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コラム「ぽっかぽか大連だより」第5回

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第五回: 中国人は無愛想?

篠崎氏

ハオ中国語アカデミー

篠崎将彦(しのざきまさひこ)


1975年5月4日生まれ。埼玉県出身。株式会社ハオ中国語アカデミー中国語講師を経て、大連校マネージャーとなる。中国や東南アジアを放浪する癖がある。一方で、演歌と落語をこよなく愛す。

中国人が無愛想なのは世界中で有名な話だ。確かにそれは事実だと思う。成田空港を飛び立った中国系航空会社のフライトアテンダントからこの無愛想は始まり、到着したホテルでも、お土産を買うデパートでも、まず笑顔はない。まるで、笑ったらお金をとられるかのようである。

でも、中国のどこの街中でも、仲のいい友達同士や家族連れ、カップルたちは笑顔で楽しそうに歩いている。だから中国の人だって、他の国の人と同じ。楽しい時は笑うし、悲しい時は泣くのだ。でも、日本人と比べると、人間関係の境界線がかなり違うように思う。日本人では、個人的に知り合いではなくても、例えば、相手がお客様ならとりあえず笑う。愛想笑いだ。
そう、中国にはこれがない。何の面識もない一見さんに笑顔をふりまく必要性がないのだ。

私が個人口座を開いている某中国系銀行の窓口には、いつも中年の女性行員と新人風の青年行員が座っている。この銀行を使い始めた頃は、この二人に愛想の「あ」の字もなかった。それが、何回となく通ううちに、挨拶するようになり、二人に笑顔も出てきた。
今では、私が給料をおろすと、「今月は少し使いすぎじゃない?」とか、「また飲み代?」などと余計な心配までしてくれる。自分のお給料をおろしているのに、毎回、何だか恥ずかしくなってしまう。

つまり、中国では面識がなければ挨拶も笑顔もいらない、ある意味、超省エネ型人間関係なのに、何回か顔を合わせるようになると、とたんに、笑顔どころかとことん相手個人の領域にまで入ってくる、超消費型人間関係になるようだ。だから、中国で生活していると楽しい。「余計な」お世話を焼いてくれる人が滞在日数に比例して増えるからだ。

ただ、中国にも急速な近代化の波がやってきて、各業界も熾烈な競争だ。日本で言う愛想笑いも都市部では増えた分、「余計な」お世話が少しずつではあるが、消えていくのかもしれない。今のうちに、「余計な」お世話を焼いてくれる人たちにとことん甘えることにしようと思う。


熱気あふれる大連の「外国語コーナー」



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