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国際機関で働く―ことはじめ― (第3回)

第3回:コンサルタントとして国際機関で働く

外務省 国際機関人事センター

外務省 国際機関人事センターでは、国連をはじめとする国際機関への就職に関心がある方へ有益な情報の発信を行っています。

■外務省国際機関人事センター HP:
http://www.mofa-irc.go.jp/
■Facebookページ:
https://www.facebook.com/MOFA.jinji.center

(2016年9月1日掲載)

■正規職員ではないが国際機関で働くには?

国連をはじめとする国際機関で「正規職員(Fixed Term職員)」として勤務すること以外にも、国際機関で勤務する方法はいくつかあります。
まず、大学や大学院在学中に(あるいは卒業後1年以内という条件で)応募できる国際機関のインターンシップ制度や、既に当コラムでも紹介した国連ボランティア(UNV)として国際機関で勤務する方法もあります。
但し、ご存じのとおり、国際機関でのインターンについては一部有給のところもありますが、多くの国際機関では無給であり、滞在費や渡航費も各自負担となります。また、UNVについては滞在費や渡航費の支給はあるものの正規職員が通常得る基本給等は支払われません。
(注:トビタテ!留学JAPANでは、日本の大学に通う学生が、国際機関でインターンシップを行う場合、奨学金を給付することが可能となっています)。
実はその他にも正規職員ではないものの、インターンやUNVと違って規定の給与を得ながら勤務する形態があります。それが、コンサルタントと言われるカテゴリーです。

■コンサルタントとして国際機関で働く

国際機関におけるコンサルタントとは、国際機関と個人契約(individual contract)を結び、自身の専門分野の知識を活かして、国際機関で働くことを指します。この契約で勤務する方を国際機関業界では、通常「コンサルタント」と呼びます。
日本人が通常「コンサルタント」という言葉から想像するのは、企業経営についてのアドバイスなどを行うなどの特殊な業種をイメージするかと思いますが、国際機関で勤務するコンサルタントは、国際機関の正規職員と共に、特に定められた業務を専門性を活かして取り組みます。そして、その専門業務を遂行するために期間限定で雇用され、契約上の俸給が支払われます。
つまり、国際機関のコンサルタントとは、コンサルタント契約をして国際機関で勤務している人のことを言うのです。

■コンサルタントの募集数

今回この記事を書くにあたり7月(注:2016年)に国連事務局でどれだけの「コンサルタント」が募集されているかを国連の人材募集webサイト「UN Careers」で調査したところ、ちょうど40の募集が掲載されていました。
ただし、これは国連事務局のみが募集しているコンサルタントの数であり、その他の国連諸機関(UNDP、UNHCR、UNICEF、WFP、FAO、IAEA、WHO等)や国際機関(OECDやIOM等)の募集するコンサルタント数は更に増え、国際機関全体で目指せるコンサルタントの数はかなり多いことが分かります。

■コンサルタントの職種

コンサルタントの職種は非常に多岐にわたり、専門的なポスト以外にも、正規職員として募集されてもおかしくないようなポストもあります。以下にその例を記載します。

●正規職員的業務:プロジェクト・マネージャー、ファンドレイジング、法務官等
●専門技術的業務:グラフィック・デザイナー、AV機器技術者、オンライン教育コンサルタント、ITコンサル、空港乗客プロファイル専門家等
●語学関連業務:通訳者、職員用語学講師等
●事務補助的業務:チームサポート、プロジェクトサポート等

■コンサルタントの契約期間

コンサルタントの契約期間は、業務によりまちまちです。上に挙げた業務のうち、ほとんどが1年以内のいわゆる短期で、多くの場合、数ヶ月単位の契約となっています。特に短いものでは1ヶ月未満というものもあります。
こうした短期契約を嫌い、正規職員を目指す場合、あまり魅力的には感じられないかもしれませんが、そういう考えの方が世の中に多いとすれば、反対にコンサルタントのポストは正規職員に比べれば獲得しやすいと考えられ、狙い目です。
実際にコンサルタントを経て正規職員になれる方もいらっしゃいますし、正規職員であった方が次の正規職員を獲得するまで一時的にコンサルタント契約で働かれる場合もあります。逆に、安定性よりも、業務の専門性やフレキシビリティを求め、コンサルタントを好む人もいます。

■コンサルタントの報酬

更に特筆すべきは、コンサルタントの報酬は、業務内容や実績を考慮し、国際機関の事務所毎との交渉で決められます。多くの経験を有する場合、正規職員よりも高い月収を得られる場合もあります。その他、期間、労務環境(在宅勤務、出張回数等)も契約次第になります。

最後に強調しておきたいのは、インターン、UNV、コンサルタント、JPOの全てに言えることですが、どのような形でも兎に角、中に入って仕事をし、自己の能力を発揮して認めてもらうことが重要です。どのエントリーポイントでも結構ですが、国際機関正規ポストを得ることの実現性がぐっと上がります。
コンサルタントとして国際機関で一緒に仕事をすることで同僚や上司に自分の仕事ぶりを覚えてもらえ、また、それを評価してもらえる可能性があります。将来、国際機関の正規職員を目指す場合にそれらの経験や人脈は非常に良い方向に作用することになると思います。

国際機関での勤務にご関心がある方は、お試し的にコンサルタント契約で勤務することも是非考えてみてください。

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当センターのHPやfacebookには、国際機関で働きたいと思う皆様のために必要な情報、様々なイベント情報、最新の国際機関の空席ポスト情報を紹介していますので、一度アクセスしてみてください。

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