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グローバルキャリア塾 連載コラム

教師が教えない日本人の英語上達のポイント! (第3回)

第三回:ネイティブスピーカーの思考方法を学ぶ

パシフィック・ゲートウェイ・インターナショナル・カレッジ
学長

サミー高橋

カナダとオーストラリアに5校のキャンパスを持つパシフィック・ゲートウェイ・インターナショナル・カレッジの学長。バンクーバーでは国際コミュニケーション塾(GLS)という「日本人による日本人のための寺子屋」を主宰して世界で活躍できる日本人の育成に努めている。著書「きっと君にもできる!」文芸社

(2008年2月15日掲載)

ロジカル・シンキングについて

英語圏の人々は、日本人と違ってつねにロジカルに物事をとらえています。
ですからネイティブスピーカーと円滑にコミュニケーションを行うには、単に日本語を英語に置き換えるだけではなく、伝えたいことを英語話者のように論理的に表現することが大切です。

例えば「私は髪を切った」と言う場合、日本人は“I cut my hair.”と言いますが、これは自分で切らない限り、“I had my hair cut.”「髪を切ってもらう」とか“I got a haircut.”と言わなければ通じません。また、英語の意思表示Yes/ Noはどちらか片方であって、YesでもありNoでもありえるという曖昧な概念はありえません。日本人ならばMaybe やSo soなどの表現を好んで使いますが、ネイティブスピーカーに“How are you?”と聞けば、たいてい“Good.”や “ Fine.”または “ Not bad.”といった答えが返ってきて、“So so.”という返事はまず聞かれません。

Why と Because

ロジカルな考え方の根底には常にWhy と Becauseという原因と結果が付きまといます。よって自分の意見を述べるときには常に論理的に納得できる理由説明ができるようにしておかねばなりません。私の息子たちが4、5歳の頃、口癖のように“Why?”、“Because…”と言っていたことが印象的です。

クリティカル・シンキングとは・・・
英語圏では小さい頃から物事を鵜呑みにするのではなく、「ちょっと待てよ。本当にそうなのかな」という客観的な物のとらえ方が教えられています。小学校低学年の成績表(report card)ですでに批判的思考力(critical thinking skills)や問題解決能力(problem solving skills)などの項目が記載されているのには驚かされます。日本人は「右向け右」的な考え方が一般的で、人が意見を言ったときに、ややもすれば無言であったり、“I think so, too.”とか“I agree.”で済ませてしまいがちです。少しひねくれているかも知れませんが、“I don't think so.” とか、“I disagree.”と言って会話を続投させてみませんか。英語ではdevil's advocateと言って、わざと反対意見を述べては議論を楽しむ人たちがいるものです。 

自己主張の勧め。アサーティブネス・スキルとは

前回では英語がうまくなる性格を紹介しましたが、やはり積極的に遠慮せずに自己表現できる人は英語が早く上達します。日本のとある商品の宣伝文句に「言いたいことが言えずに損をする人、言いすぎて損をする人」というのがありましたが、こと後者に関しては、私の知る限り、英語圏には当てはまりません。ほとんどの日本人が言いたいことが言えずに損をしてしまうのです。“You have nothing to lose.”「駄目もと」の発想で、発音や文法のミスをあまり気にせず、どんどん、厚かましいくらいに英語をしゃべってみませんか。

次回は日本人が間違いやすい英語表現をいくつか紹介します。それではまた。

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