グローバルキャリア塾 連載コラム

女子Ryu編集長の「女性留学の肝(キモ)とヒント」 (第5回)

第5回:『一週間留学』のブーム、この夏も止まらず!

女性専用の留学ポータルサイト「女子Ryu」
編集長

若松 千枝加

小学校を米国・シアトルにて過ごす。帰国後、「学生の50%が帰国子女」という高校に入ると周囲の英語力の高さにおびえ、以来英語恐怖症になる。慶応義塾大学在学中、海外旅行の楽しさを知り、英語恐怖症を克服。セイコー(株)米国マーケティング職を経て留学カウンセラーへ転身。株式会社ウィッシュ・ウッド (Wishwood Inc.) 代表取締役。アラフォー・シングル爆進中。ブリティッシュ・カウンシル公式資格取得カウンセラー、SST(r)[=英語スピーキングテスト]公式試験官・審査官。

女子Ryu

(2010年6月15日掲載)

去年の夏以来、グングン人気急上昇の留学スタイルが、『一週間留学』。
有給休暇やお盆休みを使って、仕事を辞めずに行けるスタイルが、今の難しい時代にマッチしているのでしょう。OLや仕事を持つ女性を中心に、要望はうなぎのぼり!

「一週間行っても、何も得られないんじゃないか・・・?」
そんな意見も過去のもの。一週間でできることは山ほどあるし、たった7日間が人生の岐路になることだってある。
なかには、夏、お正月、今年の夏・・・という具合にクセになっちゃった『一週間留学リピーター』も登場してます。日頃から、フランス語を学んでいたり、お料理教室に通うなど自己向上に積極的な方が多い一方で、「今のまま会社にいても来年どうなるかわからない」というやや後ろ向きな『危機感・感じ組』が加わったのが、一週間留学がアツい要因かと思われます。

かくいう私も一週間留学の大ファン。
お休みができると、前から行きたかった国にホームステイして、その国の一員になります。
現地の家族や、学校の友達を作って、一緒にパブへでかけることもあるし、家庭のお料理を食べます。私はたいがい、ビジネス英語のコースを取って一週間を過ごしていますが、ちょっとしたお稽古ごとを混ぜる留学生もたくさんいらっしゃいます。観光がメインになりがちな一人旅にくらべ、一週間留学ならアロマセラピーの体験レッスンやマナー講座を受けたりすることもできます。
近年、人気が高いのは有名校の料理教室。ホテル・リッツのお菓子コース3日間や、コルドン・ブルーの3日間のコースなどは、本物の一流シェフと一流パティシエに教えてもらう授業が充実しているとあって、女性ばかりでなく、男性にも人気です。

私にとって一週間留学の醍醐味は、なんといっても、近所の散歩。
スーパーで買ったりんごをかじり(なぜ、行く先々でりんごの味って違うのでしょう!)住宅街をうろうろと散歩するのが好きなのです。それも、早朝。その街のリアルな生活の匂いがして、空気の違いを感じる最高の瞬間です。通勤の車を眺めながら、「この国の通勤ラッシュも楽じゃないなあ」と思う朝もあれば、ジョギングする人の多さに目を見張る朝もあります。日本にいたら早朝の散歩なんて死んでもしないクセに、なぜか一週間留学の間に限っては、朝からとても元気になれるのです。

そんな一週間を過ごしたら、帰りの飛行機は、もちろんスーパー・フレッシュな気分。次は、韓国語を習って、一週間ソウル留学+キムチづくりに行きたいな、と画策中です!

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