総合型選抜・帰国生入試専門塾ココミットによる留学生の大学受験
第4回:「2週間で、語れる自分になれる」 元英語教員の私が、このプログラムに全力を注ぐ理由

株式会社CeeGlass / ココミット
教務主任
Mission Quest Camp 2026 in Seattle 引率講師
吉野 嵩刀
■プロフィール
- 元 首都圏 私立中高一貫進学校 英語科教諭 国際部海外研修部門チーフ
- 高校時代フィジーへ8ヵ月間、カナダへ2年間留学後、
カナダの高校を卒業 - 学生時代より、
大手進学塾での講師として数多くの生徒指導を経験し、 模試では継続的に全校舎トップ3の実績を残す - 正解のない問いに向き合い続ける生徒の伴走に従事
(2026年4月30日掲載)
「2週間で、語れる自分になれる」 元英語教員の私が、このプログラムに全力を注ぐ理由。
このプログラムは、これまで存在しなかったものをつくろうとしています。
「留学」と「総合型選抜対策」。この二つは、ずっと別々の世界にありました。でも、今の大学入試の現実と、生成AI時代の「差別化」という問いを重ねたとき、この二つを掛け合わせることが、最も強い答えになると確信しました。
元・英語教員として、国際部で数々の生徒の留学をサポートしてきた私が、この夏シアトルに同行する理由をお伝えします。
そもそも「総合型選抜」って何?という方へ
このコラムを読んでいる方の中には、「留学には関心があるけれど、総合型選抜はよく知らない」という方も多いと思います。
総合型選抜は、「学力だけで合否を決めない大学入試」です。
従来の入試は、共通テストや一般入試の点数で合否が機械的に決まるものでした。でも総合型選抜は違います。「あなたはどんな人間ですか?」「なぜうちの大学に来たいのですか?」「入学後に何をしたいのですか?」——この問いに対して、書類・小論文・面接・プレゼンテーションなどで自分を語る入試です。
そして今、この入試方式は日本の大学入試の「主流」に、すでになりつつあるのです。一部の特別な人が使う抜け道でも、変則ルートでもない。ごく普通の高校生が、真剣に狙うべき王道のルートに変わりつつあります。
総合型選抜において合否を大きく左右するのは、「語れる経験」があるかどうかです。そしてその経験は、一朝一夕には作れない。高校1・2年生のうちに、意識して積んでいく必要があります。
留学は、その経験を作る絶好の機会です。でも——ここが大事なのですが——「留学に行った」という事実だけでは、もはや武器になりません。
「留学に行っただけ」では、戦えない時代になっている。
留学が、かつてほどの「珍しさ」を持たなくなっています。短期・長期を問わず、海外に行く高校生の数は増え続けています。そのこと自体は、とても喜ばしいことです。
でも、その結果として起きていることがある。
「留学経験がある」という事実が、もはや差別化にならなくなっているのです。
面接官は、毎年何十人・何百人もの「留学した高校生」と向き合います。そのほとんどが言うのは、「英語が上達しました」「異文化を体験できました」「視野が広がりました」という言葉です。それは嘘ではない。でも、それだけでは面接官の記憶に残らない。
差がつくのは、留学という「事実」ではなく、留学という体験から何を「考え、動き、語れるか」です。
教員として、ずっと感じていた「もったいない」
私はかつて、ずっと悩んでいたことがありました。
【現場での葛藤】 せっかく海外に行ったのに、帰ってきた生徒が「楽しかったです」で終わってしまうことがある。英語は少し上達したかもしれない。でも、大学の志望理由書に書けるような「探究の中身」となると、そんなに多くは残っていない。それを見るたびに、「もったいない」と思い続けてきました。
実は私自身、海外での課題解決型学習プログラムの企画・運営・引率を、統括責任者として担ってきた経験があります。そこでも生徒たちは現地で本物の問いに向き合い、確かな学びを積んでいました。
でも、ひとつだけ加えたい要素がありました。その体験が、大学入試——特に総合型選抜——につながっていなかったのです。「この経験、受験にも活かせないかな」という声は、生徒からも保護者からも少なくありませんでした。
探究×留学×総合型選抜。この三つを一本の線でつなぐ。それが、このプログラムをつくった理由です。
シアトルの街を一緒に歩き、生徒の「なぜ?」に壁打ち相手として向き合います。「先生」ではなく「伴走者」として。それが、このキャンプでの私の役割です。
なぜ「シアトル」でなければならないのか。
本プログラムには、5つの探究テーマがあります。格差と都市、環境とサステナビリティ、テクノロジーと人間、多文化とアイデンティティ、そしてコミュニティ。
これらのテーマを探究するにあたって、シアトルという都市は、世界で最も適した場所のひとつだと、私は本気でそう思っています。
▶ 格差と都市|「光と影」が、徒歩10分の距離に共存している。
アマゾン本社、マイクロソフト、ゲイツ財団――世界を変えたテクノロジー企業のすぐそばに、ホームレス問題、家賃高騰、労働者の排除が起きている。イノベーションの光と影が、圧縮されて目の前にある。これは東京では絶対に体験できない密度です。
▶ 環境と消費|「サステナブル」がリアルビジネスとして動いている。
日本でも「エコ」という言葉は溢れています。でも、PCCというオーガニックスーパーマーケットが組合形式で地域に根付き、ブリットセンターが世界で最もエネルギー効率の高いビルとして機能している現場を歩くことは、日本ではできない。
▶ 多文化とアイデンティティ|日系文化会館(JCCCW)でしか聞けない声がある。
戦時中に強制収容された日系人の歴史。それでも文化を守り続けたコミュニティの話は、文献で読むのと、現地で当事者の言葉を聞くのでは、まったく別物です。これはシアトルにしかない「一次情報」です。
フィールドワークとは、「現地に行けば何かわかる」という話ではありません。「この問いを持ってこの場所を歩く」から意味が生まれる。問いと場所が出会ったとき、初めて「一次情報」が生まれるんです。
総合型選抜において、「一次情報」はなぜ最強の武器なのか。
生成AIの登場によって、志望理由書や小論文の「文章の質」は急速に平準化されています。整った日本語で、論理的な構成で、もっともらしいことが書けてしまう。つまり、もはや「文章がうまい」だけでは差がつかない時代になりました。
ではどこで差がつくか。「自分の足で動いて得た体験と思考」は、誰にもコピーできない。
「シアトルで、ホームレス支援NPOのスタッフに話を聞いた。その言葉が、自分の仮説を完全に覆した。」
こういった一文を語れる生徒と、語れない生徒の差は、面接官には一瞬でわかります。なぜなら、それを問い詰めると、前者は豊かに語り続けられるから。後者はすぐに言葉が尽きてしまうから。
私が指導してきた中で、総合型選抜に合格する生徒に共通することが一つあります。それは「語れること」があるかどうかです。多くの知識や大きな経験ではなく、「語れること」。
本プログラムは、その「語れること」を、2週間で創りに行く旅です。
「海外にいながら、日本語で深く考える」ことの本当の意味
午後の探究学習プログラムは、日本語で進めます。「英語でやるべきでは?」と思う方もいるかもしれません。これは、真剣に考えた末の設計です。
日本語で考える理由は、二つあります。
一つ目は、母語の深さが必要だからです。 英語でのコミュニケーションは、午前のNorthwest Schoolのサマープログラムで存分に体験できます。午後にやりたいのは、それとはまったく別の営みです。「なぜこの社会問題は起きているのか」「誰が得をして、誰が苦しんでいるのか」「自分は何ができるか」——こういった問いに向き合うとき、人は母語でなければ本当の深さに届きません。
二つ目は、海外という環境に身を置くこと自体が、思考の質を変えるからです。 使い慣れた環境にいると、私たちの脳は「処理モード」のままで動きます。でも、知らない土地・知らない文化の中に飛び込んだ瞬間、脳が「探索モード」に切り替わる。五感が研ぎ澄まされ、「これはどういうことだろう?」という問いが自然と湧いてくる。
日本語で深く思考し、シアトルという場で体を動かす。この組み合わせだからこそ、生まれる探究があります。
最後に、迷っているあなたへ。
大切なのは、「問いを持って現地に立つ」こと。
午前のクラスで映像制作やロボット工作に取り組みながら、異なる文化の同世代と時間を共にする体験は、確実にあなたの何かを変えます。そして午後、日本語で「これはどういうことだろう」と考え、夜ホストファミリーの食卓でぼんやりと余韻に浸る——そのすべてが、探究の材料になる。
2週間後、帰国した自分が「語れること」を持って戻ってくる体験を、ぜひ一度想像してみてください。 説明会で、直接お話しできることを楽しみにしています。
吉野 嵩刀(Mission Quest Camp 2026 in Seattle 引率講師)
プログラムの詳細・説明会のご案内
ココミットと毎日留学ナビの特別企画「Mission Quest Camp in Seattle 2026」への参加をご検討中の方を対象とした無料オンライン説明会(ZOOM)を開催しております!
プログラム(現地校体験×探究学習)の内容や、総合型選抜に直結する「活動実績」づくり、参加までの流れなどについてご説明いたします。
■セミナー日程
5月2日(土) 10:00~10:45
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5月16日(土) 10:00~10:45
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■プログラムの詳細
ココミットと毎日留学ナビの特別企画「Mission Quest Camp in Seattle 2026」(2026年8月2日〜8月16日)は、ただいま参加者募集中です!
> プログラム詳細ページ
※フィールドワーク先・プログラム内容は、航空機・現地事情等により変更になる場合があります。
※Amazon・Microsoftへの企業訪問は計画中(社員事情等により変更の可能性があります)。
※申込締切:2026年5月18日(月)/定員30名(最少催行10名)
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