スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「国際派アスリートたち」第6回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

国際派アスリートたち

> > 国際派アスリートたち

第6回:イタリアと日本のハーフ:ケイ・コッツォリーノ選手

竹内博信氏

スポーツコラムニスト/マーケティングジャーナリスト

竹内 博信

大学卒業後、外資系メーカー、市場調査会社などに勤務。主にマーケティング業務に従事する。その傍らでオブザーバーとして数々のスポーツを取材、アスリートとの親交を深める。彼らの半生を描いたノンフィクション小説を上梓予定。趣味は旅行、観劇、映画鑑賞他多数。

こんにちは。竹内博信です。

秋も深まりレースシーズンは閉幕を迎えつつあります。

今回はお父様がイタリア人、お母様が日本人の
ケイ・コッツォリーノ選手を紹介します。

ケイ・コッツォリーノ選手

ケイ選手は1987年生まれの23歳。
端正で甘いマスクで女性にも人気の高いケイ選手ですが、
話をうかがってみると素性は気骨あるナイスガイでした。

「日本で生まれ、幼い時からインターナショナルスクールに通い、
学校では英語、家では日本語を話していました。
中学生の時にカートを日本で始めて、全日本選手権
ジュニアにも参戦していました。同期には大嶋選手、
塚越選手も走っていました。僕にはイタリア人の血が流れているのですが、
そこまでの経歴からか、僕にはイタリア人の気質が
足りないということで中学・高校はイタリアで生活しました。」

ケイ・コッツォリーノ選手

ハーフ、ということで幼い頃から国際感覚が育まれる
環境で生活してきたケイ選手。レースの世界でステップアップすべく、
イタリアに渡った時の経験を語ってくれました。

「とにかくイタリア人を始めヨーロッパのドライバーは
ファイティングスピリットが前面に溢れ出ていました。僕の
ドライビングはまだまだ、もっとプッシュしなさい。とよく
言われました。レースというのは何よりも強い気持ちが大切、
ということを改めてイタリアで学ぶことが出来ました。」

ケイ・コッツォリーノ選手

イタリアで貴重な経験を積んだケイ選手でしたが、
ドライビングスキルだけでなく、タフなメンタリティも
培われたとのことです。帰国後、19歳の時にフォーミュラ・
トヨタというカテゴリにおいて、年間3勝を上げシリーズ
チャンピオンに輝きます。そして全日本F3に2年間参戦した後、
今年から国内最高峰のフォーミュラ・ニッポンに参戦しています。

シーズン序盤は「壁にぶつかった」というケイ選手。
しかしイタリアで学んだ"レースに必要な強いメンタリティ"を
常に思い返し、10月に開催された第6戦ではルーキーにおける
シーズン最上位4位でフィニッシュしました。

ケイ・コッツォリーノ選手

この一年間で成長著しいケイ選手に将来の目標を聞いてみました。

「将来、海外に出てみたいという気持ちは確かにあります。
ですが、僕は海外ではまだまだ無名でまずは国内で
結果を残す必要があります。結果を残して状況が整ったら
ヨーロッパに行きたいと思います。というのは、フォーミュラ・ニッポンは
ヨーロッパで開催されているGP2よりレベルが高いのです。
GP2は若いドライバーが多く、1,2年参戦してステップアップ
するケースも多いのですが、フォーミュラ・ニッポンは
何年も参戦しているドライバーがたくさんいてハイレベルです。
ここで好成績を残し続け、”僕は世界を目指しています”という
アピールをしていけば将来、F1も夢ではないと考えています。

澱みの無い表情で語ってくれたケイ選手。
11月に開催されたJAF GRAND PRIX FUJI SPRINT CUPにおいては
予選で見事にポールポジションを獲得、観客からは大声援が送られました。

イタリア人と日本人のハーフであるケイ選手。
これから日本人の強さ・美しさを国内に留まらず海外でも
表現していく。そんな日を心待ちにしています。

ケイ・コッツォリーノ選手

<写真提供: ex-sports.jp




Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る