スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「インド・ビジネス・レポート」第1回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

インド・ビジネス・レポート

> > インド・ビジネス・レポート

第1回:インドの力強さ

粟野亮二

グローバル・マーケティング・アソシエーション株式会社
代表取締役

粟野亮二

同志社大学大学院ビジネス研究科修了(MBA)。グローバル・マーケティング・アソシエーション株式会社代表取締役。マーケティングを軸に日印間でビジネスを展開している。研究論文やビジネス専門文書の校正、翻訳、海外出版サポート事業(http://www.manuscriptedit.jp)や貿易、インド進出サポートなど。
■URL http://www.global-marketing.co.jp
■E-mail awano[@]global-marketing.co.jp
※[@]を@に置き換えてご送信ください。

レシプロ・サイエンティフィック・サービス

はじめまして、粟野亮二(あわのりょうじ)です。今月よりこちらにコラムを掲載させていただくことになりました。皆さん、どうぞよろしくお願いします。

私は、現在、インドのオディシャ州(旧オリッサ州)の州都ブバネシュワルにある会社と一緒に事業を行っている。オディシャ州は、インドの中東部、ベンガル湾に面しており、人口は2013年時点で約4,300万人。インドには合計28の州が存在するが、その一つであるオディシャ州だけで、韓国の総人口に近い人々が住んでいることになる。人口推移で見ると、2011年が4,190万人、2012年が4,250万人と、1年間に約50万人のペースで人口が増加している。州内だけで、50万人都市が毎年一つずつ誕生するイメージだ。ご存知の方も多いと思うが、インドの人口は、早ければ2028年に中国を抜いて世界一に、経済面では、2030年頃までに世界第3位の経済大国になると言われている。インドの時代が来るのもそれ程先ではなさそうだ。

私が一緒にビジネスを行っている会社は、レシプロ・サイエンティフィック・サービス(以下、レシプロ社)という名前で、主に研究論文の校正や翻訳、海外ジャーナルへの出版サポートを行っており、世界80か国以上にサービスを展開している。扱う内容は専門的で、世界中の大学や研究機関を相手にビジネスを行っている。


Me Japan http://www.manuscriptedit.jp

manuscript edit


インドをはじめとするアジア諸国は、先進国の製造業の生産拠点と言うイメージが強いが、インドに関してそれは当てはまらない。今ではITなどのプロフェッショナルサービスの輸出国となっている。また理数系に優れた人材の輩出国ともなっている。例えば、アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者の36%、米マイクロソフト社の職員の34%がインド人と言われている。さらにイノベーションの先端地域であるシリコンバレーの技術者の約3分の1がインド人、ハイテク企業6〜7社に1社がインド人による起業、それらハイテク企業CEOの7%がインド人だ。イギリスの医師の40%以上がインド出身というデータもある。世界には優秀なインド人が溢れている。レシプロ社の創業者であるベスラ博士は、インド国内ではトップレベルのインド工科大学(IIT)で博士号を取得し、日本の筑波大学で研究者として活動した経験を持っている。

このように優れた人材の多いインドだが、高学歴者は日本以上に尊敬を集める。インドのトップ大学を卒業できれば、就職は元より、企業内での高い報酬も約束される。故にインド国内では高い学歴を獲得しようと大受験戦争が巻き起こっている。

ここで考えてみてほしい。冒頭に述べたように、2028年に世界一となるインドの人口は、14億人と言われている。日本の10倍以上だ。この人口で、熾烈な競争をしているため、優秀と言われる人間の数も質も圧倒的だ。しかも、英語が準公用語で使われているため、彼らは当たり前のように英語を使う環境で育っている。

日本のグローバル化が叫ばれて久しいが、グローバル化によって、市場は日本から世界へ移った。日本人は彼らのような優秀な人間がひしめく中で戦って行かなければならない。競争するにしても恊働するにしても、高いレベルの専門性と英語力が求められる。


Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る