グローバルキャリア塾・連載コラム
東京 0120-655153
大阪 0120-952295
グローバルキャリア塾 連載コラム

読み切り![イスタンブール]~毎日留学ナビ編~ (第11回)

第11回:母ちゃん、頑張ります。

フリーライター、通訳者、コーディネーター

松井 和花

天理大学外国語学部英米学科卒業後、更に通信教育を経て小学校教員免許を取得、奈良県内の小学校で教鞭をとる。たまたま休暇で訪れたトルコに深く魅せられ、唐突に移住を決意。 ゼロからスタートしたトルコ語学習に始まったサバイバル生活も、今年で17年目突入。現在、イスタンブールにて『執筆で、トルコと日本を繋ぐ』をテーマに、フリーライターとして活動。トルコ人の夫と小学生の息子とのドタバタ3人暮らしの毎日。

読み切り![イスタンブール](ブログ)
読み切り![イスタンブール](Facebook)
『AB-ROAD (エイビーロード)』 トルコ・イスタンブール・グルメの現地ガイドとして情報発信中!

(2015年11月15日掲載)

3年間の結婚生活を経て、有難いことに子どもを授かりました。
日本の両親もとても喜んでくれ、いよいよ私も親になるのだと、幸せな気持ちで毎日が過ぎて行きました。

そんな時、入院中だった父の悲報を知らされ、妊娠経過に問題があり飛行機に乗れなかった私は、父の葬儀にさえ参列出来ませんでした。
トルコに来て8年目、その時に初めて、
“海外に住むということは、親の最期を看取れないかもしれない”
事なんだと思い知らされました。

思えば、親元を離れた事がなかった甘えっ子の私が、唐突にトルコに住み始め、やがて仕事を得、家族が出来、私の人生の基盤がどんどんトルコで築かれていった事で、気がつけば日本は近くて遠い国になっていました。有事の時すぐに飛んでいけない自分の状況と、遥か遠い日本との距離を恨みました。

父を失った同年、私は息子を出産しました。今でも、息子は父の生まれ変わりだと思っています。

仕事は妊娠しても続けていたのですが、子宮頸管無力症と診断されて小さな手術を受け、一時期は自宅安静だった事もきっかけとなり、妊娠後期にはトルコで2社目に勤めた会社を退職しました。

息子が15か月の時、ある日系企業で求人があると声を掛けてもらい採用が決定、のんびりグータラ主婦だった私が、再び社会復帰するチャンスがやってきました。
前の会社を辞めてから、しばらく専業主婦と言うものを体験しましたが、元々家事が苦手だったせいか、そこに喜びも見出せないまま、不毛な作業にくさくさしていました。
一方子育ては24時間待ったなし。仕事で忙しかった夫はあまり育児参加するチャンスもなく、私と子どもの二人きりの生活がこのまま延々と続くように思われ、社会からはもう必要とされていない気がして、滅入る事もよくありました。
そんな時の仕事のオファー。ちょっと早いかもしれないとは思いましたが、
「もう一度外に出て働きたい!」
と、チャンスに飛びついた自分がいました。

出社1日目。久々のスーツ、きちんと化粧もしてオフィス仕様の私がタクシーから降りる時、運転手さんが、
「お仕事お疲れ様です!」
と声を掛けてくれ、ああ、そんな風に見えるんだ私、また働けるんだと思うと、胸が一杯になったことを今もよく覚えています。

=続く=
 

タクシーにて。
▲(タクシーで) あの運ちゃんの一言は、忘れない。ジーンと目頭が熱くなり、頑張ろう!って思えた。

この記事をシェアする
  • LINE

お問い合わせはこちら

毎日留学ナビ 海外留学サポートセンター
東京カウンセリングデスク
東日本の方
0120-655153
お問い合わせフォームはこちら
新型コロナウィルス感染予防のためスタッフの交代出勤体制を導入しております。対応にお時間をいただく場合がございますが、何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。
月、火、木、金、第1・3土 10:00-18:00
3/24(木)より下記へ移転いたしました。また、8月の営業日は「東京カウンセリングデスクのご案内」にてご確認ください。

〒105-0004 東京都港区新橋1-12-9
ビジネスエアポ-ト新橋 (受付は7階)

毎日留学ナビ 海外留学サポートセンター
大阪カウンセリングデスク
西日本の方
0120-952295
お問い合わせフォームはこちら
新型コロナウィルス感染予防のためスタッフの交代出勤体制を導入しております。対応にお時間をいただく場合がございますが、何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。
月、火、木、金、第1・3土 10:00-18:00
※8月の営業日は「大阪カウンセリングデスクのご案内」にてご確認ください。

〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-5-6
桜橋八千代ビル6階