グローバルキャリア塾 連載コラム

Dr. Kの環境と化学 -豪州大学教育の現場から- (第4回)

第4回:海外生活の魅力 (1)

モナッシュ大学 化学科 グリーンケミストリー研究所
レクチュラー(准教授)

齋藤 敬 (さいとう けい)

1976年生まれ。早稲田大学 理工学研究科 応用化学専攻 博士課程修了 (工学博士)。日本で博士取得後、アメリカ、マサチューセッツ州で新しい学問であるグリーンケミストリー(環境に優しい化学)を創始者のもとで学び、2007年8月から現職。

モナッシュ大学

(2009年10月15日掲載)

海外留学の魅力として、海外生活・文化に触れられるという事が挙げられると思います。ここオーストラリア、メルボルンの魅力の一つは、一つの都市で多彩な文化、イベントに触れられるという事です。

メルボルンは南半球にあるため四季が日本と逆となり、現在は初夏。日々暖かくなり、日も伸び、イベント目白押しの季節がやってまいりました。今回はメルボルン生活で満喫できる、様々なイベントをご紹介したいと思います。

メルボルンでは、毎年有名な世界大会が各種開催されており、皆さんも良くご存知なのは、テニス四大大会の一つ「全豪オープン」、車好きにはたまらない「F1グランプリ」、「メルボルンカップ」で有名な国際競馬等ではないでしょうか?水泳の世界大会が行われたこともあり、その昔には南半球で初のオリンピックも開催されています。スポーツのスタジアムも充実しており、今年は日本対オーストラリアのサッカーワールドカップ予選もメルボルンで行われました。これら、世界大会を気軽に、日本と比べて手ごろなお値段で楽しめるのは、メルボルン生活ならではだと思います。

その他にも大小様々なイベントが年間を通じて行われており、特に感じるのはフリーのイベントがとても多いことです。メルボルンの10月といえば、アート・フェスティバルを思い浮かぶというくらいメルボルンの人達が毎年楽しみにしているフリンジとインターナショナルという2つのフェスティバルがあります。

インターナショナル・アート・フェスティバルは、ここメルボルンにいながら世界各国の一流のショーがこれまた手ごろな料金、またはフリーで楽しめるという素晴しいイベントです。このオープニングイベントもフリーで開催され、週末の連夜、フランスのサーカスがシティの公園で公演されました。芝生にピクニックマットを敷いてくつろぐ家族、座椅子に飲み物や軽食などを持参して準備万端な若者グループ。皆思い思いの格好で、夜空をバックに繰り広げられるファンタジックなサーカスに見入っていました。

留学生活、もちろんどの大学に進むかも大事ですが、どこで過ごすのか、どの都市で海外生活をおくるかは、もしかしたら大学選びよりも重要だと思います。オーストラリアは移民の国で、国の政策として、各出身地のバックボーンとなる文化を支援する体制が整えられていますが、ここ、メルボルンはオーストラリアの中でも特にマルチカルチャリズムが盛んです。各文化のお祭りの支援や、相互理解のためのフェスティバル等も行政の支援が行き届いています。

各コミュニティーや文化のバックボーンを大切にしながらも、お互い認め合って気分良く生きていこうという姿勢が素晴しいと思うここメルボルン、ここで学んでみてはいかがでしょうか?素晴らしい海外留学生活がおくれる事、間違いなしです。

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