スマ-トフォン向けサイトへ
サポートセンター

コラム「行けばわかるさ」第2回

トピックス

グローバルキャリア塾・連載コラム

行けばわかるさ

> > 行けばわかるさ

第二回:なりたい自分になる権利行使のすすめ

丹勇貴

扶桑法務事務所

丹 勇貴(たん ゆたか)


大学卒業後、特殊法人職員、翻訳・通訳業などをしながら、週4日はサッカークラブの夜間練習に参加するという“夢追い人生活”を経験。夢追い終了後、商社勤務、レストラン経営等を経て現職。著書「就職は自分の“売り”で勝負しろ」


40歳も過ぎると「あの時、気づいていれば、もっと違う展開になったかも…」と若き日のことを思い返すことがあります。学生時代のスポーツ、勉強、恋愛、そして今日に至るまでの職業的キャリアについても、「今思えば…」という場面は、誰にでもあるのではないでしょうか。

もちろん、そんなことを思ったところで、すべて結果論ですし、いまさら考えても仕方のない“タラレバ論”なのですが、こんな無駄なタラレバ論でも、使いようによっては、これから自分の将来について考え始める若者の役には立つのではないか、と最近考えるようになりました。

たとえば、高校2年生のときに、「数V」を履修するかしないかを決めなくてはならない学校がありますが、このとき、「数学は苦手」とか「なんか面倒くさい」といった理由で「数V」を履修しないことにした場合、大学受験において理系の学部は受けられないことになります。そして、この決定によって高校2年生の段階で、医者や科学者などの理系の職業には将来就けないことがほぼ確定してしまいます。

高校2年生といえば、年齢は16歳か17歳ですが、このくらいの年で、自分が将来就きたい職業分野がある程度絞り込めている人なんて、そんなに多くはいないはずです。私自身も特に将来の職業については何も考えず、「受験が楽」という理由だけで「数V」を履修しなくてもよい文系の道を選びました。今思い起こせば、高校時代は目の前の“ハードル”である大学受験しか意識しておらず、その先にある、学生時代なんかよりもはるかに長い職業的キャリアについては、真剣に考えていなかったように思います。

ただ、この年になって思うのですが、わずか16歳か17歳で特定の職業分野に進む道が著しく狭められてしまうという現実は、本来であれば、教育現場で高校生たちにしっかりと伝えるべきではないでしょうか?「数Vを履修しない」ということは、「数Vを履修する権利を放棄する」ということであり、結果的に医者などの理系の職業に就く権利をも放棄してしまっていると言っても言い過ぎではないでしょう。

以前、「フリーターになったら、正社員になった場合に比べて生涯賃金が2億円も少ない」といった比較論が話題になったことがありますが、実は、医者になった場合と平均的なサラリーマンになった場合を比較しても、生涯賃金格差は2億円にもなるというデータがあります。ということは、「数学がきらい」などといった子供じみた理由で「数V」を履修する“権利”を放棄した段階で、将来、人よりも2億円多く稼ぐ“権利”もふいにしていると言えるのでは?

同じようなことは「語学の勉強」についても言えます。「あの時、もう少し英語を真剣に勉強していれば、もっと違った人生になっていたのに…」と後悔している人は少なくありません。これから留学に行こうと考えている皆さん、ただ安穏と外国に行くのではなく、語学を学ぶ“権利”をしっかりと行使してきてください。



Share (facebook)  このコラムをFacebookでシェアする。

  • カウンセリング予約
  • 説明会イベント
  • 資料請求

ページトップに戻る