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第9回: 38歳で英語嫌いを克服。そして変わった事。
プロフィール
文 美月 ヘアアクセサリー製造販売・リトルムーンを経営。 |
- 運命を変えた韓国留学
- 考え悩んで気づいた、自分の個性
- 一回り大きな自分に会うため、いざソウルへ
- 全身で感じた、学べる喜び
- 結婚・出産、そして起業
- 人生は、失敗か成功ではない。学びか成功のどちらかだ。
- 自分の最大の敵は、自分の中の壁
- 英語とfacebookで広がる世界
- 38歳で英語嫌いを克服。そして変わった事。
- 被災地復興に向け「何が出来るだろう」と、自分に問い続けた半年。
- 子供が教えてくれた、人間の可能性の大きさ
- 「どうしたらお金持ちになれるの?」という子供からの質問
- 他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる
- 私が韓国のバスケットコートに立つという意味(1)
英語アレルギーで極力英語に関わらなくて済む人生を歩んで来た私は、小生意気にもずっとこう思っていました。「英語が出来るからといって必ずしも仕事が出来るわけではない。一度に全ては出来ないから、まず私は自分の強みを知ってそこを磨く。英語が話せる人に、将来的に仲間に加わってもらえればそれでいい。」と。
今思えば本当に英語を勉強したくないだけの言い訳でもあったのですが、自分の得意分野を活かしてまず経験を積みたかったという意味では誤った考えではないと思います。しかし私は、ある程度ビジネスの経験を経て、またグローバル視点が必須となってきたここ数年で、その考え方も少し進化させねばと思うようになっていました。過去にフランスとの商談で英語が出来ずにいい関係をうまく築けなかった経験や、世界の貧しい国の女の子にヘアアクセを送りたいと考え始めていた時期だった事がそれを後押しし、英語の習得が具体的に自分の視野に入ってきたのです。
「低コストで迅速な決断をせねば生き残れない中小企業にとって、経営者自らが流暢とまではいかずとも最低限の英語は身につけておいた方がいい。ノンネイティブだった韓国語も出来るようになって私は人生が変わった。仕事もそれが大きなきっかけとなった。英語だってきっと自分に何か幅が出るはず。日英韓の三ヶ国語でのビジネスは、必ず新たな強みとなる。よし!今まで苦手だった英語と、正面から向かい合う時期が私にも来たと思って取り組んでみよう!」
それが今から約2年前、当時38歳のことでした。記憶力や定着力など年齢的にどうかなとも思いましたが、「やってみなければ分からない」人生を歩んできた私の事ですから、すぐに年齢は気にならなくなりました。英語のやり直しスイッチがパチンとオンになった途端、すぐに英語学校を探して入学。ゆっくり勉強していると毎日の忙しさに流される自分の性格を知っていたため、私は一年間を重点的な英語習得期間と決めました。将来のあるべき姿を描き、それを達成するために逆算で日々取るべき行動を決定しました。特別な勉強テクニックはなくとも、この「どうなりたいか」というしっかりとしたイメージあれば「いつ、何を、どうするか」という具体的な行動は自然に決まりやすくなります。
私は毎日4時半起床を徹底し、家族が起き出すまでの早朝2〜3時間を毎日ひたすら英語学習に充てました。勉強した一時間ごとに色エンピツで一マス塗りつぶし、勉強時間を視覚化しました。これは大学受験の時に自分で編み出した方法です。私は当時所有していたipod touchに英語のDVDを落とし、音に合わせてひたすらシャドーイング。料理を作りながら洗濯を回しながら、とにかくぶつぶつ英語のフレーズを繰り返し口にしていました。文法読解については学生の頃の知識が20年経っても頭の片隅に残っていて、日本の詰め込み教育のいい面を垣間見た気も。
なぜ自分が勉強しているのか気持ちが弱くなってしまいそうな日は大いに息抜きをしました。そして「どうなりたいか」という目標に戻って自分のイメージを確認し、強い気持ちを取り戻しました。強い気持ちさえ続けば、4時半起床も遊びの時間を減らす事も、苦ではなくなります。ここに述べた私の勉強法は特別正しいわけでもなく、人それぞれだと思います。それより強い気持ちを持ち続けられるかどうか。それがどんな優秀な本に書いてある勉強方法にも勝るでしょう。
2009年4月、勉強開始前に受けたTOEICの点数は430点。読解はほぼ勘で回答、リスニングは全く聞き取れなかった状態でしたが、繰り返し勉強した結果、10ヶ月後は795点を獲得。一年で100点UPが難しいといわれるTOEICの世界で365点のUPはなかなかの快挙です(ただ最初がかなりロースコアなので伸び幅も大きい)。さらに今ほどTwitterやFacebookに気を取られる事もない時代で、大変助かったと思います(笑)その後、英語の勉強時間を少し減らした私にとって顕著な英語力向上はなかなか難しくなりましたが、現在はより専門的なビジネス英語に勉強内容を変えつつ、維持・継続しています。
2年前に「英語を勉強しよう。」と決意し実践した事で、今までは街で外国からの旅行者から道を聞かれないように歩いていた私にその苦手意識がなくなり、メンタル面でも新たな世界が広がりました。それだけでなく、驚くことにビジネス面でラッキーにも2011年からのFacebookでの海外のやり取りに大きな影響を及ぼしました。おかげ様で弊社のFacebookページ(http://www.facebook.com/littlemoon.co.jp)は約7万人の「いいね!」を頂くページとなり、海外ビジネスのお誘いが続いています。英語を習得した事は、これからの自分の人生にもビジネスにもいい影響を与えてくれるでしょう。“年齢に関係なく何かにチャレンジしてみる。”これからも忘れたくない気持ちです。












