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コラム「文明発展と本当の豊かさ〜『地球最後の楽園』パプアニューギニアに学ぶ」第1回

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グローバルキャリア塾・連載コラム

文明発展と本当の豊かさ〜
「地球最後の楽園」パプアニューギニアに学ぶ

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第1回:世界観をぶっ壊す体験


1969年大阪市生まれ。神戸大学経済学部卒業。1995年青年海外協力隊員としてパプアニューギニアに赴任。2000年より現職。日本を始め、世界各国からの旅行者の受け入れ、TV撮影のコーディネートなどを行う。共著に「地球の歩き方―パプアニューギニア―地球の揺りかごを巡る旅」
「パプアニューギニア―日本から見た南太平洋の宝島」
パプアニューギニア人の妻との間に1男1女

縁あってこのコラムに執筆することになったのだが、受けてから、対象は留学を考えている人、と聞いた。ところが困った事に、僕は留学をした事が無い。だから、留学のノウハウを教える事も出来ないし、それ以前に果たして留学が良い事なのかさえ分からない。

でも、留学をきっかけとして(或いは世界に飛び出す事で)、自分を磨こう、世界から学ぼう、と言う意欲のある人には一読して欲しい。

僕は青年海外協力隊に参加する事でパプアニューギニアと言う国を知り、そこに住み、現地の人々と生活を共にすることで、これまで持っていた人生観・世界観がぶっ壊された。そして、この国にハマり、15年以上経過した今もこの国に住み、世界とパプアニューギニアをつなぐ仕事をしている。

パプアニューギニアは日本から南に6,000Km、南半球にある独立国家で、世界で2番目に大きいニューギニア島の東半分と大小1500の島々からなる。地図上で言うと、オーストラリアの真上にある恐竜の様な形の島、と言うと分かりやすいかもしれない。16世紀の大航海時代から、そこに漂着する西洋人は居たが、植民地化は随分と遅れ、島嶼部と海岸沿いの町が西洋列強の支配下に置かれたのは19世紀も終わりに近い1884年。当時、険しい中央山脈に阻まれた山岳部(ハイランド)に人間は生存しないだろう、と思われていた。1930年代に入り、奥地に金鉱脈を求めて入る探検家によってハイランドが「発見」された時、そこには大きな集落が存在し、当時の島の総人口の3分の2以上が石器時代さながらの生活を営んでいたと言う。

赴任当初の僕には、世界で最も文明の遅れている、と呼ばれるパプアニューギニアに、自分の持てる知識や技能を教えに行ってやろう、と言う、ある意味傲慢な気持があったのかもしれない。しかし、現地に足を踏み入れ、彼らと生活をすることで見えてきたのは、世界には経済発展や金の多寡、GDP等では測れない価値観がある、と言う事。そんな中、教える事よりも教えられる事の方が多い事に気がついた。

20世紀になって、パプアニューギニアは数千年の「鎖国」から目覚めたばかり。
そこは近代的な物質的豊かさとは程遠く、電気もガスも水道も無いが、豊かな自然に囲まれ、大地の恵みと共に生活し、今ある暮らしに満ち足りた笑顔に溢れる。

一方、経済発展という名のもとに自然を切り崩し、「先進国」に追い付け、追い越せでやってきた日本人。その結果、物質的に豊かになったが、私たちは本当に幸せになったのだろうか?

さあ、みんなも飛び出してみよう。
世界観がぶっ壊されるなんて経験、ちょっと他では出来ないかも。
このコラムでは、僕の経験を元に、パプアニューギニアと言う国と、そこに住む人々の暮らしを紹介しつつ、日本人がそこから学べるものがあるのではないか?と言う問題提議をし、又、この国が抱える問題にも踏み込みたい。




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