スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「韓国雑記−異文化の海を泳ぐ」第21回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

韓国雑記−異文化の海を泳ぐ

> > 韓国雑記−異文化の海を泳ぐ

第21回:韓国ジュニアプログラム

1998年ナレーター時代、韓国のスタジオで収録の為初渡韓し韓国に一目惚れ。以来仕事で日本と韓国を頻繁に行き来する事となる。1999年初頭から独学で韓国語を学び始め、同年8月休業して高麗大語学堂に短期留学。2004年KLPT(世界韓国語認証試験)日本開始の際設立された検定協会に入社。以後運営に奔走し2008年KLPTを引取りNPO法人日韓コミュニケーション協会設立。
HP : KLAT(韓国語能力評価試験)  JAPAN事務局

前回のコラムでも触れさせて頂いたが、8月6日から毎日エデュケーション主催の韓国ジュニアプログラムのアドバイザーとして、約2週間に渡り今回2期生となる中高生の皆さんに同行させて頂いた。

韓国の冷房はキンキンに冷えていると書いたが、韓国でも節電をしていたという事を到着して知る事となった。様々な場所で、バスのタイヤ級の大きな扇風機を回しているのをよく見かけ、滞在した寮の部屋も、室内が28度を上回るとエアコンの電源が入ると掲示され、入寮当初は暑くてかなわない状況であったが、数日の内に何故かキンキンに部屋が冷えだしたのには、相当笑った。

さて滞在中に、韓国で例の一連の問題が起き、この先日韓交流をしていくのは難しい状況となるといった報道が日本でもなされ、2期生のメンバーもこれにはひどく胸を痛めた。もう韓国に来られないのではないか?そんな声まで挙がった。

また8月15日に課題活動でロッテワールドに行った時にも、ここで楽しんでいて果たしていいのか?何故この日にこの場所なのか?という意見も出た。このロッテワールドの課題活動では、学校から「ロッテワールドに行って、かっこいい(綺麗な)人を探して写真を撮って下さい」という課題が出ており、これについても、この日にこんなチャラチャラした課題をやっていいのか?どうしてこんな課題を出すんだろう?という声もあった。

課題を出したのは韓国人の先生方である。私が短期留学をしたり、長期で滞在したりしていた頃は、両国間がもっと険悪な時代だったから、あり得なかったが、先生方がそういう課題を出すという事は、日韓関係がそれだけよくなった証拠だと言えると私は伝えた。

そして、何より私たちアドバイザーは、みんなの為にいる。みんなの事を、「日本から韓国語を学びに来た中高生たちだ」と丁寧に話して、嫌な顔をする韓国人など1人もいない。自分の国の言葉を若い、そして幼いみんなが、2週間も韓国に滞在して一生懸命学んでいるという事を聞いて、非難などする人はいない。どの人も笑顔で、温かい表情で受け入れてくれる。

滞在中、みんなを連れて移動していると、どれだけ多くの韓国の方々から声をかけて頂いたか分からない。お母さんたち、おばあちゃまたち、若いお姉さんやお兄さんたち。2期生全員にすべてを伝える事は出来なかったけれど、どこに行っても、どこを歩いていても、「先生、何の集まりなんですか?」と本当に沢山の人達が声をかけてくれた。そして、心からあなた達を誉めてくれた。また歓迎してくれた。

「そうですか?日本から来たんですか?中学生と高校生?偉いね〜。わたしも日本語の勉強しようと思ってるんですけどね、思っているだけで全然してないんですよ。こんなに近い隣の国の言葉なんだから、私たちも一生懸命日本語勉強しなきゃ。ねー?」

帰りの金浦空港で出会った、60代位のお母さんたち10名程の集団の1人が、周りの友人であろう人たちにそう語りかけた。お母さんたちは口々に、「偉いね、偉いね。」、「そうだよ、私たちも日本語勉強しないとさ。」、「どこで勉強する?」、「どこどこの学院は1時間で3万ウォンだったよ」、「そこいいんじゃない?」

両国間に多くの難しい問題が存在するのは事実だ。でもわたしは、偏ったメディアの報道よりも、自分の目で見た事を伝えたい。

ジュニアプログラムに参加したみんなの存在自体が日本と韓国にとって、大きな宝だという事も。

この韓国ジュニアプログラムが、この先もずっと続いていく事を心から願いつつ・・・・。

韓国ジュニアプログラム修了式


Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。




Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る