし、成果を挙げています。シアトル並びにアメリカでは、for-profitのビジネスで財を成した人が、社会的な事業に取り組み始める事例が多く見られますが、Gates foundationの事例はその最たるものだと思います。


iLEAPのオフィス

▲Gates foundationエントランスにて。SIISには、講義やディスカッションだけでなく、社会事業活動の現場を訪れることが出来る機会が沢山あります。


そして、循環しているのは資金だけではありません。人、そして知恵もまた、循環しているのです。 シアトルには、Jolkona foundationというインターネットを通したマイクロファイナンス事業を行う企業があるのですが、そのCEOであるAdnan Mahmudは、Jolkonaでの仕事に加えて、Microsoftにおいてもプログラムマネージャーとしての重責を担っています。(Adnan MahmudのTED talkはこちら http://tedxrainier.com/12/speaker_mahmud.asp)

日本においても、社会人がスキルを活かしてNPO等にボランティア活動を行う「プロボノ」にスポットライトが当たりはじめて来ましたが、ここシアトルでは、世界的企業で揉まれた人材がその知恵・経験を活かして社会を変える為のアクションを起こし、成果を挙げています。


■Be cool.

シアトルの社会事業やNPOは、とにかく「オシャレ」だというのが私の印象です。シアトルでアート活動が盛んなことも関係があるのかも知れませんが、社会的企業やNPOのWEBサイトや店舗、オフィスもとてもオシャレです。


farestart

▲farestartのエントランスホール。光が差し込むモダンなデザインで、「人は変わることが出来る」という前向きな空気を感じさせてくれます。

上の写真は、SIISで訪問した「farestart」のものです。farestartは、創立20年の歴史を持つレストランで、ホームレスないし過去にホームレスだった人への職業・生活スキルのトレーニング・雇用を行っています。食事を摂るだけで社会の為になるという考え方や仕組みは日本でもしばしば見られますが、今回の訪問で驚いたのは圧倒的な「オシャレさ」「coolさ」です。 店舗の内装、スタッフの着こなしや振る舞い、そして何より製品である料理の味と盛り付け。どれも、非常にオシャレで格好良く、人々の心を掴むに十分なものだと思いました。


farestart

▲farestartでご馳走になったサンドイッチ。味・見た目ともに素晴らしいクオリティでした。

「社会課題に取り組む事は格好良いし、自分も何かやってみよう。」と人々に思ってもらい、社会課題にコミットするハードルを下げる為には「オシャレさ」が強力な武器になる。兼ねてから、日本のNPOや社会的企業が更なる求心力を持つ為には、組織としても、個人としても、「オシャレ」をすべきだと考えておりましたが、その考えをより強く持つようになりました。オシャレがマーケティング・PRのスキルをより強化し、支援や共感を惹き付けるものだと思います。


>>>
なぜシアトルで社会起業が盛んなのか?
そして、SIISプログラム最大の強みとは?


1 2 3


*********************

SIIS Information Form:詳細情報をお求めの方は、
下記フォームにご登録下さい▼▼▼

http://www.formstack.com/forms/iLEAP-siis_info




  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る