グローバルキャリア塾 連載コラム

本気で世界で活躍したいと思う君へ ─ グローバル人材として必要とされるには?─

第4回:With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

World Unite Japan株式会社
プログラム開発マネージャー

辻 望実

World Unite! International teamの一員として教育プログラムの企画・運営・開発・販売・マーケティン グなど、タンザニア・ドイツ・南アフリカ・ギリシャ・アメリカ・イギリス・日本等の世界各国の顧客やパートナー企業と共に様々な業務に携わる。業務の傍ら、実践型教育プログラムである、フィンランドのOulu university of applied science のMaster’s degree in Education Entrepreneurship修了。(日本人初)

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(2021年10月1日掲載)

With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

はじめにー労働市場のグローバル化とパンデミックによって変化した働き方ー

言わずもがな、コロナウィルスの感染拡大の影響により、世界的にオンライン化が進みました。この、パンデミックにより働き方が変化したことは勿論の事、求められる人材や能力も変化している事を肌身を持って感じる今日、この頃です。
第四回ではWith コロナ時代に求められる能力について書いていきます。

皆さんも実感している通り、パンデミックは世界的に経済的に大きなダメージを与え、日本も、このパンデミックをきっかけにデジタル化(オンライン化)が加速しました。それに伴い、労働市場もグローバル化も加速し、企業や団体が生き残るために、結果主義にならざる得ない状況になり、この1年を通して私も肌身を持って体感しております。

参考:経済産業省”新型コロナウィルスの影響を踏まえた経済産業制作のあり方について” (PDFファイル)

With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

結果に対する評価がシビアに

”結果や数字を出す”という事が前提となり、経済状況下生き残るためには、劇的に変化した環境下で、できるだけ早く結果や数字を出せる能力が必要となりました。
結果や数字を出すという事はどういうことか。
産業にもよると思いますが、急激に変わってしまった環境下でニーズを見つけ出し、状況に伴い、既存若しくは新規サービスを展開していき、短期間で売上を生み出すこと。
そのため、このような状況下は勤続年数での評価ではなく、私自身の勤務先もそうですが、勤続年数よりも結果を元に評価が行われ、また、生き残るためにシビアになった様にも思います。

With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

結果を出すためには必要な能力とは?

結果や数字を出す”という事が前提且つデジタル化・オンライン化により労働市場のグローバル化がに伴い求められる能力も変化しています
私の主観も多少入ってしまっているかもしれませんが、判断や返答を素早くできる①自立して働ける能力、結果の重視ができる②感情的にならずに物事を冷静にとらえる能力、計画に時間を割くよりもまずは実際に試す③実行力④自分だからできる事/自分しかできない事を率先して行う能力、状況によっては相手に合わせる⑤柔軟性の5つは大事だと思います。

上記に加え、文化背景の違う人たちとプロジェクトを行う際は第三回の集団主義VS個人主義でも述べた文化背景を考慮したコミュニケーションで行う事が必要だと感じます。

この能力について第五回でも扱っていきます。

With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

オンライン化はある意味チャンス

日々の業務である、日本人インターン生のサポートを通して、英語力が高い=タスクを遂行できる訳ではない事を日々実感しています。また、書きでのコミュニケーションで行う事がメインとなる場面も多いため、翻訳機などを使用できることから、言語力よりも文化の違いを理解した上でのコミュニケーションの取り方の重要性もオンライン化に伴い、顕著となりました。

弊社のプログラムではオンラインインターンシップがコロナウィルス下、日本人の若者にとって人気のプログラムの1つ。交通費や宿泊費が必要なく安価で海外企業とのインターンシップを可能としました。また、日本文化の影響が無い環境下でのインターンシップは日本企業や日本人の考え方が全く反映されていないため、この、文化の違いを踏まえたコミュニケーションスキルを培うだけでなく、実際にプロジェクト等を行う際に必要な能力も身に着けることができます。
また、サポートチーム自体がインターナショナルであり、日本人スタッフも外国企業や外国チームでの勤務経験が豊富(現在進行中)のため、解決策志向でのアドバイスやサポートを行います。

今後、政府や企業が投資した額から、コロナ収束後もオンラインでの働き方は継続されるでしょう。日本市場は少子高齢化により縮小してきています。国際化からは逃れられる事ができない中、学校では身に着ける事のできない実践力をこの状況下だからこそ身に着けるチャンスだと思います。

私は日々の業務上、日本人を含めた、様々な国や団体の人たち、インターン生とやり取りを行いますが、他の国のインターン生や企業の人たちとのやり取りと比べ、日本の企業の方とやり取りする際前段落で述べた能力の欠落が見られます。

次回、第五回で日本人って一緒に働きやすい?それとも難しい?ー外国人経営者やマネージャーの本音ーのテーマで更に考察していきます。

With コロナ時代に求められる能力とは?ーオンライン化によって変化した働き方や評価ー

World Unite Japan株式会社プロフィール

World Unite!ではヨーロッパ、アフリカ、アジア、中南米等の世界20か国以上に渡り、実践的な教育 プログラムを提供しています。
World Unite!代表は異文化理解分野で有名なホーフステーデ・インスティチュードの認定講師で、運営チームは独自研修を受けた理論と実践に精通した多国籍なエキスパートで構成されています。 国際的なチームだからこそ、異文化間コミュニケーションのプロとして、様々な場面で求められる違う 文化背景の人たちとの働き方のアドバイスやサポートを適切に行い、世界で活躍できる日本を代表 する次世代のリーダーを育成します。

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