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グローバルキャリア塾 連載コラム

起業家のアメリカ留学回想録 (第1回)

第1回:留学を決意!そしてアメリカの田舎大学への旅立ち

ユナイテッドピープル株式会社
代表取締役

関根 健次

高校卒業後、アメリカの大学へ進学。卒業後は日本に帰国。2002年に26歳の時に起業。現在、ユナイテッドピープル株式会社代表取締役。世界の問題解決を目指すソーシャルビジネスを展開。イーココロ!を運営している。

(2007年7月15日掲載)

我が国では一般的に新卒者の就職状況が悪いと海外留学する人の数が増え、逆に今日のように就職状況が良いと、海外留学する人の数は減ると言われています。これは、就職状況が悪いときには「海外留学でもして、語学を身につけ、少しでも他人と差別化を図ろう」と考える人が増えるからだと思います。

しかし、海外留学というものは、本来、そんなに“軽い”ものではありません。ただ単に日常会話レベルの英会話力をつけたいのならば、別にわざわざ海外まで行かなくても、日本国内で何とかなります。

海外留学は語学だけでなく、留学先の文化や習慣を学ぶとともに、自分が充実した人生を歩むために必要な“何か”を発見しに行くチャンスであると私は思っています。たとえば、留学先で知り合った友人、その国における物事の考え方、その国から見た日本など、思い切って海外に行かなかったら得たり、知ることの出来なかったものは、ある意味では語学力以上に貴重な収穫です。

私の知人にも、日本での進学が思うようにいかなかったため、海外留学し、現地の大学を卒業して日本で就職したという人が何人かいます。

このようなかたちで“キャリア改革”を図った人の中には、バイリンガルを売りにして、英語をバリバリ使う貿易会社に入社することが出来た者もいますし、留学帰りで英語が堪能であるはずにも関わらず、帰国後最初に就職できたのは、英語など絶対に使わない超ドメスティックな販売業という不本意な結果に終わった者もいます。

実際のところ、今日では海外留学して英語が堪能になったからと言って、帰国後の就職がそれほど有利になるとは限りません。「海外留学して英語が話せるようになれば、就職で有利」という発想は、もはや捨てたほうがよいでしょう。

今、日本社会で求められているのは、自分の意思を論理的かつ明確に相手に伝えることのできる、コミュニケーション能力に長けた人材です。しっかりとした意思伝達を日本語だけではなく英語やその他の言語で出来れば、需要の高い人材になることは間違いありませんが、単に「英語がしゃべれる」といったレベルでは、あまり重宝されないのが現状です。

これから留学することを検討している人は「自分は留学先で語学以外に何を習得し、留学後の人生でそれをどう活かすのか」といったことまで考えてから留学先を決められることを是非お勧めします。

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