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コラム「One risk, one day」第6回

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One risk, one day

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第6回:どん底の先にあるもの

大塚 雅文

まなび株式会社
代表取締役

大塚 雅文


まなび株式会社代表取締役。「高いコミュニケーションスキル、クリエイティブなマインドを持つグローバル人材の育成」を目標に、英語によるDiscussionの行い方、Creativityトレーニングなどのワークショップを実施。ビジネスプロフェシュナル向けのプライベート英会話スクールも経営。
慶応大学経済学部卒業。大手都市銀行に入社。4年弱で退社。その後、米国バージニア大学 にてMBA取得(授業料全額免除の奨学金取得)。2002年、卒業と同時にまなび株式会社設立。
まなび株式会社HP : http://manabi.st/

It is impossible to live without failing at something, unless you live so cautiously that you might as well not have lived at all--in which case, you fail by default.
--J.K. Rowling


2005年Steve Jobs氏がスタンフォード大学の卒業式で行った"Stay hungry, stay foolish"で締めくくられた伝説のスピーチは日本でも有名ですが、ハリー・ポッターの作者、J.K. Rowling氏が2008年にハーバード大学の卒業式で行ったスピーチはあまり知られていません。


どん底の先にあるものRowling氏は今では知らない人はいない大作家ですが、そのスピーチの中で、若い頃、「小説家になりたい」と思う自分と「そんなの夢物語を語ってないで現実を見なさい」という両親の希望の間でひどく悩んだといいます。共に大学を出てなく、裕福ではなかった両親は大学で英文学を専攻することを許さなかったといいます。そしてドイツ語を専攻するということで妥協する。しかし授業に出ても面白くない。そこで両親に内緒で学部を英文学に勝手に変えてしまう。

その後就職しながらちょくちょくと小説を書くも、なかなかうまくいかない。結婚、出産を経て離婚。娘と共に家を追い出され、職もなくホームレス一歩手前の生活に20代後半、突然転落したといいます。両親の懸念が現実のものとなったのです。

しかし逆にどん底に落ちたお陰で「(プライドを含め)自分にとって不必要なものを全て捨て去り、裸一貫となり自分にとって大事なモノが見え、それに全エネルギーを費やす。自分の中でこれ以上失敗することのないと思えるくらい大きな失敗をしたが、それでも残っているもの。愛する娘と小さなタイプライターと壮大なImagination。」この価値に気づき、一気にハリー・ポッターを書き上げたといいます。

そこで冒頭の言葉を言います。いつも通りスーパー意訳しますと、「失敗を避けて生きるのは不可能です。もし、失敗を恐れるあまり細心の注意を払い失敗をしない生き方をしたとしたら、それ自体が人生の失敗となる」と。大変にこころに刺さりました。

私も昨年、倒産一歩手前まで追い込まれ、7年間一緒に頑張った唯一の社員に辞めてもらうというどん底を体験。そこで自分にとって何が大切なのか、自分が本当は何がしたいのか、ようやく気づいたような気がします。

もちろんまだまだ成功の尻尾も見えてきませんし、お金もほとんど底をついています。しかし、いま過去38年間生きてきた中で一番楽しい。本当にやりたいこと、自分にとって大切に思うことだけをやる。みんなにいい顔するのではなく、自分にとって大切と思える人とだけお付き合いする。こうした重要さに気づかされました。

そういった意味で今の自分をラッキーに思えます。自ら進んでそんな状況に突っ込んでいくことはまず出来ません。貧乏は嫌ですし、失敗して恥をかきたくない。でもいざどん底に落ちた時に何を感じるか。JK Rowlingさんのスピーチ、何度見ても大きくinspireされます。スピーチは以下より是非ご覧ください。字幕はありませんが、Scriptはこちら よりご覧いただけます。


J.K. Rowling Speaks at Harvard Commencement from Harvard Magazine on Vimeo.



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