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コラム「所変われば品変わる」第6回

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所変われば品変わる

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第6回:バレンタインデー

川内氏

Endeavour Japan エンデバー・ジャパン
主宰

川内 和子(かわうち かずこ)


東京都出身。早稲田大学卒業。大学3年次に米国国際線航空会社のフライト・アテンダントに最年少で採用され、米国でのトレーニング後、米国に居住し世界路線で世界をめぐる。大学卒業後は、米国最大手銀行、米国大手投資銀行等を経て2008年春に、世界の知識を広め・知識を共有することをめざすEndeavour Japan エンデバー・ジャパンを創設。

バレンタインデーから数日後に開催された、前回のセミナー後の交流会では、参加者たちが「チョコレートをいくつ配った」とか「いくつ受け取った」の話で盛り上がりました。今回は、バレンタインデーの話で、国によって習慣が異なり、所変われば品変わるという諺を実感した次第です。

アメリカでは、バレンタインデーに、男女を問わず、好意を寄せている人やパートナーに、花やカードの贈り物をすることは、日本でよく知られています。しかし、アメリカから日本に来て間もない人には、日本でのバレンタインデーの習慣が少々奇異に感じるようです。参加者の一人で、今年1月に、アメリカから日本へ赴任してきた20代半ばのマークさんは、勤務する企業の総務部から、2月14日のバレンタインデーが土曜日となったため、その数日前に、全社員へメールが送信され、社内便でチョコレート等のバレンタインのプレゼントを送ることを禁止する旨の通達があり、とても驚いたそうです。マークさんの考えでは、直接本人に渡せばいい、というものでした。彼の説明によると、アメリカではもっと実質的で、特に男性にとって、この日は好意を寄せる女性に気持ちを伝えることができるチャンスなのだそうです。カードに「Be My Valentine」とか「From Your Valentine」と心をこめて書き、花等のプレゼントと一緒に渡すのだそうです。大都市では、バレンタインデーの日に、レストランの予約を取ることはとても大変で、ご本人も苦労したことがあるようです。

とはいうものの、「バレンタインデーの前日の朝は、13日の金曜日ということで、自宅を出る時はテンションがすごく落ちていたのに、会社に着くと、デスクに5つものチョコレートの包みが置いてあったのですよ!」と、とても嬉しそうです。それを聞いた参加者の由香さんが、「5人へのお礼は何にするの?」と問うと、えっという表情で「お礼ですか・・・。どうすればいいのですか?」と聞きました。由香さんは親切に「3月14日のホワイトデーに、5人の女性それぞれにお礼のプレセントをするのよ」と教えていました。マークさんは、5人のうち2人が既婚者であり、他の3人も好みのタイプでないし、勘違いされると困るので、お礼は考えてしまう、となかなか現実的な答えを返していました。しかし、参加者たちから「日本の習慣に従って、お礼をしておいた方がいい。お礼をもらえないと5人とも気分がよくないよ」と説得されていました。

ところで、由香さんは、日本語と韓国語の同時通訳になる勉強のため、韓国へ1年半留学した経験から、韓国の現状に詳しく、次のような話をしてくれました。韓国でも最近ホワイトデーが行われるようになりましたが、新たに、ブラックデー(Black Day)という一種の記念日もできているようです。これは、バレンタインデーやホワイトデーでプレゼントを受け取れず、恋人ができなかった人同士が、4月 14日に黒い服を着て集まり、黒いあんをかけた「ジャージャー麺」に似た麺料理や、ブラックコーヒーを飲食する日、となっているそうです。その仲間の中からロマンスが生まれることも多いとのこと。なるほど、おいしい麺料理を食べたり、ブラックコーヒーを飲みながら、恋がめばえるのもいいですね。

日本で始まったホワイトデーの習慣が、韓国でもおこなわれるようになり、さらにその1ヶ月後にブラックデーが始まったことを初めて聞いた参加者たちは、本当に驚いた様子でした。すると、マークさんが間髪入れず「来年のバレンタインデーに、プレゼントを全くもらえなくなると厭なので、やはり、お返しをしておきます!」と、とても現実的な答えをしていました。
国によって、文化的な違いから、いろいろな習慣が始まることを参加者全員が実感した、セミナー後の交流会でした。ぜひ、皆さまも、次回エンデバー・ジャパンの英語セミナーに出席され、各国出身の参加者と文化交流もしていただきたいと思います。

エンデバージャパンのセミナー日程

「Judicial System in Japan & USA/日本とアメリカ 裁判員制度」

講師:John Visher, Esq. アメリカ人弁護士のジョン・ヴィッシャーさん
日時: 2009年4月15日(水) 午後7時 - 9時15分(6時30分開場)
場所: 港勤労福祉会館(東京・田町)



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