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第6回:中国語コーチングとは何か?中国語教室(レッスン式)の違いはテストにあり

株式会社Rungar
代表取締役

冨江 恭直

東京都出身。早稲田大学国際教養学部卒業。中国ビジネス8年(日本のゲーム、アニメ等コンテンツの中国展開に従事)、中国在住5年(上海、南京)の経験を活かし、「話せる、聞ける、ビジネスで使える」という確かな実感を重視した中国語学習のコーチング型スクールを運営しています。趣味は、中国各地の麺類を食べ歩くこと。

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(2022年5月16日掲載)

今回は、中国語コーチングとは何か?をテーマに、 中国語コーチングと一般的な中国語教室との比較を通じて、そのサービスの本質を考えてみたいと思います。ここでいう一般的な中国語教室とは、週に1〜2回程度、先生が行うレッスンを軸に進める学習形式(レッスン式)を意味しています。一般的な語学学校や大学の授業などは大体この形式である場合が多いです。

語学コーチングとは?

ここ数年 、英語学習を中心に「語学コーチング」という学習サポートが広く認知され始めました。

その背景には、 企業の海外進出の増加等により、本当に使える語学力が求められているのにも関わらず、従来型のレッスンを軸にした語学教室の学習方法では成果が出にくいという認識が広まりつつある、というような環境変化があるのではないでしょうか。

それでは、語学コーチングとは何でしょうか?

提供しているスクールや個人によって、その学習サポート内容は異なりますが、ほぼ全てに共通しているのは、「結果」を出すことを第一に考え、手厚いサポートを提供し、それゆえに月に10万円〜20万円くらいの(一般的な教室に比べて)高額な学費がかかる、というものでしょう。

レッスン式にせよコーチングにせよ、基本的な学習の流れは同じです。どちらも、中長期的な目標を定めて、そのために必要な能力を定め、それらを測る小テストを設定し、学習を進めていきます(それすら行われていない場合もありますが)。

中長期的な目標として使われやすいものは語学検定で、中国語であれば、中国語検定試験(中検)やHSK(漢語水平考試)の各級合格や得点などです。

コーチングとレッスンの違い:①テスト運用

では、レッスンとコーチングの違いはどこにあるでしょうか。

一番の大きな違いは、「テストの運用をしっかりと行っているかどうか」という点にあると、私は考えています。

一般的な中国語教室は「レッスンを提供する」ということがサポートの軸になります。毎回のレッスンでは、新しい文法項目、単語、表現の導入、その応用練習などを行います。

レッスンを軸にした語学学校の最大の問題は、既習項目のテストが適切に行われていないことです。仮に実施されていたとしても、テストができている場合とそうでない場合で、状況に応じた対処が全くなされていないことがほとんどです(やりっ放しで終わりのことが多い)。この場合、レッスンで学ぶ内容はどんどん先に進んでいきますが、学んだことが身についていないことがありますし、さらにどこで何が抜けているかもわからなくなってしまいます。

一方のコーチングの場合は、どのようなテストを行うかの計画・設定はもちろん、テスト結果次第で、個別の学習者に対して様々なサポートを行います。学習プランのカスタマイズやその定期的な見直し、毎日のチャットでのサポートなどがこれに含まれます。

(テストというとペーパー試験のイメージがありますが、音読やリピーティング、瞬間作文などの発音・発話系のものや、プレゼンテーション、インタビュー、など実践的なものも含みます。要するに、テストとは、学習者が自分で目標に近づいているか、何が足りないかが明確にわかるフィードバックといえます。)

該当範囲のテストができていれば、どんどん先に進み、できていないところは時間をかけることで、各テストを効率的に、確実にクリアしていくことができます。これを積み重ねれば、確度高く中長期的な目標を達成できるでしょう。

コーチングとレッスンの違い:②学習時間の確保をサポートする

一般的にコーチング式というと、月に60〜90時間などの大量の学習時間を取るものが多いですが、これは、テストをしっかりと運用していることから来る違いでしょう。つまり、期間を決めて、明確な目標を設定することで、それ相応の学習量が想定されるからです。

一般的な中国語教室では、レッスン外に学習者がどれくらい勉強時間を取るかについてはほぼ無関心です。毎回のレッスンの前後で予習復習が想定されているかもしれませんが、何を何のためにやるかまで見てくれません。学習者に委ねられているのがほとんどでしょう。これもテストがしっかりと運用されていないことに由来するのではないでしょうか。

一方、コーチングにおいて、学習コーチは、学習者のテストクリアに対して責任を負います。そのためには、しっかり学習時間をとってトレーニングしてもらう必要があります。そのために、トレーニングの意義を理解してもらったり、毎日迷わず学習に入れるようにタスクを整理したり、励ましたりと、様々な手段で学習意欲を喚起させます。

レッスン式の最大の問題点

私は、従来型の中国語教室(レッスン式)における最大の問題点は、「レッスン時間が学習の中心である」という錯覚を生み出してしまう」ことにあると考えています。

本来、語学力を伸ばすには、新しい語彙や表現を増やしていくことが学習の中心であり、学習した内容を話したり、聞き取ったりできるようになるための「トレーニング」が決定的に必要になります。このトレーニングが、音読、リピーティング、シャドーイングなどですが、レッスンの場合、レッスン中にこのようなトレーニングの時間はほとんどありません。

このトレーニングは、先生と一緒に数回読んだだけでは絶対的に量が足りません。しかし、先生から丁寧に新しい表現を教わったり、少し声に出して褒められたりすると、安心して、そこで学習が完了したと錯覚してしまうのです。

語学力向上に本当に必要なのはレッスンではありません。レッスン後にそれらを身につけるまでトレーニングすることです。(もちろん、やり方によってはレッスン式でもこのような問題を避けることもできると思いますが、一般的な話です)

一方のコーチング式であれば、目標(テスト)を起点にサポートをするため、必然的にトレーニングを中心に考えて、学習を進めることになります。それゆえ、毎日自分で行うトレーニングにより「自分で学習し、テストをクリアするまで学習内容を身に付ける」という意識が根付くため、「なんとなく学習した気になる」という問題を防ぐことができます。

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以上、今回は従来型のレッスンを中心にした中国語教室と、中国語コーチングの違いについて考えてみました。最大の違いは、テストをしっかりと運用しているかという点で、それにより学習者ごとに合った学習内容、方法や、想定される学習量を取るためのサポートがあることなど様々な違いが生じます。

本気で語学力を身につけようと考えるのであれば、レッスンよりコーチングの方がより確実に身につけられるのは明らかだと思います。しかし、その分、サポート量も増えるため学費も高くなってしまいます。

PaoChaiオンライン中国語コーチングでは、明確な目標達成のための、全面的サポートをできるだけ多くの人に提供したいと考え、サービス開始以来、日々のサービス改善に加え、オンライン完結で、徹底したオペレーションの効率化に取り組んでいます。

ご自身の学習法に疑問がある方、PaoChaiでは毎日オンラインで無料カウンセリングを行っていますので是非お気軽にご相談ください。

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