毎日エデュケーション・ソウルデスク
元インターン
石毛 奈美(いしげ なみ)
高校2年の夏休みに参加した毎日エデュケーションジュニアプログロラムをきっかけに韓国と日本の関係性と韓国という国に興味を持ち2015年に半年間のソウルに語学留学。帰国後も語学を中途半端な所で終わらせてしまった後悔と自分が勉強したかった日韓の関係性について学べなかったことが心残りで2017年仁川の大学に交換留学生として再渡韓。留学中は韓国メディアと日本の歴史、サブカルチャーなどについて韓国側の視点から学ぶと共に、習い事を始めたり、サークルに参加したりと様々なことに挑戦した。2017年11月から2018年2月まで学生インターンとしてソウルデスクに勤務。
韓国留学のきっかけ
高校時代、KARA、少女時代といったアイドルたちのK-POPとテレビでは連日のように流れる韓流ドラマを見て自然とドンドンはまっていきました。
当時の私は通信制高校に転校して高校生活を送っている中で、ふと「このままでいいのか?」「他の大学生に比べたらこれからの人生断然不利だ」という不安感が過ぎりました。そこでやろうと思ったのが韓国語の学習です。そして、この際だから韓国に行こう、と思い短期でいける留学を探していた時に見つけたのが、毎日エデュケーションの『ジュニアプログラム』でした。
ジュニアプログラムでの日々は、今まで海外に出たことのない私自身にはとても刺激的で濃く、そして人生のターニングポイントにもなった経験でした。
私が行った2012年は日本と韓国の関係が一夜にして変化した時代でした。韓国にいた私は恐怖と、どうして?という疑問の思いでした。
帰国後の両国の関係は日に日に悪化し、原因は政治よりもメディアにあると感じ、メディアから韓国と日本の関係を改善させよう、間違ったメディアの方向性を正そう、という思いから大学の専攻をメディアにしました。
また、留学にも行きたいという気持ちがあったので、留学も活発な大学を選び進学しました。大学進学後も韓国語は独学でやっていましたが、独学の限界と現地で学びたい、という思いが再燃し留学を決めました。
留学早々つまずく
高校からしっかりとは言えないですが、ある程度は独学で勉強していた韓国語。クラス分けテストの際も2級か3級かなと意気揚々で挑戦しました。しかし結果は1.5級。。。自分の韓国語能力を過信しすぎていました。
さらに、喋っても伝わらない、聞き取れない、という経験が続き、怖いという感情が生まれ、負の連鎖が始まってしまいました。
ある時「このままではお金と時間の無駄だ」と思い、一心発起。とにかく会話を聞く、真似をする、を繰り返しました。更には積極的にクラスの友達を遊びに誘ったりするようになりました。
日本人なら日本の事知っていて当たり前でしょ?
この言葉に「もちろんだよ」と言えますか?日本の歴史(江戸時代、戦国時代)を説明できますか?外国人から日本語の意味教えてよ、と言われて戸惑ったことはありませんか?
日本人なのに何で知らないんだろう、という後ろめたさに何度も苦しめられその度に勉強し、私はこの言葉によって「自分が知っていた日本ってなんだろう」と何度も考えさせられました。学校の授業でも語学堂の授業でも自分の国について発表してと求められたり、日本ではどうなの?と聞かれることは必須です。その時にわからないということが無いように事前に準備しておきましょう。「もちろんだよ」と胸を張って言える様になりましょう。
留学に不安は当たり前。それをどう変える?
留学を考えている方やお客様のサポートを通して必ず聞く言葉が「不安」という単語でした。私自身も留学前は不安という一言だけしかありませんでした。私自身その気持ちがわかるからこそ同じ留学生として、留学の先輩としてそのお客様の不安を楽しみに変えようと心がけました。その為に私自身の経験や、学校の様子、特徴などを分かりやすく面白く話す様に心がけました。最初は不安だとおっしゃっていたお客様が「頑張ります」「今度行ってみます」と前向きになられる姿を見て、私自身も一つの成長に繋がった経験でした。
また、「韓国語があまりできなくて・・・」という言葉もよく聞きました。私も、方言やオーナーさん(年配の方)と話す際、まだ聞き取りにくいこともあります。その時は分かりやすい様に説明を再度してもらいました。
また反対に、自分の言っている言葉がわからないと言われることもありました。その際は言い方を変えたりしながら伝えると伝わります。要は、「伝える」という気持ちと試行錯誤が重要です。伝わるのか不安を喋るのが楽しみに変えると語学の上達に繋がる一つの道だと思います。不安という気持ちは誰しも持つ感情です。ですが、その感情に妨害されて時間を無駄にするのではなく新しい世界に一歩踏み出してみてください。
日本人のお客様は何を求めている?
これは私がインターンをしながらブログを書く時、お客様サポートをする時に一番考えたことです。韓国の生活に慣れてくると自分自身が韓国に来た頃の初心を忘れてしまうのです。
私がソウルデスクでお仕事をする様になったのも留学が半分終わった頃だったので、初心をほぼ完全に忘れてしまった頃でした。そこで、初心の感覚を戻すために私が行ったことは、初めて留学に来た留学生仲間から留学についての話を聞いたり、留学に対してどう思っていたか、韓国へ来てからどういう事に困ったのか、という生の声を聞く様にしました。日本に居る方は「韓国の流行が知りたい」という方も多いと思ったので、ブログを通して韓国のリアルを知って頂こうと韓国人の友人から情報収集したり、自分でも話題のスポットに出かける様に心がけました。
日常化してしまった一つ一つの情報も初めて留学に来たお客様の求めていることに繋がるかもしれないとアンテナを張ることによって、別角度から新しい韓国を発見することができました。
後押しされる側から後押しする側に。
インターンを始める前までは私は留学の後押しをされる側でしたが、インターンを始めて、後押しする側になるとは思いもよりませんでした。
以前からインターンには興味がありましたが、きっと大変だろうなと躊躇していました。しかし、始めてみると様々な方から話を聞くことができるので、自分の知らなかった世界や考えを聞くことができ、自分の視野も広がり、勉強になりとても有意義でした。
また、「頑張れ」と言われる後押しされる立場から「頑張れ」と言う後押しする立場に変わって思ったことは、何かに向かってひたむきに頑張る姿は輝いていて、その姿を見て自分も頑張ろうと力をもらえるという事に気づかされました。これは、インターンをしていなかったら気づかなかった事です。
最後に
合計1年半の留学生活と4ヶ月のインターン生活で学んだことは本当に多かったです。留学して学んだことは、日本に住んで大学で授業を聞いているだけでは分からなかった経験ばかりです。
留学は正直楽しい事ばかりではありません。苦労の方が断然多いです。私自身も何度か帰りたくなりましたが、いろんな人に支えられて乗り越えることができました。その時は辛くても振り返ったらあんな事もあったなと思ったり、あの経験のおかげで今があると気づかされることもあります。ネガティブな感情もポジティブに変えて限られた時間を有効に使うことが重要ですよ。
この経験を基に私は夢に向かってより一層努力します。私の夢は日韓関係の改善の手助けになる架け橋になる事です。それは高校生の頃から変わっていない夢です。その為には行政ではなく民間から繋いで行くことが重要だと考えます。その為に私ができることは本当に小さい事ですが、小さい事を積み重ねて大きい力に変え、少しでも相互が分かち合える関係になれる様にします。
毎日留学ナビ・ソウルデスクのご紹介
毎日エデュケーション海外オフィスとして、2012年9月にソウルにオフィスを開設いたしました。現地到着時から帰国までみなさまの留学生活をサポートいたします。また、大学や語学学校、滞在先などとの連携や協力を一層深めることで、最新かつ有益な情報をリアルタイムでお届けしてまいります。
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