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コラム「One risk, one day」第4回

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One risk, one day

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第4回:自分の"Why"を探す

大塚 雅文

まなび株式会社
代表取締役

大塚 雅文


まなび株式会社代表取締役。「高いコミュニケーションスキル、クリエイティブなマインドを持つグローバル人材の育成」を目標に、英語によるDiscussionの行い方、Creativityトレーニングなどのワークショップを実施。ビジネスプロフェシュナル向けのプライベート英会話スクールも経営。
慶応大学経済学部卒業。大手都市銀行に入社。4年弱で退社。その後、米国バージニア大学 にてMBA取得(授業料全額免除の奨学金取得)。2002年、卒業と同時にまなび株式会社設立。
まなび株式会社HP : http://manabi.st/

When you compete against everyone else, no one wants to help you. But when you compete against yourself, everyone wants to help you.
--Simon Sinek


「大塚さんは自分と人(その優劣)を比較しますか?」 先日友人が開催した「感情マネジメント」のセミナーに出席。円滑なコミュニケーションを阻む四毒素の一つ、「軽蔑、侮辱」について話しているとき、いきなり聞かれ、「これやっていると思う」とつい答えてしまい、ちょっと恥ずかしい気持ちになりました。

考えてみれば私のような第二次ベビーブーム世代(1971年〜73年生まれ)。どこを見回しても競争。とにかく一瞬でも気が抜けない。そうした社会構造の中で走り続けていたような気がします。その証拠に38歳である今でも「やばい。勉強しなきゃ。」という口癖が直りません。

振り返ってみると学校教育も社会人になってからも、常に「出来る人」と「出来ない人」の振り落としフィルターがあり、そこで負けたら終わり。常に現在自分のいるポジション(位置)を他人との比較で測る悪い癖を知らずと身につけてしまっている気がします。不思議とこうした態度は一瞬で相手に伝達される。そしてそれが円滑なコミュニケーションを阻害してしまう。

他人との優劣を比較しないようにするのにはどうしたら良いか。ちょっと前置きが長くなってしまいましたが冒頭の引用。これは"Starting with Why (Simon Sinek著)"からの抜粋。いつも通りスーパー意訳ですが、「人と競争しようとすると誰もあなたを応援してくれない。でも自分との競争、誰もやっていない何かに新しいことにチャレンジする場合、あなたには応援団が出来る」と。

Sinek 氏曰く、「多くの企業(個人)は誤ったマインドでビジネス(勝負)をしている。そのマインドとはWhat→How→Whyの順で物事を考えている。」と。

例えばDell。「私たちはパソコンを作っています(What)。シンプルでどこよりも安く、ある程度カスタマイズも出来ます(How・差別化要因)。買っていただけますか?(Dellから買う理由-Why-)」というメッセージを発している。



対し、アップルは「我々が行う全てのことは従来の常識に対する挑戦です。我々は常に違った角度で世界を見るようにしています(Why・存在意義)。自社で出す製品は美しく、シンプルで誰でも迷わず操作できるものを絶えず追求しています(How・どうやってWhyを達成しようとしているか)。パソコンもその一つです(What)。欲しくなりませんか?」と全く逆の順(Why→How→What)で考えている。

同じパソコンを作っていても「応援される、されないの分岐点はWhyから出発しているかどうか」だとSinek氏は繰り返し個人(例えばライト兄弟やキング牧師)や企業(サウスウェスト航空・ハーレー等)を例に説明します。つい先日、Zapposというアメリカで大成功したオンライン靴屋のCEO、Tony Hsieh氏が書いた"Delivering Happiness "という本を読みましたが、全く同じことが書いてありました。「我々は靴を売っているのではない。Happinessを(靴を通じて)届けているのだ」と。

Ben は陸上部に所属しています。彼は生まれながらして軽い脳性麻痺を患っているため、走りながらバランスを失いよく転びます。Benは陸上部の部員として毎日、他の部員同様、ジョギングのルーティーンをこなさなければいけません。他の部員はこのジョギングを25分間で終わらせます。しかしBenは何度も転んでは起き上がることを繰り返すため、45分間かかってしまいます。面白いことに毎日25分後に同じことが繰り返し起きる。自分達のジョギングを走り終えた部員が全員Benのところに戻り、一緒にまた走り出し、ゴールする。Benはみんなと競争しているわけではない。Benは自分のWhyを良く理解している。彼は自分自身と毎日戦っている。だからこそみんなが彼を応援し、助ける。

人とその優劣を比較してしまうのは自分のWhyが探しきれていないからではないか。非常に考えさせられました。ちなみにSinek氏はTEDでこの話題について話しています。興味のある方は以下の動画をご覧ください。
(日本語字幕も"View subtitles"をクリックすることにより選択出来ます)。



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