アイルランド留学で変化したこと
名前 | K.Wさん | ![]() |
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プログラム | 短期語学留学 | |
都市 | アイルランド/ゴールウェイ | |
学校 | Galway Cultural Institute | |
期間 | 2017年2月〜5週間 |
アイルランドで得たもの1〜語学への自信
私が今回の留学において重要視していたのが、日本人の少ない町で、様々な国の生徒が通う語学学校という点でした。
留学前と後で大きく変化したと感じる点は大きくわけて2点あります。まず1点目は、自分の英語力に自身がついたという点です。GCIには約 25 ヶ国の国から集まった生徒たちが英語を学びにきており、日本人は私を含め2、3人でした。ホームステイ先でも、5週間で計5人の留学生が滞在しました。
学校登校日初日は、周りの生徒たちの授業中の積極的な授業態度と、すでに出来上がっている友人のグループに圧倒され、正直、かなり精神的に参ってしまいましたが、ホストマザーに話したところ、「明日は絶対今日より全てが何倍も簡単になる」と言われ、限られた期間の中で、できるところまでやってみようと思い直すことができました。ホストマザーの言葉を受け、自分でも初日よりも何か改善しようと、2日目からは自分が日本人ということを忘れるようにして、自分から積極的に同じクラスの子に話しかけたり、授業中に発言するように心がけました。
私は他の生徒と比べると特に自己主張が少ないと先生に言われ、流暢なヨーロッパの国の人と比べると、気付けば会話に置いて行かれている時がしばしばありました。授業中も、たまに進みが早くて、当初はあいまいな点をそのままにしていましたが、分からない事があるのは英語で授業を受けているのだから当然だと開き直り、授業中でも授業後でも先生に質問しに行きました。GCI の先生方はそんな私に嫌な顔一つせず、惜しまず、時間を割いてくれました。
また友達、先生、ホストマザーとの日常会話、SNS のやり取り含め、全て英語だったため、振り返ってみれば多くの人とコミュニケーションをとればとるほど、自分の自信に繋がったと思います。
アイルランドで得たもの2〜内面の変化
2点目は、Galway の町の人たちの多くの優しさに触れることにより、内面的な部分がかなり変化しました。
ホームステイということもあり、家から学校まではバスを使って毎日登校しました。学校行きのバス停の場所が分からなかった時に勇気をもって近くのスーパーのお客さんに話しかけて場所を尋ねたところ、初対面にも関わらず、車で学校まで送り届けてくれたりしました。バスの車内で仲良くなったおばさんには、家まで招いてもらったり、子どもたちと一緒に遊んだりしました。バスの車内で体調を崩した時には、周りにいた人たちが介抱してくれました。
このようなケースが稀で、私はかなり恵まれていたのかもしれないのですが、自分が困った時、辛いときにそばに私の手を握ってくれる人、抱きしめてくれる人が Galway にはたくさんいました。日本に帰国して、「おかえり」と言ってくれる家族、友達、バイトの仲間1人1人に感謝する心を改めて今回の留学を通して学びました。一期一会の出会いだった Galway の人たちの優しさに触れ、感銘を受け、人として在り方を考えさせられました。
休日の過ごし方
休日は、学校のアクティビティーからツアーに行ったり、パブに行ってアイルランドの音楽を聞きながら友達とビールを飲んだり、学校の友達と1日ダブリン観光に行ったり、買い物をしたりと、有意義に過ごせたと思います。今回、アイルランド留学を通して、本当に貴重で特別な1ヶ月を過ごすことができました。
最初は慣れない外国、町で苦戦することがほとんどで何度も心が折れそうになりましたが、それと同時に日本にいては、出会うことが出来ない人たちばかりで、つたない英語だったとは思いますが、世界中に友達を作ることができました。特に、アイルランドで自分がたくさんの人たちに親切にされた経験というのは本当に大切な出来事であり、日本に帰国しても Galwayの人たちが私に接してくれたような温かい心を持ち続けたいと思います。