韓国語学習が日本を変える (第3回)
第3回:韓国語学習者は共感を求める
ミレ韓国語学院
院長
前田 真彦 (まえだ ただひこ)
21年間中学校の国語教師をしていました。2010年にミレ韓国語学院を立ち上げ独立。日本人の強みと弱みを理解した独自の教育法「前田式」を確立し、大阪と東京で教室授業を実施中。通信添削や動画配信など、教室に通えない方のサポートにも力を入れています。
■ミレ韓国語学院HP:http://mire-k.jp/
(2017年8月1日掲載)
日本の女性たちが韓国語学習を始めたちょうどそのころ、SNSが流行し始めました。
なかでも後発のインスタグラムが、韓国語学習者のスタイルにぴったりのようです。
インスタグラムとは、写真(または動画)と簡単なコメントの投稿からなっていて、スマートフォンからしか投稿できませんので、特に若い世代が中心で、スマートフォンを使いこなせていない上の世代の方はなかなか参入できない状態のようです。実名公表のフェイスブックとは違い、実名公表する必要がありませんので、気楽な面もあるようです。
インスタグラムで何をするかというと、自分の日々の学習の様子をアップするのです。「今日はこれこれを勉強しました」とテキストの写真と簡単なコメントを、毎日のようにアップして、自己発信しています。
すると同じテキストに取り組んでいる全国に点在する学習者が、「いいね」を押したりコメントをつけたりして、反応してくれるのです。このように、緩やかに「励まし合え」るのが居心地がいいのです。近すぎず、しかし確実に共感できるつながり。
学習したことを発信するのは、励みになります。今までは、ブログがその役割を担ってきましたが、ブログはいわば日記ですので、それなりに書くべき内容がまとまっていないと書くのが負担になります。
その辺、インスタグラムは、1枚の写真と簡単なコメント、という軽いスタイルが、気楽でよいようです。
外国語学習は長丁場で、孤独です。独学の人はもちろん、教室に通っている人でも、普段の学習は一人でするわけですから、孤独です。いろんな悩みや、心の揺れ、そして頑張ったという達成感、これらを共有してお互い元気を与え合うのが、インスタグラムの役割のようです。
SNSはいろんなスタイルや機能がありますが、それぞれの特徴を知り、活用すると、外国語学習の促進には役に立つと思います。
韓国語学習が、他の外国語学習者群と大いに異なるのは、「共感」求める人が多く、自然につながれる力を持っているというところです。韓国語学習者は主婦層が中心というのもその理由かもしれません。
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