カウンセラーの留学指南

中国語留学をする方の多くは、大きく５タイプに分かれます。

1. 大学を休学して、卒業後の就職に生かす
2. 今の仕事をやめ、今後のキャリアアップにつなげる
3. とにかく中国／台湾が好き、現地で暮らしたい
4. 海外での学生生活を楽しんでみたい
5. 企業からの派遣研修

具体的には・・・

（１）大学を休学して、卒業後の就職に生かす
これまでは大学で中国語を専攻している学生がほとんどでしたが、中国語人材の需要が高まりとともに、最近では法学部や経済学部など、専門プラス中国語スキルを身につけたいと考える学生も増えているようです。

（２）今の仕事をやめ、今後のキャリアアップにつなげる
２０代後半から４０代で、今の仕事をやめて、新しい業種への方向転換や、現地での起業・就職を考えている方が多くいらっしゃいます。自分探し・自己形成を目的とするケースも。毎日エデュケーションをご利用されている方のなかでは、このタイプの方が高い割合を占めています。

（３）とにかく中国／台湾が好き、現地で暮らしたい
現地に友人や知り合いがいる、旅行で訪れたことがある、また、それがきっかけで中国語を始めてみようと考えた方などがいらっしゃいます。

（４）海外での学生生活を楽しんでみたい
一度は海外で暮らしてみたい。海外で生活しながら学校に通いたいなど、近年増えてきているスタイルのひとつです。

（５）企業からの派遣研修
企業派遣。期間が決められているので、みっちり勉強する強化コースが人気です。

語学習得はもちろんですが、留学経験者からの感想ではむしろ次のような点が挙げられています。
 

• 留学を通じて視野が広がったこと
• 中国以外の外国人ともつながりをもてたこと
• 日本の良いところ・良くないところに気がつくことができた
• 物事の捉え方、考え方が変わった

留学を通して「世界をみる」ことの価値は、ここにあります。

また語学に限って言うと、個人差はありますが、現地で毎日きちんと授業を受け、現地の友人をつくり、外国の友人とも交流し、中国語の中で生活をしていると、半年もすれば自然と生活に支障がない程度の語学力は身についてくるはずです。基礎をしっかりすればするほど、その後の伸び幅も大きくなります。

現地の生活の中で身につけた言葉というのは、教材から覚えた言葉とは違い、体と感覚で吸収できているので、あたまの中の知識としてではなく、実用ツールとして日々蓄積されていきます。また、もう一つの大きな特徴としては、中国語を中国語のままで理解する習慣がつくこと。これによって、上達スピードにはっきりと違いが出てくるのです。

渡航までに必要な手続きは、主に次のような手順ですすめます。

1. 大学を決めて締切日までにお申込み
2. 大学への出願書類を用意・提出
3. 入学許可書の取得
4. ビザ申請・取得
5. 出発

中国語は、まったくできない方でも留学できます。ですが、ぜひとも、渡航前に少しでも勉強をしてから行っていただきたいと思います。留学を決めてから始めても遅くはありません。

なぜなら、発音や文法など、少しでも中国語に触れたことがあれば、まったくゼロで現地へ行って授業についていけるようになるまでの、最初の“チンプンカンプン期間”を大幅に短縮することができるからです。時間のロスを減らし、早く軌道に乗ることができます。

そしてできれば、言葉だけでなく中国と日本の文化や歴史などの知識を持っておくと、交流や理解がぐんと深まり、さらに実のある留学生活になることでしょう。