グローバルキャリア塾 連載コラム

起業家のアメリカ留学回想録 (第5回)

第5回:いよいよ卒業。インターンや就職活動

ユナイテッドピープル株式会社
代表取締役

関根 健次

高校卒業後、アメリカの大学へ進学。卒業後は日本に帰国。2002年に26歳の時に起業。現在、ユナイテッドピープル株式会社代表取締役。世界の問題解決を目指すソーシャルビジネスを展開。イーココロ!を運営している。

(2007年11月15日掲載)

大学在学中、中国に交換留学してみたり、休学してヨーロッパに滞在してみたりと、紆余曲折ありましたが、無事4年半で卒業することができました。入学当初は環境学を専攻し、生物学者になって環境問題に取り組むなんて考えもありましたが、実際に勉強してみて生物学が想像以上に難しく、その道は諦めて3年生で経済学部専攻になっていました。

これは誤算といえば誤算でした。「行けば何とかなる」という楽観的な考えでは、卒業もできたし「何とかなった」のですが、最初の甘い願望は全然叶わなかった。といっても何となくそういう道もありだなあと考えていただけで、入学してからじっくり考えようという心構えではありました。専攻をいつでも決められるアメリカの大学は、私にとって、大いにプラスに働きました。

いつからか自分で会社を興して「社長になる」なんてことを友人に言いふらすようになっていました。大学に起業家精神を学べる授業があったので、取ってみるとまさに起業家としての心構えを徹底的に仕込まれました。授業には次々と事業で成功した先輩がやって来ては「早く大学を辞めて、会社を興しなさい」と微妙なアドバイスをくれたものです(笑)。また、実践を重視する授業だったので、キャンパスで学生相手に商売をする機会もありました。

ということで徐々に徐々に自分の進むべき道筋が定まっていきました。もっと経験を積もうと州政府の商務省でインターンもしました。日米貿易、というよりアメリカ製品をいかに日本やアジアに輸出するかをサポートする仕事でした。職場のアメリカ人から、日本の商習慣や政治、なぜここまで経済発展できたのかなど聞かれました。答えたいけど高校卒業してからすぐアメリカに来てしまったから、答えられない。ジレンマでした。これでは日本人であるという強みを全く生かせない。それなら一度は日本に戻って日本のことを理解した上で、また戻りたければ戻ってこようと思い、日本での就職を決め、日本へ帰国しました。

卒業式

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