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Part.2 不便なほど面白い!食事&寮生活


アウェン
やっぱり中国料理はおいしかったですね。すごく太りました!(笑) 私は上海にいたころが過去最大でしたね。

ケグリ
そう、カウンセラー座談会の欧米編でも言ってたけど、男子は痩せるんですけど、女子はなぜか太るんです。


アウェン
留学生のころは学食か屋台で食べてました。朝、路地にズラーっと屋台が並ぶんですね。肉まんが1元で野菜まんだと5角。あと煎餅(チェンピン)という塩辛いクレープみたいな美味しい食べ物があるんですけど、それは2元でちょっと贅沢みたいな。それを日替わりで買って、食べ歩きしながら学校に行ってましたね。
お昼は学食か・・・ケグリさんの頃は「フーファン(盒饭 he fan)」ってありました?
  煎餅


ケグリ
はい、ありました!

アウェン
「盒 he」は「蓋付きの箱」という意味なんですけど、まあお弁当ですね。発砲スチロールの容器にご飯とおかずを数品盛ってもらうんです。3種類で5元くらいで、ご飯とおかずがぐちゃぐちゃになってるのを食べるんです。最近は衛生面の問題だとかがあるので、都市部では学生食堂などでしか見られなくなっているようですけど。   フーファンを食べる図

ケグリ
すごいボリュームがあるし、まぜこぜになった、おかずのつゆがしみしみのご飯がおいしかった(笑)   フーファン!

アウェン
ケグリさんは自炊したりしてました?

ケグリ
いや、寮ってそんなに自炊の設備もなくて、各階にガスコンロが2個ぐらいづつある程度で。部屋で電気を食うことをするとよくブレーカーが落ちて怒られるから、ときどきインスタントラーメンを作るくらいでしたね(笑)。あとは、だいたい食堂か外食でしたよね。韓国料理とかも、よく食べに行きました。

アウェン
外食しても安いですもんね。その頃は、日本料理屋に行くのはちょっと特別な日で、みんなで誘い合わせて行ったりとか。各国の料理を作ったりっていう日もありましたけど。
あと、出前もよくしましたし、欧米編に出てた「辛ラーメン」もよく食べました。(笑)
  韓国ラーメン


--- 中国留学の特徴といえば、何といっても留学生は全員、留学生寮に入るということだと思いますが・・

アウェン
ケグリさんは二人部屋でした?

ケグリ

二人部屋でした。行く前から一人部屋に住むつもりは全然なくて、始めはトイレ・シャワー付きの一番いい寮に入ったんですね。「トイレ・シャワーが自分の部屋にない生活なんて絶対考えられない」と思って申し込んで行ったんですけど、行ってみたらなんだか暗くて(笑)。
むしろ選択肢になかったトイレ・シャワー共同の留学生楼のほうが、いろんな国の留学生が入っていて面白そうで、そっちに移りたくなりました。変更のお願いをしたら、ちょうど一週間くらいで空きが出て移れました。
留学生楼にはテレビもなかったけど、結局1年間なんの苦もなく過ごせたので、我ながらすごいな、と思いました。案外シンプルに生きようと思えば、生きられるものだな、と。


アウェン

私も最初に入ったのは、留学生宿舎の中ではちょっといい寮でした。トイレ・シャワーに、テレビもエアコン付いてて、日本人が多く住んでいて。ルームメイトはすごく長く住んでいる日本人だったんですけど、クローゼットをど真ん中に置いて、無理やり部屋を二つに仕切っていて、私は壁側の日の当たらないほうだったんです。もう初日からそこを出たくなって、留学生事務室に変更希望を出しました。

移った先は、トイレ・シャワー共同で値段も半分くらいの3人部屋で、ドイツ人とアメリカ人が一緒でした。天井には扇風機みたいなのがカタカターっと回っているような古い寮だったけど、すごく好きでしたね。ただ、シャワールームはボロボロで、しかもその頃は男女兼用で・・

   
多国籍チーム

ケグリ
えっ!?

アウェン
今はさすがにそんなことは無いと思いますけど(笑)。入るときは外のカギをかけて使ってましたね。

ケグリ
今考えるとあまり快適なものではなかったですよね。お湯が出る時間も決まってて、夜12時になると出なくなるから、駆け込みみたいな。

アウェン
洗面所も朝は混むし。でも、そういう不便なほうが交流は多かったですね。

ケグリ

そうなんですよね。洗面所での付き合いとかとか、あと開水(kai shui カイシュイ=お湯)を汲む場所での付き合いとか。お湯が出る場所があって、そこに自分たちのポットをもって、お湯を汲みに行くんです。

  開水

アウェン
北京電影学院に移ってからも、最初はそういう古い寮だったんですけど、一年後に新しい留学生寮ができて、完全に個室になったんです。そうしたら、やっぱり雰囲気が変わって、交流が少なくなりました。それでもみんな昔の習慣が残ってるんで、ドアなんて開けっ放し。「好きに入っておいで」みたいな感じで。もちろん便利になった面もあって、DVDやテレビも見るようなって、ちょっと現代に近い生活が始まりました。

ケグリ
そう、今はトイレ・シャワー付きが多いし、テレビも基本的についてるからあまり参考にならなさそうですね(笑)。

アウェン
でも、寮はいいですよね。特に二人部屋とか。

ケグリ
いいですね。他の国の人たちと生活することが面白かったです。

アウェン
もう、家族みたいになってしまうんですよね(笑)。朝から晩まで一緒で。一年とかでも、本当に濃厚な時間ですよね。

ケグリ
そう本当に。私のルームメイトは韓国人で、文化や生活習慣の違いにイライラしたりするときもありましたけど(笑)。それもまた今となったらいい思い出。たまにルームメイトと合わないという人もいましたけど、少なかったですね。ルームメイトを介して、またその国の友達ができるし。

アウェン
で、ちょっとはルームメイトの国の言葉も覚えてみたり・・・

ケグリ
そう、お互い覚えますよね。向こうのお父さんから電話がかかってきたりするから・・・

アウェン
「ちょっとお待ちください」とか(笑)。そのころは携帯電話も無かったですからね。今はだいぶ様変わりしてますね。

----たとえばどんな国の留学生が多かったですか?

アウェン
まず韓国、あとはドイツが多かったかな。フィンランドの人もいましたね。家族が遊びにきて一緒にご飯を食べたりして、未知の世界が近くなった感じがしました。

ケグリ

北京師範大学での私のクラスは日本人と韓国人とインドネシア人しかいなかったので、主に仲良くしてたのはアジアの国の人達ですね。特にラオスやミャンマーの人と仲良かったです。留学後2回ラオスに遊びに行きました。

  インドネシアの友達

アウェン
いいですね〜。アジアの人って仲良くなりやすいですよね。習慣が似てるのかな。お互い中国語ですか?

ケグリ
はい、中国語で。

アウェン
ですよね。イタリア人とカナダ人が中国語で話してたりして(笑)。奇妙なんですけどその場にいると自然でした。

 2   

Index

 ■Part.1  なぜ中国へ留学したのか?〜中国カルチャーへの”恋愛”
 ■Part.2  不便なほど面白い!食事&寮生活
 ■Part.3  中国語の勉強法 〜会話の相手には事欠かない中国
 ■Part.4  中国留学とその後のキャリア 〜留学の成果を形にするまで
 ■Part.5  これから中国留学する皆さんへ

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