留学は目的じゃない。夢を叶える手段なんだ! (第3回)
第3回:日本帰国。そして留学エージェントを始める~なぜその仕事を選んだか~
オーストラリア・ビクトリア州 政府 東京オフィス
教育企画推進官
眞田まこと(さなだ まこと)
大阪府出身。社会人10年目にしてオーストラリア留学をし、その後留学エージェントを日本で立ち上げ、その後メルボルンで働く。2006年に帰国して現職に就く。ビクトリア州政府によるオーストラリア留学推進プロジェクト「STUDY MELBOURNE」に携わる。
(2009年10月15日掲載)
忙しい専門学校での勉強の終わりが近付いてきた頃、漠然と「日本に帰国することになるのか」という思いと、「何とか仕事を見つけて残りたい」という思いの間でもがき始めた。ビザもない、コネもない、何の当てもないなりにも仕事探しをしたが、当然のように仕事は見つからなかった。ビザが切れるので一旦帰国して、何らかのビザを取ってまた来ようと思った。
すったもんだの挙句、観光ビザで再渡豪し仕事探しを再開し、ちょっとしたつながりから、同じ学校に留学していた仲間と留学生のお世話をする仕事という話が沸いてきた。振り返れば、自分が留学している間に小さなことから大きなことまで、本当に色々な壁にぶち当たってきた。
そんな時に、(もちろん基本は自力で解決をする訳だが)たくさんの人々に支えられた。それもホストファミリーやシェアメイトを含む現地の人々の支えだった。「その人達への恩返しがしたい」ずっとそう思っていた時に、その恩返しは直接その人達に何かをするのではなく、受けた恩を同じように次に続く人達へつなげることだと思った。でも、まだその時には気付いていなかった。最初の目標が「レース留学したい人のサポート」だったことを、どこかしら共通する思いの目標だったことを。
しかしその仕事をするにもこだわりがあった。現地でやるということだ。留学は現地に着いてからが本番だ。出発前のサポートも大切だが、そこで終わったのでは自分の志にはそぐわない。何とか現地で受け入れ、サポートをするための方法を考えたが、これもビザの問題を筆頭に解決できない課題がたくさんあった。結局のところ行き着いた結論は、まずは日本で学生を送るところから始める。一緒にやろうという相棒は、自分は日本で学生のサポートができればいい、そしてゆくゆくは私が現地に移り、そこでサポートをする。ということで双方の思惑も一致した。
そうと決まれば次にやることは学校周りだ。折角オーストラリアの現地にいるのだし、出国しなければならない期限まであと少しだ。帰国準備と同時進行で現地の学校を訪問し始めた。小さな街でも実はけっこうたくさんの学校がある。これまで色々な人と英語で話をしてきた、でもすべてカジュアルな場面ばかりである。ビジネス英語も授業は受けた。でも本当の実践は初めてなので、自分が正しいのか間違っているのかもわからないが、すべてぶっつけ本番である。アポ取りから始めて、実際のミーティング、しかもまだ実際には立ち上げていないビジネスだから名刺すらない。
それでも一か八かでできる限り学校を訪問してみた。帰国日前まで精一杯やってみて、「少ないながらもまずはこれでいいだろう」そう自分を納得させて留学センター立ち上げのために、心はオーストラリアに置いたままオーストラリアを発った。その時に空港まで送ってくれたホストマザーが言ってくれた。「日本にワーキングホリデーに行くつもりで帰りなさい。」って。
▼一足先に、オーストラリアの真夏のクリスマス風景
(タウンホール前に飾られる巨大クリスマスツリー)
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