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コラム「勝ち組の法則〜中国で稼げ!ガラパゴスJapanからの脱却〜」第6回

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グローバルキャリア塾・連載コラム

勝ち組の法則〜中国で稼げ!ガラパゴスJapanからの脱却〜

> > 内山 雄輝さん

第6回:Japan as No.1 Dream maker!

内山 雄輝さん

株式会社WEIC
代表取締役社長

内山 雄輝

静岡県出身。早稲田大学卒業後、早稲田大学発ベンチャー企業(株)WEICを設立。中国語eラーニングシステムを開発提供。2008年に上海現地法人を設立し、中国人向け日本語eラーニングの提供及び中国進出コンサルティング事業を展開。MIJS(http://www.mijs.jp/)海外展開委員会副委員長、日本人初の中国成都市ソフトウェア協会顧問を務め、事業家と日中IT業界コネクターの両面で活躍中。

「勝ち組の価値」と題して、このコラムを半年間書かせていただいた。この半年で、弊社も大きく躍進し、世界の流れも大きく変わった。半年という期間は短いと感じるが、この短い期間で状況が一変するのが、現在の世界情勢だ。

今は世界の変革期、新興国の台頭によりアメリカを中心とした先進国のあり方が大きく問われている。

そんな中、「これは、世界で起こっていることだ、自分は普通に生活していける」と思っている日本人がほとんどだろう。しかし、確実に今後5年でそうは言っていられなくなる。我々の父親世代が築いてきた社会は、戦後我々の国を世界2位の経済大国に成長させることに成功した。しかし、その輝かしい社会は、グローバル、特に新興国が世界を動かすようになった現在、既に時代遅れの構造となってしまっている。

日本は、新興国のしたたかさに気づくのが遅れ、この半年の間に世界第2位の地位を中国に奪われた。グローバル経済で生き残っていかないといけないのに、教育レベル、特に語学レベルはアジア最低レベルであり、借金に至っては世界最高レベルである。

年金構造の崩壊、円高による日本企業の海外移転によりもたらされる国内雇用情勢の更なる悪化、輸出企業の業績低下による日本人の給与水準の低下、海外の資本による日本企業の買収に伴う日本の知的財産の流出。そして、将来我々の上司は、中国人や韓国人になるだろう。その際に適用されるのは猛烈な競争原理が働く実力主義の企業体質である。今の日本人はその競争に勝てるのだろうか。

今後3年で日本は変革を決意しなければ、我々30歳前後の日本人の10年後の生活は今のようにはいかないだろう。

しかし、悲観ばかりではない、円高は全て悪のように報道されるが、円高によって日本企業が海外企業を買収する例も増えている。財務状況が健全な日本企業が、国内設備投資の代わりに海外企業の買収に積極的になるのは非常にいいことだと思う。しかし、買収した先をマネージメントする日本人にグローバル経営観念がないと、日本人を差し置いて、結局は優秀な外国人のマネージャーがそれを行うことになるのであろう。

今日本は、世界で戦うことにもう一度積極的にならなければいけない。これらは、国だけが考えることではない。僕たち一人一人が対応策を考え、そのような将来に今から備えるべきだ。

中国は、もっとしたたかに考えている。今後3〜5年で中国の給与水準を2倍以上にしていくというのが中国政府の目標であるそうだ。そうすると、中国の国内購買力は上がり、不動産価格の維持、商品の消費増が見込めるという利点がある。中国で市場開拓に力を入れてきた企業にとっては良い方向に向かうだろう。

しかし、中国に製造拠点を多く持つ日本企業にとっては賃金負担の増加によって人件費の増加、固定費の増加による業績の低下に見舞われ、株価が下がり企業価値が下がる。そこに目をつけ、中国製品のブランド価値向上の為、品質の高い日本製品や日本の技術がほしい中国は日本企業の買収を今より加速させる。「結局は中国が勝ちますよ」と先日会った中国の役人は堂々と僕に言った。

なんとしたたかな国という見方もあるが、自分の国をよりよくしようと「一生懸命なんだ」と感じている。

これが現実だ。それが金銭的な豊かさを得るという夢だったとしても、一生懸命その夢をつかもうと努力する国と人民と、「Japan as No.1」という過去の栄光に胡坐をかいて将来に訪れる悲劇を率直に見ようとしない国と国民の違いだ。

日本の今の状況は全てが悪いということではない。悪いこともあればいいこともある。結局は、皆に平等に流れている「運」をつかもうと必死になる人が最終的に生き残るのだ。ビジョンは国が作るものだが、ビジョンを理解し、ビジョンを自分の生活にあてはめるのは我々個人の仕事だ。

さて、もっともらしいことを述べてきたが、結局は人間なんてそんなに強くない。いい暮らしをしていれば、努力する気などなくなる。死なない暮らしができると思えば、それで満足だってできる。若くして自分の将来の目標を語ることができる人は素晴らしいが、ほとんどがそうではない。僕だってそうだ。今明確に「自分の将来の目標はこれです」なんて言えない。

でも、僕はいつも思うようにしている。今は運動会の最中だと。資本主義という世界対抗運動会が行われている今、さすがにビリにはなりたくないし、できるなら目立って注目されたい。それがだめでも10番以内に入りたい。僕はそう思っている。

我々が何を目指して走っているのかなんて、誰かに教えもらうことじゃない。自分で考えればいい。要は、この国が忘れてしまったのは、自分で考えるということなんじゃないだろうか。

先進国に生きる僕たちが、新興国に生きる若者と同じように、将来の形を真剣に考え、夢を持てるよう努力することが、これからの若手に求められることであり、そんな夢ある社会を作ることが僕たちに求められていることだろう。

でも、夢ある社会の定義なんてない、夢ある社会は夢であり、それはきっと一生かかって探すものなのだろう。

だけど、何かを探しながら走り続けている人はかっこいい。日本人が日本人に憧れる社会こそが夢ある社会なのかもしれない。

歴史は螺旋階段。時代の変化の中で「Japan as No.1」から「Japan as No.1 Dream maker」を目指すのが今の僕の夢。

さて、皆さんの夢は?



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